Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードバイク ブレーキの取替え ULTEGRA BR-6800

2016-02-08 20:21:13 | 自転車整備 ブレーキ
私のロードバイクのブレーキの取替えを行っています シマノの DURA-ACE BR-7403 から
ULTEGRA BR-6800 への交換です





今回は前後のブレーキを交換しますがリアの BR-6800R から始めています
凄く機能美に溢れた綺麗な容姿をしています 発売後3年近く経ちますが
評判が良いのでこれを選びました




前回までに古いブレーキを取り外し ブレーキの
大きさの違いに依るアウターワイヤーの長さ調整まで
行っています 今回はその続きを行います






アウターケーブルをカッターで切り落すと切り口は
この様な状態です これを何も考えずにそのまま
使うのは決して良くない事です この先端処理は
丁寧に行いましょう






切り口が荒れた金属部分はヤスリで擦って平面を
出してやります






ヤスリは固い金属が削れても樹脂で出来た被覆は削れません
金属の頭が覗く程度にカッターで被覆を切り落します






最後にカットした時に変形した内部のライナーを成形します
私はくじりを使っていますが 先の尖った物なら何でもOKです




アウターケーブルの端末処理 自転車にはこの端末が何ヵ所か有ります
そこを整えてやることでワイヤーの皺り(しわり)等が無くなり手応えの良い
自転車に仕上がります これだけでは有りませんが細かな事の積み重ねが大切ですね






アウターの処理が出来たので作業を進めます
最初にカットした時から少し短くしました
この何ミリの違いで見栄えが変わる部分ですね
組み手のセンスが表れます








インナーワイヤをブレーキ本体に固定します
この時は操作出来る程度の張りにしておけば結構です






クイックは閉じています 新しいブレーキにはその裏側に
保護テープが貼って有りますがこれは必要の無い物なので
剥してしまいます






ブレーキゴムの位置調整を行います リムの外周端から
1mm~2mm 下へ離した所にブレーキゴムの上端をセット
します






ブレーキゴムのトーイン調整 これはブレーキの音鳴りを
防ぐ効果が有ります
ゴムの後部とリムの間に紙を挟み 一旦ネジを緩めてから
ブレーキレバーを握りシューホルダーの取付けネジを締め
込むと ゴムとリムの隙間が後ろより前の方が狭くなります
この加減は紙の厚さで調整出来ます シューホルダーの
トーインは 0.5mm 取付けネジの締め付けは 5~7N.mです








次にブレーキのセンター出しを行います 一旦本体
取付けナットを緩めブレーキレバーを強く握りながら
再度ナットを締め込むと、ほとんどセンターが出ます
5mmのアーレンキーを使い 締め付けは 8~10N.m です






今回はセンターが一発で決まったので触りませんでしたが
微調整が必要な時は ブレーキアームに付いている
センタリング調整ボルトを回転させて行います これに
使う工具は 3mm のアーレンキーです




最後にワイヤーの張り調整を行います






ブレーキレバーの握り代は人に依って好みが違います
自分が思う所でブレーキが効く様に確かめながら
インナーワイヤーを張りワイヤークランプのボルトを
固定します ここも 5mmのアーレンキーを使い
6~8N.m で締め込みます






これでリアブレーキの取り替えが終わりました
今回使った工具達 取り外した古いブレーキは
また綺麗にして保管しておきます






フレームからブレーキまでのアウターのラインも
綺麗に出ました アウターを長くした分、インナーが
足らなくなるかと思いましたが丁度良い長さで収まって
くれています





今回のブレーキの取り替え作業、一つひとつの作業を丁寧に進めました
このブレーキを触っていて感じるのは凄くしっかりしています メリハリが有る部品ですね
取り付けて綺麗と感じるパーツです 次はフロントの交換を行いましょう

前回の作業 【 ブレーキを交換する BR-7403 から BR-6800 【

フロントはこちらです 【 フロントブレーキの交換 ULTEGRA BR-6800 】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする