かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EMI STUDIO Sessions 1967 vol.2

2023年05月21日 | The Beatles
今日は、ゴルフ。
コンディションは、良かったが、調子いまいち(特に後半)。
なかなか好調が定着しない。



本シリーズも6作目という。
音がいいのと、ライナーノーツがしっかりしているので、全部手を出しているつもりだが、ちゃんとアップできているだろうか。
ご紹介済かもさだではない。

さて、本作は、SGT.の根幹部分の音源で、音をいじくり回してしていた時代で、興味深い音が、多い。



最初は、アルバムタイトル曲だが、いきなり歪んだギター音。
ジミヘン、クリームの影響で、このような音が、流行っていた。
さまざまな、装飾音も収録してされている。
EMIが、保有していた音源も使ったという。

Getting Better は.比較的オーソドックスな音源。
ポールの演奏が素晴らしい。

Within You Without Youでは、ジョージが、シタールの演奏者に細かく指示している音が残されている。
真剣さが伝わってくる。

She's Leaving Homeでは、ポールとジョンのボーカルだけのトラックが、美しい。
ハープの音もキラキラしている。

Good Morning Good Morning、Being For The Benefit Of Mr. Kite !では、挿入された音の元の音源が、収録されている。
よくこれらの音をはめ込んだものだ。

With A Little Help From My Friendでは、演奏の部分だけが、何度も収録されている。
録音のタイミングは遅いが、2曲目に入れる構想は、当初からあったようだ。

タイトル曲のリプリーズもさまざまな演奏が試みられていたことがわかる。
ワイルドでいい。

Only A Northern Song と、A Day In The Lifeは、最終テイクに近い音が収録されていて、そんなに驚きはない。

たまたま、Get Backを見た後に、これを聴いたので、その制作方法の違いに唖然とした次第。
この録音が終了して4日後には、Magicalの制作が始まったというから、どんだけ創作意欲に溢れていたのか。
急ぎ過ぎた結果が、2年後の解散につながってしまったのか。
歴史にifは、つきものだが。
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伊賀国 & 伊勢国 一宮巡り

2023年05月20日 | Other Western Japan
今日は、夏が戻った?
関西から、横浜に戻る途中、伊賀と伊勢に立ち寄り。



最初は、敢国神社(あえくにじんじゃ)。
近鉄四日市から、車で行ったが、結構山の中。
古来から、渡来人が住んでいた地域で、伊賀忍者でも有名。
なかなか来れずにれいたが、歴史を感じる地区だった。
奈良、京都、名古屋の真ん中ぐらい?



斉明天皇の時代に創建されたとされ、大彦命(おおびこのみこと)、少彦命(すくなひこのみこと)、金山比咩命(かなやまひめのみこと)を祀る。
大彦命の子孫は、伊賀国の阿拝郡(あえぐん)に住み、転じて阿部臣の祖となったという。
既に訪れた美濃の南国大社との関係も指摘される。



そんな大きな神社ではないが、伊賀一宮だけあって、しっかりしている。



立派な拝殿だが、横に広がっており、本殿の方は、見えなかった。



次に訪れたのが、椿大神社(つばきおおかみやしろ)。
都波岐奈加等神社(つんばきなかとじんじゃ)と共に、伊勢国一宮とされる。
伊勢国というと伊勢神宮だが、別格扱い。



猿田彦大神(さるたひこおおかみ)をお祀りする神社の総本山とされる。
入り口にあるこの絵は、猿田彦大神と、別宮の椿岸神社の主祭神である天之宇受女命(あめのうずめのみこと)。



拝殿。
本殿の方は、見えなかった。



こちらは、別宮の椿岸神社。
芸能の神様としても有名。



有名芸能人も多く寄進している。



金竜明神の滝。



参道脇には、古墳があり、土公神陵とあるが、猿田彦大神の墓とされる。
ただ、調査等されていないようで、詳しい説明書きは、なかった。



松下幸之助さんもたくさん寄進されたそうで、亡くなられた後に祀られている。
本人が希望したとは思えないが、感謝の気持ちと表したかったのだろう。



次に行ったのは、いろんな場所にあるヤマトタケルの古墳とされる能褒野王塚古墳。
一帯が、公園になっている。



古墳横に、明治時代に作られた能褒野神社。
参拝する人もいなかったが、何かの行事の時には、人が集まるのか、絵馬も納められていた。



古墳への道標。



能褒野塚古墳。
ヤマトタケルは、景行天皇の皇子だが、気性が激しく、九州、東国を治め、東国から奈良に帰る途中のこの地で、亡くなったとされる。
その時、白鳥に生まれ変わり飛び去ったとされる。
神話の中でも、有名な話だ。
実在性は、疑われるが、ヤマト朝廷が、九州、東国を鎮圧した歴史を語る際、必ず出てくる。



かなり木が生い茂っており、中の姿は、確認しにくいが、前方後円墳。
その他小さな古墳もあるのではと思われた。
この辺一帯には、他にも多くの古墳があり、古代に、有力な氏族がいたことは間違いない。



最寄の、井田川駅にも寄ってみた。
平成になってから、ヤマトタケル石像が設置されている。



最後に訪れたのが、伊勢国一宮である都波岐奈加等神社(つんばきなかとじんじゃ)。
拝殿は、コンクリート製で趣には欠ける。
元は、都波岐神社(つばきじんじゃ)と、奈加等神社(なかとじんじゃ)だったそうで、前者が猿田彦大神、後者が中筒之男命(なかつつのおのみこと)を祀る。
いずれも、三韓征伐の際活躍したとされるが、真実かは不明。
本神社は、雄略天皇の時代に創建されたとされる。



シンプルな拝殿。



本殿もこじんまり。

ということで、伊賀国、伊勢国一宮も参拝できた。
一宮巡りもいよいよ終盤?
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最強神社と太古の神々

2023年05月19日 | Books
今日も関西。
1日中雨。



本書は、新聞広告で見つけて、何冊か読んでいる島田さんの本だからということもあって、ゲット。
読んでみたが、結構過去の著作との重複が多く、やや期待はずれか。
後書を見たら、NHK文化センターでの講義が元となっているという。
ということは、集大成的な内容になっているということで、過去の著作との重複も当然ということなのだろう。

神社と神々と銘打っているが、結構、記紀についての記載が多く、これは知っていることがほとんど。
神社という切り口で言えば、記紀に直接関連する神社は、半分以下かもしれないが、その後にできた神社も、記紀に出てくる神々と習合していくケースがあり、これは、記紀に出てくる神々を祀ると、それだけ格の高い神社と思われるという考え方があったものと思われるという。
稲荷神、天神様、八幡神などが好例。
浅間神社などは、記紀に出てくる木花咲耶と関連した神社と思っていたが、必ずしも明確ではなく、通常の山神を祀っていたものが、後付けで、記紀の神と関連づけられたとも考えられるという。
その他、氷川神社、出雲大社、大神神社、宗像大社など、著名な神社と神々との関係について分析するが、必ずしも明らかではない部分も多い。
この辺は、お寺と大きく異なるところだ。

神社と神々との関係を解くという切り口は面白かったが、もう少し、神社中心に書いて欲しかったか?
なかなか文書として残されていない部分も、多く、その部分は、推測によらざるをえない。

著者の島田さんは、東大文学部宗教学科卒だが、宗教学科は、GHQが廃止するまでは、神学科だったのだという。
今の世界情勢を見ると、各国の神々が、政治に大きな影響を与えている。
もっと神々、特に国家に関連する神々を深く勉強すれば、より世界が見えてくるかもしれない。

本書を読んで小野神社が氷川神社と並んで武蔵一宮であることを知った。
いつか訪れたい。
それから、神功皇后が.山口から難波に戻る途中に動けなくなった時に、天照大神を祀ったのが、西宮の廣田神社と知った。
こちらにも、参拝に行きたい。
その他の神社は、全社参拝ささていただいてたかな?
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ミャンマー・バガン遺跡

2023年05月18日 | Cambodia・Myanmar・Laos
今日は、また関西。



崎陽軒さんの中華弁当にトライ。



美味しいけど、カロリー高すぎ?



本書は、本屋で見つけた。
ミャンマーの現状を考えると、このタイミングで、このような本が出るのは、驚きだが、軍政復活前に集中的に研究されたようだ。
バガンに行くと、本当に大きいのから、小さいのまで、多くの仏教遺跡があるが、勝手に建てることはできないと聞いていた。
本書は、バガンの中心地区から、その周辺の地方まで、調査範囲を広げて、時代も8世紀から、19世紀までをカバー。
遺跡の壁画の紹介だけではなく、その歴史、修復事業の手法なども、紹介している。

訪れた時は、ペンキ屋レベルの人が壁画に上塗りしていて、いかがなものかと感じたが、カンボジアのように、遺跡保存の指導が継続的ならなされなかったことによるものらしい。
当時の上塗りを剥がす修復もされているようだ。
本調査時期には、しっかり修復がなされていたようだが、今どうなっているのか。
極めて心許ない。

遺跡の紹介は、細かくかつ写真付で、ポイントをついた説明でわかりやすい。
写真が小さいのが難で、これは、妥協の産物だろう。
写真を大きくしたら、どれだけ分厚い本になったかわからない。
かつ、敦煌やアジャンタのものほどは、芸術的価値は、高くない。
どちらかというと、歴史的、宗教的価値のほうが高い。
行った時は、中が暗くて、仏像中心に見ていて、壁画は、注意深くは、見ていなかった。
写真撮影禁止のものも多かった。
もったいないことだったが、凄い量の壁画が残されていて、その内容も多岐に渡るので、見出したらたいへんだろう。
かつ、今の治安状況だとあまり行く気もしない。

行った時のレポートは、H/Pの方にあるのでどうぞ。

いつのまにか、世界遺産に指定されていることを知った。
行った時は、価値を下げる修復や、外貨稼ぎのための、景観を損なう観光地化が進み、世界遺産指定は、難しいといわれていた。
一時的に民主化された時に、期待も込めて指定されたのであろう。

また、劣化するのが心配だ。
アンコールや、ボロブドールには、何度か行っているので、バガンも状況が,許せば、再訪したくなった。
ここはまだ、細かくは見れないが、懐中電灯持参で。
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小曽根真 スーパーカルテット

2023年05月17日 | Music
今日は、流石に暑かった。



楽しみにしていた小曽根真スーパーカルテットのコンサート。
会場は、サントリーホールで最高。
少し早く着いたら、開場と同時に入場となった。
開場時に、大々的にオルゴールが鳴るとは知らなかった。



凄いメンバーが集合。
サックスは、Branford Marsalis。
元々、ウィントン・マルサリスと大曽根さんの共演に感動して、本公演のチケットをゲットしたのだ。
風貌も演奏も、コルトレーンに似てる?
ベースは、Christian McBride。
小曽根さんとは、バークリーに同じ時期に在学していたらしい。
弟呼ばわりしていた。
そしてドラムは、Jeff "Tain" Watts。
おじいさんと思ったら、私よりも若かった。
変幻自在なドラミング。
とにかく、4人ともめちゃくちゃ凄い。
ジャズ四天王と呼びたくなるぐらい。



このメンバーでやるのは、10年振りとのこと。
たった2回のコンサートのために、はるばる来日してくれた。
Jeffは、飛行機が欠航となり着いたのは昨夜という。
ほとんどリハなしになったそうだが、そんなこと感じさせない熱演だった。
人気ジャズミュージシャン揃い踏みということで、9割ぐらいは、埋まっていた。



セトリが掲示されていたが、ほとんど小曽根さんのオリジナルで、知らない曲。
この4人が、バークリー時代から、作り上げて来た思い入れの曲ばかり。
アンコールのみ、デューク・エリントンのIn a Mellow Toneと、ポピュラーな曲だった。
4人で、語りながらの演奏で、NYか、シカゴのジャズクラブでの演奏を聴いている感じ。
素晴らしすぎた。
このような演奏は、なかなか日本国内では、聴けない。
10年前に来日した時のライブCDを売っていたが、一旦パス。
でも、やっぱり買おうかな?
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