かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

星加ルミ子 トークショー

2017年06月20日 | The Beatles



今日は、飛び込みで、星加ルミ子さんの、トークショーに参加。
中華街にある小さなスペースで、客も、15人ぐらい。アットホームな雰囲気の、和やかなイベントだった。
李世福さんというギタリストの方のスペース。
李さんは、1970年のジミヘンのコンサートを見た強者だそうだ。
MCは、李さんのお仲間の前田健人さん。



前半は、最初にビートルズに会った時の話中心で、聴いたとこがある話がほとんどだったが、やはり当時の空気の中にいた人の話には、重みがある。
星加さんでなければ、なしえなかった偉業と言っていい。
本物の日本刀を、機内持ち込みで、ハンブルグ、パリと、6回通関して、無事ブライアンエプスタインに贈呈し、気持ちを動かしたこと、30分の予定が、3時間もインタビューできた話、当時、FAXすらない中、記事を、ヒースローのスッチーに預けて、見事早期掲載できた話。
偉業だ。
それが、来日公演につながり、ヨーコにつながり、ポール、ジョージ、リンゴの、日本好きにつながっていった。
当時、エブスタインですら、日本の事は、ほとんど、知らなかったという。
日英同盟を、結んでいたのに。WWⅡを、戦ったのに。



後半は、もっと、ばらけた話。
ブライアンジョーンズと電話で話した話とか、ジミヘンにあった話は、初めてだったように思う。
ストーンズと1ヶ月間、ジャマイカで、滞在取材。ただその後に予定されていた1972年の来日公演は、ビザが降りず、キャンセルになり、その取材価値も半減になってしまった。
客の中に、その来日公演チケットを持っていた人がいてびっくり。既に、SOLDOUTだったのだという。
当時、巨泉さんや、おひょいとやってた、ビートポップスの話は、面白かった。
巨泉さんは、生放送中、馬券を買っていたという。
星加さんは、舞妓姿で、寸劇をさせられたという。
黒柳徹子の時代に近い。
これもやはり客の中にその撮影に客としていて、いっしょに番組内で踊ったそうだ。
当時まだ大きかったアメリカの米軍基地からもたくさん見に行った人がいたという。



最後に、最新本へのサインをいただき、ツーショット写真も、撮っていただいた。
横浜のスモールスペースならではの、貴重な体験だった。

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ERIC CAPATON LIVE IN SAN DIEGO

2017年06月19日 | Music


本BDは、ネットで見つけて、今は、なきJJ CALEが出ているということで、ゲットしていた。
ちょっと見ないでいたのだが、やっと見た。

見っけものだった。
ECの来日の時は、1999年の公演以降は、必ず行っていると思うのだが、その内唯一2回行った2006年ツアーのメンバーとほぼ同じで、曲も、JJ CALEとのアコギコーナー以外は、かなり被っている。
唯一2回行ったということは、それだけ、すばらしかったかに他ならないが、曲目がいいのと、デレトラックスと、ドイルブラムホールⅡという強力なギタリストを従えてのツアーだったからだ。

申し訳ないが、それから、10年近く経って、ECも70を越え、かなり丸くなってしまったように思う。この当時は、まだその気配はなく、逆に61歳のECは二人からの刺激を受け、やや若返ったようにも感じたものだ。

単に、デレク&ドミノス時代の曲が、たっぷり聴けたのがよかったのかな?

いずれにしても、70歳バースディコンサートの映像と、本映像を比較して、前者に軍配を上げる人はいないのではないか?
付録の、リハーサル風景も、良い!
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ポール・マッカートニー ポスター

2017年06月18日 | The Beatles

今日は、ゴルフだった。
途中から、土砂降りになったが、一応競技だったので、完走。
でも、スコアは、当然見る影もなし。



4月のポールの来日は、4回のコンサートだったが、東京だけだったためか、あっという間に終わってしまったような感じもする。
その4日間皆勤賞で、お土産もたくさん買った。
その中で、ポスター2枚ご紹介。

これは、ドームバージョン。
外のグッズ売り場は長蛇の列だったけど、ドーム内の小さなグッズ売り場でも売ってて、あっさりゲット。
日の丸をバックにしたデザインで、この白いシャツと、シャウトもお馴染みのポーズだ。



そしてこれが、武道館バージョン。
こちらは、案の定売り切れで、そこで、申し込んで、郵送で送られてきた。
郵送料、顧客負担とされていたが、着いたらキョードー東京負担に変更になっていた。
とりあえず、感謝。
両方とも三々サイズだったので、額が、店頭には並んでおらず、特注で、やっとできて、額装できた。
このサイズ、いつもそうなのだが、海外でポピュラーなサイズなのか。
日本では、普通にはフレームを入手できない。
以前は、デパート経由で、額装していたのだが、高いので、額だけ、注文することにした。



これは、2015年の武道館公演の1ショット。
ほぼ同じで、この時の写真か?

でも、これ、パフォーマンスの一環で、どこでもやってはいたんだよね。
今回のツアーでは、このシーンはなかったようにも思うけど。

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金沢文庫

2017年06月17日 | Yokohama ( Japan )


今日は、梅雨とは思えないいい天気。
基本的には、家事にいそしんだが、ちょっと金沢文庫にも。
称名寺は、いつもすばらしい。
武士の時代にも、平安の文化が生きていたことがよくわかる。



凛々しい。



そして、目当ての金沢文庫。



金沢文庫は、北条実時の時に作られたが、その後、荒廃し、実態がわからなくなっていた。
ところが、称名寺にしっかり保管されていて、とんでもないお宝も。
昨年一括国宝指定された。
正倉院と同じ扱いだ。
そして、その代表的なお宝が展示されている。

元寇の最中、この金沢文庫は作られた。
それから、700年経った今、まだこの姿を残していることは、奇蹟だ。
中国にも残っていない貴重な文書がここに残されている。



紫陽花の名所ではないのだが、一応あったので。
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公開定例会:スタジオ・レコーディングの世界

2017年06月16日 | The Beatles



今日は、久しぶりに渋谷アップリンクで、藤本さんの企画に参加。

豪華メンバーで、川原伸司さん、杉真理さん、松尾清憲さんと藤本さんの座談会形式。
このメンバーで、公開座談会の他、プライベートの飲み会もやっているとのことで、かなり深い内容の座談会だった。
なんせ、70年代から、日本のポップスを引っ張ってきた張本人達が、インサイダーな話を目一杯してくれるのだから。

話は、あまりにも多岐に渡るので、その中でも興味深かったエピソードを。

今回のサージェントペパーズの評価は、極めて高い。
当時、ビートルズは、モノ中心に作っていたから、ステレオ版の左右の分け方は、かなりいい加減。
それを、今回一番最初のトラックまで遡って、モノの出来を参考に、完璧なステレオ版を作り上げた(ちなみに音源は、予備テープの方が、使用回数が少ないため、音がいいそうだ)。
ボーカルの位置も、楽器の位置も、音程も変えている。
川原さんは、テンポの微妙なずれも、完璧に直したのでは?と、おっしゃっていた。
コーラスの凄さも、浮き彫りになった。
マーティン二世の貢献はすばらしい。
アウトテイク版も改めて、すばらしい発見が多数できる。
日本で、モノが出なかったのは、当時のレコード会社は、全て電気会社の傘下で、よりいいステレオを売りたいメーカーの意向があった。

ペットサウンズの影響は、明らか。当時のビートルズは、人気が落ち目になりかかるところで、次の方向感を定めかねていた。
サージェントペパーズが、たまたま世の中の流れのど真ん中にはまって、時代が経つにつれ、評価が上がっていったというのが正しい。
当初の評価は、それほど高いものだったとは言えない。

いえろーさぶまりん音頭は、大瀧詠一さんが、以前作っていたものを、もっと有名な曲で、ということで、できた企画。
最初、山田邦子を予定していたが、大御所に歌わせないとということになり、金沢明子になったという。

ピンクレディのペッパー警部は、元々は、サージェントペッパーという題名の曲だったが、日本人にわかりにくいということで、題名を変更したのだという。
歌詞は、昔のおまわりさんの歌の、リメーク。
これの仕掛け人も、川原さん。
すごい人だ。

最後は、サージェントペパーにペニーレインと、ストロベリーフィールズを入れて、2曲抜くとしたらどういう曲を選ぶかという企画。
ばらつきはあるものの、ポールの曲が多いので、その辺が入れ替わられる候補になった。

ホワイトアルバムを1枚にしたら?という企画もあったが、これは、結構、意見がまとまった。
ということは、アウトテイク集が今のように気軽に世に出せる時代だったら、1枚で出して、後はアウトテイクに回した方が、ますます評価が高くなったのかもしれない。

とにかく、プロ中のプロによるプロフェッショナルな座談会で、聴き応えがあった。

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