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現代語訳「鬼十則」~生産的に仕事をする10個のアドバイス~

2022-10-25 12:00:00 | 22期生のブログリレー

  22期生の常木です。秋も深まってきましたが、皆さん気温の変化で体調を崩していないでしょうか。今回は、マラソンPDCAはいったんお休みし、先日の合宿で太田コースマスターが取り上げたD社の「鬼十則」を取り上げてみたいと思っています。

 

 合宿の議論の中では、内容的には現代社会においても不変で肯定的な側面はある一方で、言葉の選び方がいかにも昭和風、精神論的で受け入れ難い部分もあるとのことでした。そこで、「鬼十則」ではなくて、「生産的に仕事をする10個のアドバイス」として、現代風にアレンジを試みました。1行目がオリジナル「鬼十則」、2行目以降のカッコ内が現代語訳です。

 

鬼十則一、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。

 

「自分のやりたい仕事をデザインしていこう。それを考える過程の楽しさを実感できるはずです。」

 

鬼十則二、仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。

 

「仕事は一歩先を考えてやると、良い企画提案もできて、自分のやりたいように進むものです。」

 

鬼十則三、大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする

 

「ドキドキする大きな仕事は、君自身を成長させてくれます。社会的意義もきっとある。取り組む価値は大なのです。」

 

鬼十則四、難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

 

「難易度高め~と思っても、高い壁を乗り越えた先に見える景色はきっと違う。その景色が、次の成長に繋がります。」

 

鬼十則五、取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは・・・

 

「これは無理ゲー!と思っても、最後まで粘り強くいきましょう。簡単に諦めるのはカッコ悪いですよね。」

 

鬼十則六、周囲を引きずり回せ、引きずると引きずられるとでは、永い間に天地のひらきができる。

 

「周りの人に働き掛けて協力をお願いしていこう。働き掛けられる側に回るよりずっと楽しいし、何よりリーダーとして成長できます。」

 

鬼十則七、計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そしてただしい努力と希望が生まれる

 

「自分の長期的なキャリアビジョンを常に意識しておこう。それに向かっての努力や創意工夫は楽しめるはずです。」

 

鬼十則八、自信をもて、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。

 

「最初から自信のある人なんて稀です。実績を一つ一つ積み上げて、その仕事のオンリーワンになっていこう。」

 

鬼十則九、頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。

 

「自分が受けたいサービス、人を幸せにするサービスってなんだろう。それが考えられれば、人に気を配ることも決して面倒ではないから。」

 

鬼十則十、摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

 

「異なる意見があることを受け容れていこう。その中で最適解を探す前向きな議論をしてほしい。」

 

 以上、現代語訳の出来にあまり満足していませんが、作ってみました。現代の価値観は、「自分の成長」、「楽しむ」、「他人(社会)のためになる」、「優しさ」、「競争というより共創」などがキーワードだと考え、そういった価値観を頭の隅に置きながら訳しました。今の若者たちには少なくとも、オリジナルよりは響くかな・・・とほんの微かな自信はあります。

 

鬼十則八が笑っています。

コメント (5)
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