今朝、ネシアから帰ってきた。
順調ではあったが、いつもながら、寝る時間がほとんどない。
ということで、1日眠かったのだが、せっかくの日曜なので、上野に行ってみた。
桜は、ほとんどまだ蕾だが、すっかり花見体制は整い、早くも、人が出ていた。
パンダ公開も再開し、平和な光景が広がっていた。
ヘブンアーティストさんも、パフォーマンス中。
なかなか芸術的と思ったが。
今日の目当ては、東京都美術館で開催されている世紀の日本画展。
日本画というのは、黒船来航以来入ってきた洋画に対する概念と思うが、江戸時代までの日本画と違う、洋画との融合を求め、大きな葛藤があった。
それを率いていたのが、岡倉天心の理想を具現化した日本美術院。
日本画の歴史は、日本美術院の歴史と言っても過言ではない。
その代表的な画家の、代表的な絵が、厳選され展示されている。
見ごたえ十分。日本画って何?という人は、ぜひ訪れていただきたい。
ファンの平山さんの作品は、2作展示されていたが、その中の、絲綢之路天空は、平山さんの絵が好きになったきっかけになった絵だ。
現物を見たのは初めてだったが、意外と小さい絵の中で、砂漠の中を、とぼとぼと歩を進めるキャラバン隊が、描かれている。
この絵がシルクロードブームのきっかけになり、文化、歴史、そして芸術の世界に大きな影響を与えたと言えるだとう。
いいか悪いかは別にして、平山さんが、絵画界で、力を持ったことは、日本画の世界に確たる方向を与えた。
ミュージアムショップで、中川政七商店さん作成の、こけししおりを見つけたので、ゲット。
マグネットで挟み込む方式で、裏にもしっかりデザインされている。”春を届けよう”プロジェクトの一環で、一部被災地の支援に充てられるという。
嬉しいことだ。
春は、近い。