かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

上州古墳巡りその5 八幡観音塚古墳

2015年05月21日 | Other Eastern Japan


上州古墳巡りの最後に訪れたのが、本の順序通り、八幡八幡塚観音古墳。
八幡八幡神社が近くにあったのだが、諦めて、古墳のみ訪問。
近くに立派な博物館があり、副葬品などを直に見ることができる。
また、石室内を見るための、懐中電灯も気軽に貸してくれるので、古墳に行く人は、最初に訪れることを、お勧めしたい。



あまり整備されておらず、古墳の辺沿いに、道が作られている。
台が築かれ、その上に、古墳が築かれたようなデザイン。
だから、2階建てのように感じる。



一見、普通の山。



様々な石碑が残されていたが、江戸時代のものだった。



ここが、石室入口。
後円部の横に掘られている。



誰が、穴を見つけたのか知らないが。



石室への道は、結構長い。



石室に入ったらびっくり。
大きな石を積んで作られている。
これだけ、頑丈に作られたから、しっかり残ったのだろうが、これだけのものを造る労力はいくばかりか?
奈良にあるものとも十分張り合える。
最大のものは、推定50t!

ここで、見つかった副葬品は、かなりものものが、重要文化財に指定されており、隣の薬物感で、現物と、復元品が、並んで展示されている。
韓国の影響も、かなり感じられる。



石室から、外を、臨んだところ。
新緑が美しかった。



後円部の頂上にあった祠。
やはり、江戸時代のもののようだ。



前方部を見下ろしたところ。
最低限の整備しかされていない、古墳らしい古墳だった。
副葬品が、まとめて残されていて、すばらしい。
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上州古墳巡りその4 綿貫観音山古墳

2015年05月20日 | Other Eastern Japan


保渡田古墳群から、30分弱で、綿貫観音山古墳に着いた。
ザ・古墳という感じ。
一応、案内所があるが、プレハブで、住宅地に囲まれたロケーション。



石室も、覗けるようになっている。



この石室から、法隆寺近くにある藤ノ木古墳で見つかった副葬品に匹敵する副葬品が発掘された。
ここで見られるないのは残念。
県立歴史博物館で、展示されているという。



後円部から、前方部を見下ろしたお馴染みのアングル。



前方部と後円部の高さは、あまり変わらない。



ということで、周りに、何もないが、古墳らしい古墳だった。
しっかり、古墳を、維持されている地元の方々の熱意を感じる。
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上州古墳巡りその3 保渡田古墳群薬師塚古墳

2015年05月19日 | Other Eastern Japan


保渡田古墳群で、最後に訪れたのは、薬師塚古墳。
と言っても、結構わかりにくい。
まず、目に入るのが、土屋文明記念館。
巨大な建物で、びっくり。



手入れもよく行き届いているが、来訪者がそんなにいるのだろうか?



そして、古墳らしきものに近づいたが、あったのは、浄土宗のお寺。
せっかくなので、お参りしてきた。



さらに進むと、薬師塚古墳の看板があった。
やはり、この小山が、古墳だったのだ。
後円部の頂上にも、建物が建っている。



全体は、こんな感じで、言われないと、古墳とは気づかない。
このように、忘れられていった古墳は、数知れないだろう。



最後に、博物館へ。
立派な博物館で、本遺跡の成り立ちが、ビジュアルに展示されている他、発掘物も、丁寧に展示されていて、よくできている。
埴輪の展示が特に、興味深かった。



保渡田古墳群は、うまくまとまっているので、コンパクトに、古墳の楽しさを満喫できる。
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上州古墳巡りその2 保渡田古墳群二子山古墳

2015年05月18日 | Other Eastern Japan


二子山古墳は、保渡田古墳最大の古墳。
葺石は、施されておらず、この時期、新緑に覆われている。



後円部を正面から臨んだところ。



発掘調査が行われ、石館、副葬品が発掘されているが、埋め戻され、その発掘物の原寸大写真が、後円部の頂上に展示されている。
ずいぶん立派な石館である。
権力の大きさ、大和政権との関連を想起させる。



前方部を見下ろしたところ。



この古墳にも、中島があった。
他の地域にも、このような古墳があるのだろうか?
背景の妙義山が美しい。
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上州古墳巡りその1 保渡田古墳群八幡塚古墳

2015年05月17日 | Other Eastern Japan


今日は、天気最高。
ということで、前、楽しい古墳案内という本を読んで、一度は、行きたいと思っていた、群馬県の古墳群に行ってみることにした。
埼玉古墳群で、東日本にも、大きな勢力があったことが理解できたが、上州にも、同様の古墳が多く残されている。
その代表格が、この保渡田古墳群だろう。
そして、その中で、一番整備されているのが、八幡塚古墳。
全て、復元されており、特に、並べられた埴輪群は、発掘記録から、再現されたもので、当時の姿を彷彿とさせる。
埴輪の現物は、となりの博物館で、見ることもできる。



珍しかったのは、右下に見える中島と呼ばれる、掘に浮かんだように見える4つの島。
と言っても、水が張られていた形跡はなく、溝に4つの台があったことになる。
この目的は、よくわかっていない。



後円部から、前方部を見下ろしたところ。
ロケーションがすばらしく、浅間、妙義、榛名などの名山が一望にできる。
榛名の噴火により埋もれた当時の王の邸宅跡が、上越新幹線の建設で、見つかり、このあたりの、当時の人々の様子の全体像が掴めるようになった。



後円部の地下も見れるようになっており、石館が発掘された当時そのまま展示されている。
西日本にあるものと同じ類のものである。



当時、王の墓を、周りの山々が一望にできる最高のロケーションに造ったということなのだろう。
発掘物からは、韓国の影響も見られる。また、鋳型で造った馬具も見つかっているが、これも極めて珍しいものという。

電車も道路も便利になったので、是非、訪れたことのない方は、どうぞ。
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