かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

「神と鬼のヤマト」誕生

2014年03月04日 | Books


関裕二さんの新書シリーズが出ている。
新史論/書き替えられた古代史シリーズ。
その第一巻が、本書。

関裕二さんの本は、何冊読んだだろうか。
書き方が、ドラマティックで、推理小説チックで、楽しい。
自ら、歴史作家と称しておられるので、古代史研究家ではなく、あくまでも作家という立場で多くの本を著してこられたし、これからも楽しませてくれるのだろう。

本シリーズは、記紀が、いかに真の古代史を闇に葬ってきたかを、暴こうというか、推理しようとした気合の入った本だ。

かつての研究書を踏まえつつ、出雲や、纒向での新たな発見から考察を広げ、独特の古代史観を展開されている。
纒向の規模が巨大なのに、奈良盆地の東端に位置していること、物部氏と、出雲の関係、初期の鉄器の広がりが、北九州に集中していること、これらのfactから、邪馬台国から、ヤマト建国への流れを大胆に推理する。
これは、文句なく面白い。
現在、第二巻を読んでいるところ。
古代史ファンに絶対お勧め!
コメント
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