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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

私の古寺巡礼

2010年10月30日 | Culture・Arts

guitar今日は、台風通過予定ということで、ゴルフもキャンセル。朝10時に、竹内まりやさんのコンサートチケットが発売になったのだが、PCと、電話の両方で臨んだもののあえなく売り切れ。10時10分に、ネットが通じた時は、やったと一瞬思ったが、すでに売り切れ。プレリザーブも2回ともはずれ。プレリザーブでとれなければ、素人は、大概はGETできないようだ。拓郎もディランもとれなかった。拓郎は、その後、コンサート自体がキャンセルになっちゃったけど。



白州さんの本をもう一冊読んだ。恐れ多くも、"私の古寺巡礼"。本人が唯一の手掛かりだったと言っている"古寺巡礼"の、完全なパクリ。流石大物。”私の”を付ければ、何でもOK?

中身もよい。豊富な知識をひけらかすでもなく、でも、蘊蓄が存分。仏教に拘るわけでもなく、でも、仏像は、お寺で、見るべきだとのたまう。仏教も、神道も、日本の文化という観点から、偏見なく論じておられるのがいい。
冒頭の若狭の話から、ぐっと引きつけられる。

”旅というものは、出発点から終着点まに至るその間に味があるもので、たとえば、お寺を訪れるにしても、いきなり門前へ乗り付けたのでは、半分の興味もなくなる。”

いい言葉ではないか。

付録に、白州さんの年譜がついているが、すごい。お父さまは、樺山愛輔氏で、実業家兼貴族院議員。黒田清輝の"読書"や、"湖畔"は、樺山家の収蔵品だったそうだ。高校は、アメリカに留学している。もちろん戦前だ。白州次郎さんと結婚した時は、まだ19歳。今では、考えられないほどのお嬢様というか、波乱万丈の女傑というか。小さいころは、無口だったが、能を習ったり、乱読をしたり、変わった少女だったらしい。

”白州正子の作り方”なんて本、誰か書かないかな?今の世では、ありえない一生かな?私の祖母と同世代になる。

コメント
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