Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車用語 ハンドルを突く 送る しゃくる

2016-01-18 20:14:00 | 自転車用語 言葉
自転車を語るうえで使う言葉 自転車愛好家が増え新しい機材などが出来ると
その用語に変化が有っても不思議では有りません ただ曖昧な表現も幾らか
有ります 今回はハンドル周りに関係した自転車用語について書いてみます





ハンドルの角度調整を行う場合ハンドルを突く、送る、しゃくる、などと表現する事が
多く有ります これを皆さんはどの様に捕えていらっしゃるでしょう






昔は無かった STI レバー これの出現に依りここを
使う事が第3のポジションと言われた時期も有りました
そしてハンドルの角度調整をするのもこのブラケットを
基準に語られる事が多くなりました




ブラケットが自分から遠く、低くなるのを送る(白矢印)) 
自分に近く、高くなるのをしゃくる(赤矢印)と書かれている
雑誌も有るそうです しかしこの表現にも一貫性が無く実際は
何が正しいのか判断出来ない方もいらっしゃるでしょう




もしブラケットを基準に語るなら ブラケットを突く、送る
ブラケットを自分の方へしゃくる、と言えば充分意味が
通じます 
昔でもブレーキブラケットを突く 手前にしゃくると言う
言い方はしていました




ではハンドルを基準に考えたらどの様に言い表せば
良いのでしょう






昔から基準にしていたのはハンドルバーエンドですね







バーエンドを基準に ハンドルを突く、送る、しゃくると
言います この様に言うのが普通だと思います 




ただこれはブラケットを基準にした先程と比べ
ハンドルは逆に動きます それでもバーエンドを
基準にした方が良いでしょう これについては・・






競技用自転車はロードレーサーだけでは有りません
トラックレーサーも有り、この自転車にはブレーキ
ブラケットは付いていません






自転車選手もメカニックも両方の自転車に乗り
整備をする訳ですから ハンドルバーのエンドを
基準に意志の疎通を図る方が自然です





この様な自転車用語、言葉は誰も教えてくれません 自転車競技と言う世界に身を置いて
多くの人達と接する事で覚えた事です 凄くアナログな事ですが子供が言葉を覚えるのと
一緒ですね 言葉は生き物ですから形を変える事も有ります、それでも少しおかしいと
感じている事は他にも有ります 皆さんがお嫌でなければそんな事にもまた触れたいと思います

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロードバイク ハンドルの角度調整

2016-01-15 20:03:57 | ロード
現在メインに乗っているロードバイクのスプートニク それのハンドルの
角度調整を行います





少し前の記事で保管している選手時代の自転車と比べ、このスプートニクの
ブレーキブラケットの握り位置が遠くてストレスを感じると書きました 
昔のブレーキレバーと全てを合せると言う事自体、無理が有るのは承知ですが
少しハンドルを突いてブラケットを身体に近付けてみます






最近はハンドルを突く、しゃくる、の意味合いが
凄く曖昧になって来ています これは自転車の
ハンドルのバーエンドを基準に表現します






バーエンドを基準にして自分から遠くなる方へ 突く・送ると言い
自身に近づく方向へ動かす事をしゃくると昔から言ってきました
STI レバーが普及するにつれ、そこを基準にする人が多くなって
いますが そうするとハンドルが逆に動きます これについては
他の自転車も交え改めて記事にしてみます






自転車言葉はおいておき ハンドルの角度調整は
ステムのクランプボルトを緩めて行います ここには
4mm のアーレンキーを使います





ここは割と繊細なネジで、指定された締め付けトルクを守った方が良いでしょう
この DEDA ZERO100 のステムはクランプ部に亀裂が入ると言う事でリコールが
有りましたが ボルトの締め過ぎに依る亀裂も多かったと聞きます 4本のボルトを
均一に締め付けるのも大切な事です




調整量を床からの高さを基準にして確認しています
これには決まりが無いので自分で基準を決めれば
良いですね 角度の調整はクランプ部で少し動かす
だけで結構大きく動きます




before after



ハンドル角を触る事でブラケット位置が 3mm程度
前上がりになりました 目視では判別出来ない位です





近くの道路を少し走ってみると 約3mmブラケットが高くなり併せて、幾らか身体に
近づいたので乗り易くはなりました ただこの方法ではドロップの下の部分の角度も
変りそこに違和感が有ります しかし何処かで自分を納得させ妥協点を見つけないと
いけませんね

次回は今回少し触れたハンドルの角度調整の表現 突く、送る、などについて
書いてみます またお付き合い下さい

上記関連記事 【 自転車用語 ハンドルを突く 送る しゃくる 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車 ドライブ トレインの洗浄とオイルアップ

2016-01-13 20:22:53 | 自転車整備 その他 
私がメインに使っているロードバイクの Drive Train ドライブトレインを
洗浄しオイルアップを行います 自転車で一番乗り味の変わる効果的な整備です





ドライブトレインとは脚の回転運動を後輪に伝える為の駆動系のパーツの全てを
そう呼びます、でも実際はあまり使わない言葉ですね この部分の手入れは
回転系より整備をした事を実感できる重要な部分だと思います






フロントギアの特にインナーギアは掃除のし難い
パーツですね




フロントディレーラーの裏側もウエスの入り難い
所です






リアディレーラーの駆動部やプーリーはオイルを
多用する部分なので汚れも良く呼びます






なんと言っても大切なのはチェーン これを丁寧に
手入れしてやると見違える様に自転車が良くなります




リアホイールのスプロケットここも良く汚れが溜まります
特に砂の付着が目に付くパーツです






これらのパーツを全てウエスなどで掃除をすると
かなりの時間が掛ります ここは本職のメカニックも
行いますがデグリーザーを使い洗浄をしましょう
使うのはワコーズのフィルタークリーナー これを
別容器に必要量取り別けます 
このクリーナーは石川県のカツリーズサイクルの
成田加津利さんがプロチームでメカニックをされて
いた時から使われていたのを教えて頂きそれから
私も使っています








クリーナーの量はわずかで O.K です これでも多いくらいです
フィルタークリーナーを刷毛で油汚れの部分に塗布します
擦る必要は有りません






リアディレーラーやプーリーにも・・ プーリーと
チェーンは同時に塗ると時間の無駄が出来ません




リアスプロケットも普段から手入れをされた物なら
一度塗りで O.K です グリス状に固まったオイルは
さすがにブラシで擦って下さい






塗布したフィルタークリーナーを洗い流します
水道が有ればそれで充分ですが 私の自転車小屋には
水道が無いのでポリタンクの水と高圧ポンプを用意
しています








フィルタークリーナーを洗い流すと白濁します
これが透明になれば O.K チェーンにはローラー
リンク内にクリーナが残らない様、充分流した
方が良いですね






ついでですからドライブトレイン付近も洗います
中性洗剤を希釈して使いますが なるべく泡切れの
良い物を選ぶと良いでしょう






チェーンホイール回りの手の入り難い塗装部分も綺麗に
したいですね 変速機など金属部分も洗剤で洗ってやると
やはり綺麗になります






ホイールはリムやスポーク そしてタイヤも洗いますが
部品に不具合が無いかチェックしながら行うのが大切です
洗い終わったら水で良く洗剤を流します ここまで使った
水は 20リットル




before after



掃除のし難いリアスプロケットが綺麗になっています






場所を移動してエアーダスターで水を飛ばしてしまいます
チェーンは特に丁寧に水抜きをした方が良いですね 整備の
台数が多ければ自然乾燥をしますが自分の自転車だけなら
ウエスや雑巾ででも手早く水切りをした方が良いと思います




チェーンを洗いオイルが無くなるとチェーンの角が立ち
パシパシします 潤滑油の必要性を感じる時です






素早くオイルアップを行います フロントディレーラーの
駆動部にオイルスプレーのノズルを使いピンポイントで
注油しています 使っているオイルはワコーズのチェーン
ルブ 水置換の性質が有るので洗浄の後には良いですね






リアディレーラーにも同様にオイルを注します




チェーンにはローラーリンクの内部に行き渡る量を
スプレーします 






このオイルはスプレー直後は粘度が低く 時間が経つと
粘度が高くなります柔らかい間にクランクを回転させ
チェーンに良く浸透させた方が良いですよ






チェーンの表面にもオイルが乗っている方が良いと思います
指先で全体にオイルを馴染ませています




チェーンの表面にオイルが乗っている方が良いと言うのは
私の考え方ですが チェーンの表面に変速機のブレードに
依る傷と摩耗を見る事が出来ます 常時何かを擦っている
訳では有りませんがオイルは塗布しておいた方が良いですね






はみ出したオイルは拭いておきます、残しておくと
汚れを呼びます






フロントギア周りや変速機の裏側も綺麗になっています





before after



洗浄前の汚れていたチェーンも綺麗になり 新しいオイルで潤いが生れ良い手触りになっています






リアスプロケットにもオイルを塗布します あまりに
オイルが多いと砂埃が付着するので余分なオイルは
拭き取ります








折角ですから新しい柔らかいウエスを使いワックスを
掛けます やはり汚れが付き難く良い光沢が出るので
ここは一手間掛けたい処ですね




クランクも磨いてやります





ワックスを拭き取る最後の行程です この様な事は人それぞれだと思いますが
自転車を長く使おうと思うならこんな些細な事を気が付いた時に行うだけで
随分違ってくると思います





カツリーズサイクルの成田さんにお世話になったフレーム 丁度 3年が過ぎましたが
まだまだ綺麗です 経年劣化や疲労でパイプの剛性が落ちフレームの旬は短いと言う
方も居ますが 全ての人が固い自転車が良い訳では無く、柔らかくなってその人に合う
事も有りますよね そんな事を感じた事も有りませんが、気に入った自転車は何時までも
使いたいです

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイクルコンピューター 心拍数と不整脈

2016-01-12 20:22:36 | よもやま話
最近は多くの自転車愛好家がサイクルコンピューターを活用しています
速度計測だけでは無くその機能も多様化し上手く使えばとても便利な機材です
そんな中で心拍数の計測について気付いた事が有ります





私が心臓を悪くしてからは自分で管理が出来るのは心拍数くらいなので
自転車に乗る時はそれを目安にしていました ただこの辺が危険ゾーンだと
自分で考える高い心拍数になると一気に心拍数が下がる現象が出ていました
心拍数160辺りから一気に 90まで下がると一瞬心臓が止ったのかと思います
これは HR(Hart Rate)センサーの不具合かとも疑い電池の交換も含め装着
方法も変えたりしましたが改善されませんでした





以前は身体に負荷が掛る様な走り方をした時に出ていた症状が、低い心拍数でも
出る様になってサイクルコンピュターの精度も疑い始めていました
今年のお正月明けに定期的に受診している心臓の検査で 不整脈が出ているとの事
今迄にも安静時の心拍数を脈を触り測っていましたがそんな事を感じた事は有りません
しかし受診後脈に触れると 心拍数の5回に一度程度脈に触れる事が出来ません
ごく短期間にこの様な症状が出る様になったのでしょう

サイクルコンピューターがどの様な方法で心拍数を計測しているのか解りませんが
キャットアイの場合 1秒毎に心拍数の表示が更新されます その間にセンサーが
計測している事になりますが 脈に触れる事が出来ない時はおかしいと思う数字が
表示されます 心拍数は数秒で極端に上下するものでは有りませんが 80 81 75 80
と言う様な数字が出ます この様な事が起る方がいらしたら不整脈を疑ってみても
良いかも解りませんね





心臓に対する負担を心拍数の表示を確認する事で限界を超えない様にセーブしながら
走っていましたが それが出来なくなると少し困ります そこまでして乗らなくてもと言う
人も居ますが、しんどく無いのは自転車じゃないし・・

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MAVIC COSMIC CXR60C カーボンホイール

2016-01-10 20:06:08 | 自転車部品・用品
マビックのコスミック CXR60C 空力に優れたホイールと言われ
併せて CX01 と言う独自の機能を持っています





Cosmic CXR 60C 私のものでは有りません 知人が使っている物を見せてもらいました
このホイールは 2011年にCXR80 が発売されていますがその性能を引き継ぎながら
リムハイトを変更し 2013年に発売された様です このホイールはクリンチャーですが
CXR 60T と言うチューブラーホイールも有るそうです




このホイールには CX01 と言うリムとタイヤの
段差を無くす為の後付けのブレードを装着
する事が出来ます




ステッカーの上のブレーキの当り面から
タイヤに掛けての段差がほとんどありません






リムとタイヤの一体感は リムに取り付けられた
このブレードに依り、これが高い空力性能を誇るそうです




タイヤの外側にブレードを取り付ける為の
溝が有りそこへブレードの黄色い部分を
取り付ける様になっています





私は完組ホイールにあまり興味を示さないので、この様な物が有る事を知りませんでした
とても綺麗な容姿をしたホイールです ただこの構造を見た時これは試合に使えるの?と
言う疑問が湧きました これに関して私自身、裏付けは取っていませんが CXR80が出た
時には使えた様ですが短期間で CX01 のブレードは UCI規則が適用されるレースでは
使えなくなったそうですね

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする