Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車のチェーンが外れる オイルアップ

2019-09-07 20:00:22 | 自転車整備 その他 
通勤用の自転車のチェーンが外れると相談を受けました まず自転車の状態を見るために
洗車を済ませました これから整備の状況を見て頂きます





通勤用のシティサイクルですがチェーンが頻繁に外れると相談を受けたので修理を行います
前回整備前の洗車を済ませて私の自転車小屋で整備を進めます






洗車を済ませ錆びの発生を防ぐ為にオイルは少量塗布しています






これは洗車前の状態ですがクランクを逆回転させると
チェーンがこの様にたるみます これもチェーンが外れる
一つの原因です






この後整備を進めるにあたり駆動系が問題なく動く様に
チェーンその他にオイルを塗布します






チェーンにはフッ素系で水置換の性質も持っている
ヴィプロスのグレサージュを使います ローラーリンク内や
プレートの接触面に確実にオイルが行き渡る様にやや多目の
オイルを塗布しました






変速機の駆動部にもスプレーし 飛散したオイルは拭き取っておきます






変速機を動かすシフターはレボシフトが使われています






このシフターの内部もオイルアップします この動きが悪くなり
変速機が動き難くなる事も有り 変速機が正しい位置にいないと
チェーンが外れる事もあります




駆動部にオイルをスプレーします






充分な量をスプレーしはみ出したオイルは拭き取ります




やや渋さが残りますが、これはワイヤーが原因でしょう
取りあえずこのまま整備は続けます






変速機も正常に動く事を確認したので これからリアホイールを
取り外します フリーホイールの状態を確認する為の作業です




左側から作業を始めます ローラーブレーキが使われているので
少し手間が掛かりますが、その作業も見て頂きます








まずブレーキワイヤーを外します クランプのナットには
10mm のスパナを使います






ワイヤー受けからもブレーキワイヤーを抜きました






ブレーキ本体の位置決めの為のクランプです
ここは劣悪な環境に置かれているので 緩め難いネジです






このネジは 10mm のレンチをナットとボルト両方に使い
共回りがしないようにしてからネジを緩めます




ボルトナットが外れました






ブレーキ本体を固定しているバンドをずらしておきます
ブレーキ関係の準備はここまでです








車輪を止めているハブナットを外します 使うのは 15mm レンチです
出来るならボックスタイプで首が長いレンチの方が仕事がやり易いです






ナットを緩めハブナットとワッシャーを外します
※ ここまでのネジは全て正ネジです






泥除けのステーとスタンドを外します 取り付いている順番は
良く覚えておいて下さい




左側はこれで完了です






右側、変速機側も同様に作業を進めます






ナットを外し泥除けのステーを外しました






この自転車のフレームは外装変速機ですが 正爪が使われています
この形状の爪はホイールを後ろへ引けば外れます




慣れないとチェーンが知恵の輪みたいに感じますが
落ち着いて作業を進めれば車輪が外れます





外したホイールに装着された 6速のボスフリーです 今回の整備の肝はこのフリーだと思っています

整備の方法は一つでは無く色々と有りますが、今回の自転車の状況も考慮しながら
作業を進めて行くつもりです 次回も是非お付き合い下さい

前回の作業 【 自転車のチェーンが外れる まずは洗車 】

次の作業 【 自転車のチェーンが外れる 修理完了 】


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自転車のチェーンが外れる ... | トップ | 自転車のチェーンが外れる ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自転車整備 その他 」カテゴリの最新記事