かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

熊野古道を歩く

2014年03月26日 | Other Western Japan


次回の国内は、熊野か、吉備ぐらいと目算を立てている。まだ、いつ行けるかわからないが。

そういった中、本書が出た。
熊野古道については、多くの本があるが、最新版ということで、ゲットしてみた。

元、和歌山県立博物館学決A現在早大准教授の方が書いた本だ。
旅のお供というには、ちょっと細かすぎる感じもするが、熊野古道とはどのようなものかの概要がわかってきた。

元々、熊野古道は、神話の世界と思ったら、そうでもなくて、奈良時代の修験道から始まったもので、一番盛んだったのは、平安時代後期の天皇家による熊野詣での頃だったという。
本当に、遠路はるばる何回もお参りした記録が残されている。途中で、歌会なども催され、その時の記録も残っている。
そして、お伊勢参りが盛んになり、やや廃れたものの、綿々と続いて、今にいたってという。
平安時代の熊野詣では、京都・大阪から始まり、紀伊路を下るルートがほとんどだったのだという。もちろん、伊勢路、吉野経由もあるのだが、それこそ修験道の道で、紀伊路が通常だったのだ。
そして、途中に王子と呼ばれる社が、延々と続いており、その社も、記録によると微妙に変化していったらしい。

本書は、紀伊路を中心に、なるべくかつての熊野古道を歩き、史料と比べながら、分析している。伊勢路をイメージしていたので、ちょっと意外だったが、どんなものかは、大体わかった。
王子が、数多く残ってはいるものの、特定しきれないものも多く、多くの災害、特に豪雨で、かつての様子が大きく変わってしまっているところも多い。

そういった意味で、熊野古道は、ずっと連なる道というよりは、断続的に残っている道のようだ。しかし、長い間修復が続けられ、原型をとどめているところも多い。

本書は、地図の方も、断片的で、旅のガイドブックとしては使いにくいが、もう一冊、もっと単純なノウハウ本をゲットして、2冊片手に熊野路を巡る日が来るのを、楽しみにしている。
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ネシア総集編 全一回

2014年03月25日 | Singapore・Malaysia・Indonesia
昨日紹介した武井武雄さんの企画展が、日本橋高島屋で、開催されるそうだ。
岡谷まで行かなくても、見れるので、興味のある方は、どうぞ。



今回の(も?)インドネシアは、短期間だったのだが、ちょっとだけ、ご報告。
ホテルからの眺め。
街の発展は、続いているが、インフラの発展のスピード感はない。



訪れた工業団地。
団地内では、最新の設備を備えた工場が、多くあるが、一歩はずれると、昔から変わらない暮らしをしている人々が多く住んでいる。
一家に、水牛一頭?



ゴルフは、ジャカルタ郊外のボゴールの、山に入ったところにあるので、ちょっとトリッキー。
といっても、昨年は、どうにか乗り切ったのだが......

奥に見える御殿は、シェラトンホテル予定地。
まだ、建設再開=オープンの目処は立たないというが、これだけ、ネシアもリッチになっているので、どうにかなるのではないかと、勝手に思ってしまう。
行った土曜は、高原に向かう車で大渋滞で、反対車線を封鎖をして、車を流していたという。



帰りの空港に向かう途中に、グランドインドネシアというショッピングモールに寄った。
インドネシア初の日式カレーということで、評判になっているのか、中途半端な時間にかかわらずローカル中心に結構客が入っている。
ハラルの店ではないが、流石に豚はダイレクトには使ってないようだ。
フィッシュフライカレーをいただいたが、味は、グー!



同ショッピングモールには、有名ブランドがずらり。
日本人よりも、ネシア人がリッチになる時代が近いのか?
上海のように。
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武井武雄の本

2014年03月24日 | Culture・Arts



武井武雄さんのことを知っている方は、どれほどいらっしゃるのだろう。
私は、たまたまこけし好きの関係で、知り、岡谷のイルフ童画館まで行ってきた。
そしたら、何と別冊太陽の本が出た。
すばらしい本だ。

あの幅広い活動をされた武井武雄さんの作品を、網羅的に取り上げてくれていて、武井さんの発想の凄さ、それを実現する粘り、独りよがりにならない芸術性。
何をとっても、真似できない。

童画が中心だが、刊本(200部限りの創作本)、カルタ、トランプ、玩具、蔵書票.....
自転車の遠乗り会のメンバーでもあったという。
疎開中、こけしの収集品をすべて失った。
戦時中に、東京大空襲の絵も描いている。
武井さんの悲しみは、どれだけ大きかったことか。

郷土菓子図鑑も面白い。

武井さんを知らない方は、まずはぺらぺらめくって見て欲しい。
そして、面白そうだったら、どうぞ。
その多彩な作品群に釘付けになること、間違いなし。

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世紀の日本画展(後期)

2014年03月23日 | Culture・Arts

今朝、ネシアから帰ってきた。
順調ではあったが、いつもながら、寝る時間がほとんどない。
ということで、1日眠かったのだが、せっかくの日曜なので、上野に行ってみた。



桜は、ほとんどまだ蕾だが、すっかり花見体制は整い、早くも、人が出ていた。
パンダ公開も再開し、平和な光景が広がっていた。



ヘブンアーティストさんも、パフォーマンス中。
なかなか芸術的と思ったが。



今日の目当ては、東京都美術館で開催されている世紀の日本画展。
日本画というのは、黒船来航以来入ってきた洋画に対する概念と思うが、江戸時代までの日本画と違う、洋画との融合を求め、大きな葛藤があった。
それを率いていたのが、岡倉天心の理想を具現化した日本美術院。
日本画の歴史は、日本美術院の歴史と言っても過言ではない。

その代表的な画家の、代表的な絵が、厳選され展示されている。
見ごたえ十分。日本画って何?という人は、ぜひ訪れていただきたい。

ファンの平山さんの作品は、2作展示されていたが、その中の、絲綢之路天空は、平山さんの絵が好きになったきっかけになった絵だ。
現物を見たのは初めてだったが、意外と小さい絵の中で、砂漠の中を、とぼとぼと歩を進めるキャラバン隊が、描かれている。
この絵がシルクロードブームのきっかけになり、文化、歴史、そして芸術の世界に大きな影響を与えたと言えるだとう。
いいか悪いかは別にして、平山さんが、絵画界で、力を持ったことは、日本画の世界に確たる方向を与えた。



ミュージアムショップで、中川政七商店さん作成の、こけししおりを見つけたので、ゲット。



マグネットで挟み込む方式で、裏にもしっかりデザインされている。”春を届けよう”プロジェクトの一環で、一部被災地の支援に充てられるという。
嬉しいことだ。

春は、近い。

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ネシア最終日

2014年03月22日 | Singapore・Malaysia・Indonesia
今日は、早くもネシア最終日。

午前中、ジャカルタ郊外のボゴールにあるゴルフ場でプレイ。
苦労した。

午後は、ジャカルタど真ん中のショッピングモールにあるココ一番で、日式カレーをいただいた。
ルーの味は、日本と変わらない。
ハラルではないが、トッピングは、日本と違い、今日は、魚フライカレーをいただいた。
おいしいし、インドネシア人で、賑わっているのが、嬉しい。
明日の朝には、帰国予定。



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