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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Rockin' London & New York

2010年10月04日 | Books


Rockin' London は、ちょっと前(1年半ぐらい前)に出た本。Rockin' New York は、ついこの前出た本。
London とNew York にある音楽に所縁の地を紹介した本だ。

”業界オヤジ2人が「うんちく」でナビする”の宣伝文句が示す通り、単なる所縁の地紹介にとどまらない深みのある本だ。
なんせ、その業界に属しつつ、駐在していたというのだから強い。うらやましい?
知られているようで、知られていない話がてんこ盛り。
洋楽ファンなら、楽しめること請け合い。

London 編は、もちろんBeatles 中心。New York は、JLの話も沢山出てくるが、Bob Dylan が中心だ。

DylanとBeatles が、初めてハッパを吸ったホテルとか、数々の伝説を残したライブ会場であるFillmore East や、エドサリバンショーが録画されたエドサリバンシアターとか、なかなかふらっと訪れただけではカバーしきれない情報が満載だ。どんどん所縁の地が失われていることも、本書で知った。

JLを射殺したチャップマンが、その数日前にサインをもらったダブルファンタジーのアルバムは、犯行現場に残され、警察に届けられたが、チャップマンが、所有権を主張し、まだ届けた人に戻っていないという。この時、当時テレックスで、この悲報を打電したのも著者という。我々は、それを日本のTVニュースで見た訳だ。

ニールセダカが歌ったオーキャロルは、この前来日公演で見たキャロルキングを歌った歌なのだそうだ。私にとっては、二ールセダカは、BCの人で、キャロルキングは、ADの人だったのだが、つながってしまった。

Bob Dylanの本名が、ロバートジマーマンとは知っていたが、その後何故Dylan になったか知らなかった。
サキソフォン奏者のディヴィッドアレンのつづり(Allen→Allyn)から、着想を得た。そして、ディラントーマスの詩を読んで、ロバートディランを思いついた。ところが、ロバートと言えばボビー。ボビーの名は多すぎるので、ボブディランに落ち着いたという。

他にも蘊蓄満載。
次に、ロンドン、ニューヨークに行く機会があったら、必ず持っていきたい本だ。
コメント
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