かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

八百長

2011年02月04日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan

ネパールの首相が決まったというニュースが流れた。



7か月前に、暫定首相の後任を決めましょうとしてから、16回も選挙をしたのだそうだ。
ちょうどその7ヵ月前に、ネパールを訪れていた。マオイストのデモ隊に遭遇したのだが、結局マオイストの推す首相は、脱落し、マオイストは妥協したようだ。のんびりしているというか、政治不在でも関係ないというか。どこかの国と同様、国民は政治に呆れてしまっているのだろうか。

大相撲で、また不祥事。それも、激震。
野球賭博は、無知で済んだかもしれないが、今回のは、根幹中の根幹。
今までも何回か騒がれたが、今回は、言い逃れようがない。
聞くと、”八百長”という概念は、相撲の世界にはなく、八百長を禁ずる規則もないのだそうだ。
まあ驚いてしまう。

前にヤバイ経済学という本の中で、シカゴ大学の著名な経済学者が、相撲の勝敗を分析したところ、八百長は、間違いなくあると断じたという研究があった。
今回の話は、”人間だもの”の範囲を越えてしまっている。

八百長の言葉は、八百屋の長ベーが、碁で、わざと負けて、相手のご機嫌をとったことから言われたと記憶する。その相手も、元力士てはなかったかな。

子供の頃、西鉄の永易投手の黒い霧事件があったことを思い出す。それだけ、子供心に記憶に残った情けない話だったし、大きな事件になった。
”巨人の星”にも、取り上げられたと記憶するし、それから派生して、左門豊作が、”ピンクの霧”事件に巻き込まれたトピックもあったように思うのだが、定かではない。

ただ、言えるのは、八百長があったら、それはスポーツではなく、客寄せの興行だということだ。プロレスは、真剣勝負に見えるが、ショーでもあると、皆思っている。相撲は、日本の国技であり、スポーツだと、皆思っている。
その信頼をどう取り戻すのか。

そういえば、シカゴにいた時、あのピートローズが、永久追放になった。八百長で、かつ自分の活躍する野球の世界の賭博だったから、たちが悪かった。

今回の八百長に関わった力士の永久追放は、最低限マストだろう。その他に何をすれば、納得が得られるのか。相撲の世界は、正念場を迎えている。
仏教が伝わる前の神代の時代から、あった相撲。子供のころから、慣れ親しんだ相撲。
なくならないで欲しいと思うのは、私だけではないだろう。

コメント
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