Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

測定具 マイクロメーターとノギス

2010-04-10 21:20:19 | 自転車 工具
自転車整備をしていて寸法を測る事が度々有ると思います
そんな時にノギスを使う事は多いと思いますが ノギスより
細かな測定をする時には マイクロメーターを使います




これは皆さんも見たり 使われた事が有ると思いますが
ノギスです




一度スチールボールの外径を測ってみましょう
サイズは 5/32




外径を測る時はこの部分を使います ノギスは使う場所を変えると
他に内径や深さの測定も可能です




ノギスの目盛りの単位は 1/20 ミリ 最小測定単位は 0.05 ミリです このスチールボールの外径は 約 3.95~ 4.00 ミリ弱と読めます






こちらは マイクロメーター これはノギスと違い測定最小単位は
0.01 ミリ 測定具自身のメンテも必要で 0 点合わせなどの調整が
必要な精密測定器です



マイクロメーターでスチールボールを測ると 3.965 ミリ これが何故 3.965 ミリなの と思われるかな? 
ノギスもそうですが計測方法、目盛りの読み方を解説するとかなり長くなってしまいます
 
インターネットで検索すると かなり多くの詳しい情報が得れます 測定方法については興味がお有りでしたら
是非検索してみて下さい 私が解説するより上手く解説されていると思います

でスチールボール 鋼球の呼び径 5/32 の規格は 3.9688 ミリ 今回同じ鋼球を計測しましたが 
計測値との差は あまり上位等級の球では無いので寸法差の適用範囲なのでしょう

しかし通常の自転車整備でマイクロメーターまで使う事はまず有りません 私は手元に有るから
ご紹介しましたが これが必要だと思ってお買いにならない様に・・(笑)




ノギスと似た物で



計算機の一種で 計算尺(けいさん じゃく)と言うのが有ります これはアナログな計算機ですが
理工学や測量の計算に使われていた かなり高度な計算が出来る優れもの 
これの構造は 固定尺、滑尺、カーソルの 3 部品から構成されていますが 何かノギスと似た構造です

ひょっとしてノギスは 計算尺を参考に作られたのじゃないかと思っていたのですが 双方 1630年頃に考案され
全く別に考えられた様です 380年も前にこんな物を考えた人って凄いですよね

計算尺 私も随分前には簡単な計算に使えましたが 使用方法、今は全く記憶に残っていません(笑)





暖かくなったり寒くなったり でも蝶々の姿も見る様になりましたね

コメント (10)
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