寒い!
LITTLE PEOPLE は、アメリカのトイメーカーであるフィッシャープライス社(Mattel社の子会社となっているが、昔からそうだったか?)の小さな人形のブランド名。
そこから出たのが、ビートルズのイエローサブマリン人形。
昨年出たばかり。
何てことのない商品だが、50年以上も前の1アニメ映画のキャラクターが、子供達向けの商品になるなんて、嬉しいではないか。
見ての通り、左から、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ。
これまでのイエローサブマリン関連人形より、さらに画一化されている。
対象年齢は、1歳から101歳まで。
長寿の世の中だから、120歳までぐらいにしないと。
ちゃんとした、ビートルズの公認商品。
ビートルズは、時代を超えた、年代を超えた、普遍的な存在になっている。
このおもちゃで遊びながら、Yellow Submarineを聴いている子供たちが、また次の時代にビートルズを繋げていく。
先週末に、冬物をクリーニングに出したことを後悔した。
本書は、書評に載っていたので、読んでみた。
ちょっと、イメージとは違っていたけど、まぁまぁ面白かった。
建国神話が、明治維新以降、どのように取り上げられ、教育に組み込まれ、WWⅡにまだ影響を及ぼすに至ったかを、さまざまな資料を駆使して調べている。
結論は、後書きにあるのだが、”やはりウソは良くない”ということ。
今の政権に聞かせたいが、建国神話が事実とされ、教育に組み込まれ、日本がWWⅡに突き進み、大敗戦に至った一つの要因になっていった様子がよくわかる。
私が、建国神話なるものと意識したのは、小学校の時、建国記念日が制定された時だろう。
戦前は、紀元節といって、大きなお祭りだったらしいが、本書を読むと、国民は意外と冷めていたらしい。
特に2600年祭はすごかったようだ。しかし、その後の軍国主義化で、誘致が決まっていたオリンピックも、万博もパーになった。
要するに、明治維新以降、天皇の神格性を維持強化するために、建国神話が利用され、どうみても荒唐無稽な部分があるのにもかかわらず、事実は異なるという意見が言えなくなっていった。
その程度も、時代により、強弱があるのだが、日中戦争が勃発してからは、完全な言論封殺になり、敗戦の色が濃くなってからも、降伏が遅れて、日本はほとんど壊滅状態になった。
明治維新当初は、まだ建国神話は教育には組み込まれておらず、国史が科目に入った時から、少しずつ入ってくる。
天照大神(神)が天皇(人間)の先祖というのだから、教えるには苦労した。
その教え方の本や、教育勅語や(これも昨今話題になったが)など、その理屈を説明するためのさまざまな本が出て、(あれこれ議論するのではなく)それを覚えることのみが、重要視されるようになる。
当初は、まともな声をあげていた学者も、声を挙げなくなり、国民も、信ずる信じないは別にして、諦めムードになっていったという。
戦後もしばらく教育勅語が残っていたが、当然途中で、廃止。ところが、それが、新しい形で、復活して、読まれていたのが、森友だ。
今も独裁国家と呼ばれる国があるが、実態はどのようなものだろうか。
神話の話というよりも、国のあり方を考えさせられる1冊だった。
今日は、一日中雨。
梅雨みたいだ。
本書は、ファンクラブ経由でゲット。
UNCUT社は、他にもいろんなミュージシャン(ソロのビートルズを含む)を取り上げているが、本書はそのビートルズ版。
ビートルズの歴史に沿って、適度に写真、当時の音楽誌の記事、インタビューを取り混ぜて、バランスよいアレンジになっている。
解散後については、正式にリリースされたレコードを軸に、簡潔に解説している。
ついでに、ファンクラブ関連、メモラビア関連のページも。
ビートルズのレコードの値段の推移が載っているが、最初のアルバムのステレオ版が、14,994ポンドで取引されたとある。2014年のことだが、流石に高い。
ブッチャーカバーに至っては、2019年秋に30,000ドル!
メモラビアのところを読んでいたら、なんといつもお世話になっている方が出てきた。
メモラビアマーケットのことについて解説しているのだが、今探しているのは、ビートルズのビンゴセットだという。
見たことも聞いたこともないが、ライセンス商品として存在していたそうだ。
隅から隅まで読むというわけには、いかないが、なかなかの充実振り。
今日は、雨もぱらつき、やや涼しい。
一気に夏が来るよりは、このような日も交えて夏になっていく方がいい。
昨年は、ルーフトップコンサート50周年ということで(今年は、ルーフトップコンサートをハイライトにした、Let It Be 公開50周年)、関連の本が結構出た。
日本語訳を読んでいて、これがその原本と思って買ったら、違う著者の別本だった。
ファンクラブでサイン付きの本の頒布があったのでゲットしたのだが、重複しなくて、かえって良かった。
著者のKen Mansfield 氏は、アップル社の米国のマネージャーだった人。
アップル社設立以降、重要な役回りで、The Beatles は、Hey Judeの大ヒットを放った。
ルーフトップコンサートも見ており、その前後の経緯なども、詳しく書かれている。
写真に、白いコートで写っているのが、著者。
写真もプライベート写真も含めて、掲載されており、貴重。
4人とももちろんだが、裏方のMALとの仲が特によかったようだ。
ポール以外の3人が雇ったAlan Kleinと対立し、3倍の給料のオファーを蹴り、MGMレコードに移籍。
その後も、音楽業界で活躍を続けた。
文字数が多くて、しばらく読めないが、他の書も合わせて、いつかじっくり読みたい。
これが、サイン。
本誌の方にも印刷されたサインがあり、こちらの方がラフ。
メモ用紙は、出版社のもの。
Let It Be 関連は、そろそろ出尽くして、いよいよ映画と、新音源?
今日は、すばらしい天気。
ウォーキングしたら、金沢八景、房総の方まで見えた。
本書は、ファンクラブの紹介がなければ、出会わなかったろう。
Juniper は、西洋杜松(セイヨウネズ)という植物の名前らしい。
Jennifer Juniperという名は、ドノバンの曲にもあるようで、もしかするとリシケシュの瞑想旅行の時に、彼女を題材に、ドノバンは、曲を作ったのかもしれない。
本人のサイン付。
Jenny Boyd さんは、Pattei Boydさんの妹で、1947年生まれ。
お姉さん同様モデルをやっていたという。
そして、当時のビートルズや、クラプトンの追っかけになり、お姉さんが、ジョージの奥さんになり、後に、クラプトンの奥さんになったのは、ご存じのとおり。
ビートルズのリシケシュへの瞑想ツアーに同行していたとは知らなかった。
本人は、Mick Fleetwoodの奥さんに、2回なった。
ミックジャガーや、ドノバンの曲のヒントにもなったというから、この題名もやはりそこから来ているか。60年代のポップカルチャーで、重要な役割を果たした。
瞑想旅行から帰国後、マジックアレックスと同居したり、アップルブティックで働いたりしていたが、結局、15歳の時に出会ったMick Freetwoodと結婚した。
離婚しているが、本書に賛辞を送っており、関係は悪くないようだ。
写真も豊富で、子供の頃から、最近の写真まで、興味深い写真も多い。
お姉さんに似て、美人である。
2018年の写真もあるが、お姉さんより痩せている!
トークショーなどもやっているようだ。
著名ミュージシャンや、ダイアナ妃との写真も興味深い。
インドでの写真や、ジョージとの2ショット写真もある。
分量が結構ある本で、今は、全部読んでられないのだが、ぱらぱらめくると、彼女の半生を、真摯に語った本のようだ。
結果として、Swinging 60'の雰囲気がよくわかる。
ビートルズを知ったのが、15歳の時、1962年11月だったというから、まさにビートルズ初期からのコアなファンだった。
ジョージにコードを習ったとあるから、お姉さんと三角関係?
瞑想旅行の時の話や、その後の話も。
マハリシがロンドンに来るという広告は、Pattie が見つけたという。ロンドンの説法の後に、Bangorの説法に招待され、ついていったようだ。本人は、マハリシに傾倒していなかったようだが。
エプスタインも合流する予定だったが、悲劇が起こった。
知られた話だが、その場にいた人物の語りには、リアルさがある。
流石に翻訳本は出ないと思うが、読みやすい本ではあるので、時間がある時に、またぱらぱらめくってみたい。
凄い本ではないが、興味深い本。