かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

唐ごのみ&渡辺貞夫「PEACE」

2024年12月21日 | Music


今日は、午後になって、ちょっと雲が出て来た。
風も強く、寒くなってきた。
まず、昨日飲み会の前に行った、三井記念美術館の”唐ごのみ”展の話を。



三井家に伝わった唐時代に関連するお宝を一挙公開?
この国宝雪松図は、唐とは関係ないが、年に一度のお披露目。
私は、2回目かな?
江戸時代の円山応挙の作品。



白い雪に部分は、下地の紙の色をそのまま生かしている。



麝香猫図。
徽宗の作というが、(伝)とついている。
唐に絡んだ書画の展示だが、画の方は、ほどんと(伝)が付いており、後の時代の模写であるものが、かなり含まれているとのこと。
ただ、その真否は、確定したものではなく、三井家は、それもわかった上で、大枚をはたいて、収集を続けた。
これだけの作品群を維持し続けた三井家の財力は、いかほどのものであったか。

一方、書は、拓本が中心だが、出自が明らかになっているもが多く、大迫力。
初っ端の顔真卿の楷書にノックアウトされる。
7世紀、唐のど真ん中の時代に、これだけ、見事な楷書が完成していたのだ。
王羲之の蘭亭序も展示されているが、多数の模写が存在しており、1人で、200の模写を収集した猛者もいたそうだ。
興味深かったのは、石鼓文で、戦国時代(紀元前5~4世紀)の原始的な感じが残されている。
ほとんどまだ象形文字。
古筆手鑑の中にも、中国伝来のものが。
ということで、中国の書画の流れを知ることができる好展示。



久し振りに丸の内にも寄った。
OAZOは、ツリーを辞めたのか?



東京駅の夜景は、見事。
渋谷、新宿とは、全く別の姿を見せる。



夜は、ナベサダ。
最近よく行っているような気もするが。
会場は、地元関内ホール。



PEACEと題されているが、この曲時代は、ウクライナ侵攻以来ずっと演奏されていて、今日もオープニングで演奏された。
6年振りの新アルバムのタイトルでもある。



2部構成で、前半は、いつものカルテット。
後半は、久しぶりに、ストリングスを入れての演奏だった。
前半は、いつも演奏する曲が多かったが、このメンバーだと、より一体感がある。
後半は、本コンサート向けの曲が多かったが、ストリングスが入ると、より優雅な印象を受ける。
バラードにストリングスは、わかるが、陽気な曲にストリングスを入れる場合、編曲がたいへんだろう。
当たり前だけど、完成度の高いコンサート。
ナベサダさんは、今年最後という。
美しい音色に酔いしれた。

メンバーは以下

渡辺貞夫(sax)
ラッセル・フェランテ(p)
ベン・ウィリアムス(b)
竹村一哲(ds)
押鐘貴之ストリングス

セトリは、以下
第1部
PEACE
BUTTERFLY
ONE FOR JOJO
I CONCENTRATE ON YOU
TREE TOPS
ONLY IN MY MIND
I'M A FOOL TO WANT YOU
TADD'S DELIGHT
第2部
EASY TO LOVE
JUST FRIENDS
I FALL IN LOVE TOO EASILY
IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
CYCLING
SAMBA EM PRELÚDIO
MANHATTAN PAULISTA
SONHO DE NATAL
アンコール #1
HARAMBEE
アンコール #2
POR TODA A MINHA VIDA




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