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本書は、出たばかり。
内容の割に、値段が高いのが玉に瑕だが、面白い。
ザ・ビートルズをキャデラックに乗せたお父さん(ご存命)から聞いた話を1冊にまとめた本だ。
なぜ、ピンクのキャデラックになったのか、なぜ窮屈そうに4人が乗っているのか、ジョンがホテルを抜け出して、骨董店にいった話は、有名だが、あの厳重な警戒下で、なぜ骨董店に行けたのか、など謎の答えが次々と明かされる。
まだまだ戦後まもない頃だからこその逸話の数々。
極めて貴重な来日時の秘話だ。
当時のリアルな時代感も楽しい。
お礼にブライアンから4人のサインが送られて来たそうだが、鑑定団に出したら、何と、別人のサインだったという。まぁ、よくある話?
たぶん、ニールアスピナールによるものだろう。
直接もらったサインもあるというが、こちらの方は、写真不掲載。
唯一、本書の残念な点だ。
数十分で読める。
ということは、立ち読みでも済んでしまうが、著者に敬意を表して、ビートルズのコアなファンは1冊いかが?