アジア三国志のビル・エモット氏の講演を聞く機会があった。
予想以上の紳士で、尖った発言を期待していた向きにはやや迫力不足?
でもやっぱり、今後の景気回復を引っ張るのは、中国とインド?
国立博物館から、10年前に行ってそれっきりのワットポーに向かった。その途中には、バンコックの一番の見どころかもしれないワット・プラケオと王宮がある。今回は、パス。my homepage にレポートはある。
そこからワットポーに向かうのだが、出店がいっぱい。しかも、碌なもの(私の目から)がない。
そうこうしている内に、ワットポーに着いた。バンコック最古の寺院。ラーマ一世により創建された。最大規模でもある。
このお寺で有名なのは、もちろんこのリクライニングブッダ。高さ15m、長さ46m。巨大かつピカピカだ。
とにかく長ぁぁぁいお胴だ。
足の裏も最大級。もちろん扁平足で、バラモン教の神秘が、108の螺鈿画で描かれている。
お堂の中の壁画も立派なものだ。
いただいたコインの数が、お布施用のお鍋と同じだったら、ビンゴなのだが、そううまくは、いかない。
これは、本堂だが、リクライニングブッダの人気には及ばない。
歴代王が、この仏塔の下で、眠っている。
ということでバンコックに来たら、是非訪れたいお寺である。
あのボキッボキッのタイマッサージの老舗としても有名である。

バンコックの話がまだだった。
今回着いたのは、スワンナプーム空港。前回バンコックに来たのは、2006年8月だから、この空港が開港する寸前だったわけだ。
流石に立派である。空港のイミグレの前では、このGATEKEEPERが迎えてくれた。

空港とダウンタウンを結ぶ鉄道も開業寸前のようで、何台も試運転中の車両を見かけた。

バンコックには何回か来たが(my homepage を見てね)、国立博物館には行ったことがなかったので、まず最初に行ってみた。
正直、入口に最も近い建物の展示は、ちょっと違うなと思った。特に、冷房が効いている中央の立派な部屋とそれつながる奥の展示は、近代のものが中心だ。
見どころは、その建物の奥の、両脇にあるあまり冷房の効いていない中途半端に古い建物の展示だろう。
仏像の歴史(南伝仏教)を、仏像のなかった時代のものから、順に見ることができる。地域もインドからインドネシアまでと広大だ。
これらの仏像を見ると、私の美的感覚では、クメール時代のものがやはり一番と感じられる。もちろん人それぞれだろうが。
そして、このクメール様式の仏像が、今のタイでもたくさん発掘されていたことがわかる。これが、タイと今のカンボジアの、ぎくしゃくした関係に影響を与えている。
特に国境地帯の遺跡では、勢力争いもまだ起きている。
そんなことは、さておき、ここでじっくりと仏像の歴史に思いを馳せよう。
クメール以前のタイの仏像の展示もあるが、正直よくわからない。逆に、スコータイのものは、やや華美な感もあるが、それはそれで美しい。
ただ今!
今回は、シンガポールと香港に行ってきた。
これから、しばらく日本で落ち着ける見込みだが、どうなることやら。
シンガポールでは、先週末に雷に打たれ、修理中のマーライオンを見てきた。
さすがに、本物のマーライオンを見ている人はなく、マーライオンの後ろで、なぜか後ろを向いているミニマーライオンの方に人気が集まっていた。
微笑ましい風景ではある。


ハッピーバレー競馬場。香港の中央部から、小山を越えたすぐのところにある。朝、訪れてみたのだが、解放されているようで、青々とした芝生に囲まれたトラックで、ジョギングをする人々が見られた。

周りの小山には、今にも折れそうな高層ビルが並んでいる。

今回泊まったホテルの前には、コーズウェイベイのビクトリアパークがあった。市民の憩いの場になっている。

噴水の周りでは、いろいろなグループが太極拳らしきものに取り組んでいた。
ということで?また明日から、国外。しばらくお休み。すんまへん。

歌舞伎座や、中央郵便局など、古い歴史のある建物の建て替えが物議を醸しているが、このような新たな不思議な空間を作り出せるのであれば、それも一考という気もしてくる。

上海博物館を少し西に行くと、上海展覧中心なるスターリン風の建物があった。たぶん共産主義時代(今もそうか!)の遺物なのだろうが、今もいろんな行事に使われているようだ。
その一本北を並行する道路は、南京西路と呼ばれる、上海随一の繁華街だ。

暗くてよく見えないが、ちょっと雑然とはしているものの、有名ブランド店が立ち並ぶ。

ファンケルもあった。
ということで、短いけど、上海の話は、とりあえずおしまい。