
先日ジミヘンのサインをゲットした話は、した。
そして、主な音源は持っているものの、体系的に彼の人生を俯瞰した書を読んだことがないことに気づき、ちょうど本書が書店に並んでいたので、ゲット。
なかなかの本だった。
よくわかったのは、彼は、ビートルズで言うようなブライアンエプスタインや、ジョージマーチンのような人が周りにいなかったため、全部自力でのし上がったということだ。
しかも、アメリカ時代は、セッションバンドのようなものに属し、自分がトップになることはなかった。彼が主役になるのは、ロンドンに渡ってからで、それから亡くなるまで、たった4年。
凄い、ローラーコースターのような人生を送ったのだった。
サージェントペパーズを3日でコピーしたのは、イギリスに渡ってから、1年後のことだ。
著作権の管理も、コンサートのスケジュールも、レコーディングも、行き当たりばったりで、その結果、彼に対するストレスは、巨大なものになっていった。
そして、いってしまった。
その短いの中での名曲、名演の数々。
ありえない!
本書を片手に、名演をもう一度振り返ってみたい。
聞き逃しているものが、きっとあるはずだ。