トラックレーサーに使う厚歯用のチェーンには半コマと言うパーツが用意
されています これにも正しい使い方が有るので その方法をご紹介致します
トラックレーサーに使うチェーン 厚歯用 1/2×1/8
と言う規格です
NJS 認可部品のこのチェーンには繋ぎ部分の一ヶ所に
違う色のリンクが使われています そこのピンには
小さなボルトとナットが使われています
これが半コマと言う部品です
チェーンを見てみます 通常チェーンの 1コマ=2リンクは
この赤い指示棒の範囲の事を言います これはロード用の
チェーンも同じです
右側は外部プレートと 2本のピンで外リンクと呼びます
左側は内部プレートと ローラー等で構成され 内リンクと
呼びます この 2つを組み合わせた物が 1コマです
自転車にロードレーサーの様にテンション機能が無い
トラックレーサーでは チェーンの長さで後輪の位置が
決まります それを細かく調整する為に半コマを使います
半コマは 外リンクと内リンク両方の巾を持った部品です
作業台の上で疑似状態を作りました 左側に小ギア、右側に大ギアを想像して下さい
海中電灯はチェーンステーを表しています チェーンステーの下で作業をする場合
チェーンの繋ぎ、半コマの使う位置と方向はこの様になります
半コマを使わない場合の繋ぎ方です
ここへ半コマを使います 他の場所=カシメのピンの
部分では通常使いません
色違いのアウタープレートの内側へ 半コマの巾の
狭い方を内側に入れ ピンをねじ込みます
※ アウタープレートの片方にはメスネジが切って
有ります この写真では下側のプレートです
そして半コマの片方へ内リンクを入れピンをねじ込みます
半コマにもメスネジが切られています
ドライバーでアウタープレートにピンをねじ込めば
プレートからピンのオスネジが顔を出します
ピンには外リンク巾に合わせネジが切って有るので
締め過ぎて外リンクが狭くなる様な事は有りません
小さなナットを顔を出したピンのネジにねじ込みます
ピンをマイナスドライバーで保持し ナットをプライヤー
などで締め込みます 強く締め込めば良いです
※ ドライバーは保持しているだけです ナットの方を
締めます
実際の作業ではスタビの様なハンドルの短い
ドライバーの方が作業をし易いかも分かりません
実際に半コマを使っている所を見てみましょう
チェーンステーの下です
チェーンステーの上です
チェーンを上から見ています 右が進行方向です
実際にはこの様な状態で作業をしています
まとめてみます
半駒チェーンの使い方は(競輪学校ではこう教えているそうです)
チェーンにはナットで止める色違いのリンクが一か所有り 半駒はその部分に使い
自転車に乗って上から見た時、巾の広い方を前方に持って行きます
そしてネジとナットは半駒の前後に使い、ピンでカシメて固定はしません
※ 競輪の検車では半駒をピンで固定する方法は認められていないそうです
方向については検車時に問題にはならない様です
アマチュア選手については競輪学校で教えられる方法を守る必要は有りませんが
私はこの方法で使っています 特に半コマをカシメると言うのは良くないでしょうね
ギア比を変えても半コマの脱着が簡単に出来なくなってしまいます
関連記事 【 トラックレーサー 厚歯用チェーン 】
されています これにも正しい使い方が有るので その方法をご紹介致します
トラックレーサーに使うチェーン 厚歯用 1/2×1/8
と言う規格です
NJS 認可部品のこのチェーンには繋ぎ部分の一ヶ所に
違う色のリンクが使われています そこのピンには
小さなボルトとナットが使われています
これが半コマと言う部品です
チェーンを見てみます 通常チェーンの 1コマ=2リンクは
この赤い指示棒の範囲の事を言います これはロード用の
チェーンも同じです
右側は外部プレートと 2本のピンで外リンクと呼びます
左側は内部プレートと ローラー等で構成され 内リンクと
呼びます この 2つを組み合わせた物が 1コマです
自転車にロードレーサーの様にテンション機能が無い
トラックレーサーでは チェーンの長さで後輪の位置が
決まります それを細かく調整する為に半コマを使います
半コマは 外リンクと内リンク両方の巾を持った部品です
作業台の上で疑似状態を作りました 左側に小ギア、右側に大ギアを想像して下さい
海中電灯はチェーンステーを表しています チェーンステーの下で作業をする場合
チェーンの繋ぎ、半コマの使う位置と方向はこの様になります
半コマを使わない場合の繋ぎ方です
ここへ半コマを使います 他の場所=カシメのピンの
部分では通常使いません
色違いのアウタープレートの内側へ 半コマの巾の
狭い方を内側に入れ ピンをねじ込みます
※ アウタープレートの片方にはメスネジが切って
有ります この写真では下側のプレートです
そして半コマの片方へ内リンクを入れピンをねじ込みます
半コマにもメスネジが切られています
ドライバーでアウタープレートにピンをねじ込めば
プレートからピンのオスネジが顔を出します
ピンには外リンク巾に合わせネジが切って有るので
締め過ぎて外リンクが狭くなる様な事は有りません
小さなナットを顔を出したピンのネジにねじ込みます
ピンをマイナスドライバーで保持し ナットをプライヤー
などで締め込みます 強く締め込めば良いです
※ ドライバーは保持しているだけです ナットの方を
締めます
実際の作業ではスタビの様なハンドルの短い
ドライバーの方が作業をし易いかも分かりません
実際に半コマを使っている所を見てみましょう
チェーンステーの下です
チェーンステーの上です
チェーンを上から見ています 右が進行方向です
実際にはこの様な状態で作業をしています
まとめてみます
半駒チェーンの使い方は(競輪学校ではこう教えているそうです)
チェーンにはナットで止める色違いのリンクが一か所有り 半駒はその部分に使い
自転車に乗って上から見た時、巾の広い方を前方に持って行きます
そしてネジとナットは半駒の前後に使い、ピンでカシメて固定はしません
※ 競輪の検車では半駒をピンで固定する方法は認められていないそうです
方向については検車時に問題にはならない様です
アマチュア選手については競輪学校で教えられる方法を守る必要は有りませんが
私はこの方法で使っています 特に半コマをカシメると言うのは良くないでしょうね
ギア比を変えても半コマの脱着が簡単に出来なくなってしまいます
関連記事 【 トラックレーサー 厚歯用チェーン 】
購入しても特に説明書が入っている訳でもなく、
使い方に不安を覚えつつ使っていたのですが、
今回で不安が解消されました!
いつも、分かり易い説明ありがとう御座います。
この部品は街の自転車屋さんでも使わないですし
誰が使う方法を知ってるんだ? ですよね(笑)
半コマと聞かされると「歯飛びするんじゃないか?」と
一瞬感じましたが・・・
なるほど!こう言う構造なんですね。
使うことはなさそうですが、
記憶に留めて置いて損はなさそうな情報でした。
ありがとうございました。
ロードフレームをシングルギアで乗っておいでですよね
それにはチェーンテンショナーをお使いなので半コマは必要ないですが
ロードエンド(逆爪)でテンショナーを使わずにチェーンを適正に張りたい時
この半コマを使えば全てとは言いませんが上手く行く事が有りますね
ピスト自転車をクランクダブル化してフロントディレーラーを無理やり取り付けた変形ピストです。
この車輪の位置の違いで自転車の動きが変わる事を感じる人や
これを使う事で整備がし易くなると感じる人達以外には 使う事が無い部品なのかも分かりません
しかし視覚的にもこれを使う事で自転車の組み上がりが違ってくるので やはり便利な部品だと思います
>通常チェーンの 1コマ= 1リンク
とありますが、1コマ= 2リンク の間違いではありませんでしょうか? 半コマだと1リンクになります。
仰る通りですね 私の記載ミスです
本文を改めておきます
皆さんに誤った事を伝えてしまう処でしたご指摘を有難うございました