こんにちは。
22期生の柴山宗馬(しばやま そうま)です。
10/2(日) 合宿2日目の3分間プレゼンでは、「認知特性」についてお話しする機会をいただきました。
お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。
今回はその補足として、自分の認知特性を調べる方法をお伝えしたいと思います。
まず、3分間プレゼンをおさらいすると、要点として以下をお話ししました。
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1.誰にでもわかりやすく伝えているはずなのに、一部の人には伝わらない。
その背景には、物事を理解し、表現するのに得意とする感覚の違いが隠れていることがある。
2.五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を記憶したり、脳の中で理解して表現する能力を神経心理学のことばで認知特性という。
感覚の得手不得手は4つに分かれ、多くの人はある程度バランス型だが、偏りがある人もいる。
・見るタイプ:図や絵をベースに理解し伝えることが得意
・聴くタイプ:音としての説明をベースに聞いて理解し、話して伝えることが得意
・やってみて感じるタイプ:実践して体感することで理解することが得意
・言葉タイプ:用語の意味や概念をベースに理解し伝えることが得意
3.「なぜか伝わらない人」は偏りがある人かもしれない。その人の得意な感覚が何かは、その人がどの感覚に頼ってアウトプットしているか観察するとよい。
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プレゼンでは4類型でお話ししましたが、学術の世界では3類型だったり6類型だったりと、統一された見解には至っていません。
とはいえ、ある程度生まれながらで決まっており、訓練で変えることは難しいと言われている点は共通しています。
特に発達障害や知能障害がある場合は、偏りが激しいといわれています。
では、自分の認知特性はどうなっているのか?については
下記の簡易診断ツールが著名なようです。
本田40式認知特性テスト
https://micri.jp/ninchitokusei/
このテストでは大分類 3 - 小分類 6の類型で簡易診断が可能です。
【視覚優位】
①カメラタイプ:写真のように、2次元で捉え思考するタイプ
②3Dタイプ:空間や時間軸を使って考えるタイプ
【言語優位】
③ファンタジータイプ:読んだり聞いたりした内容を映像化して思考するタイプ
④辞書タイプ:読んだ文字や文章をそのまま言葉で思考するタイプ
【聴覚優位】
⑤ラジオタイプ:文字や文章を「音」として耳から入れ情報処理するタイプ
⑥サウンドタイプ:音色や音階といった音楽的イメージを理解・処理できるタイプ
私の場合は画像のような結果になりました。
このテストツールは、あくまでも書籍を通じたブランディングツールとして簡易的なセルフチェックができるという程度のものであり、決して鵜呑みにはできません。
しかし、ツールの中でどういった質問をされるか?自己認識とチェック結果にどういった差異があるか?を踏まえ、日々の自分のアウトプットがどの感覚に頼っているか?振り返ることで精度を高めた自己診断ができるかと思います。
私自身、発達の偏りやコミュニケーションについて指摘されてきた中で、一つ腑に落ちた自己分析のやり方でした。
自分の説明がなぜかある一定の層には伝わらない...ともやもやしている方は、是非やってみてください。
<その他参考Webサイト>
認知特性の解説は、以下のサイトが程よく学術的です。
・認知特性 | 認知機能の見える化プロジェクト