Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車の チェーンオイルを混ぜてみる

2018-07-23 20:10:32 | 自転車整備 チェーン
多くのメーカーから幾種類ものチェーン用オイルが販売されています 自転車整備の一環として
チェーンにオイルを追加塗布した場合 それらが混ざっても問題は無いのか試してみます





チェーンオイルにはそれぞれの特徴が有り それをあえて混ぜて使う事はしませんが
オイルアップ後に追加塗布をする時に違うオイルを使う事は有ります 今回はその様な時に
オイルに変化が起こるのかと言う処を試してみます






過去にも良く似た理由で試した事が有りますが 今回は
新しく買った Wako's CHAIN LUB Liquid Extreme
と言うオイルです これを重ね塗りするとチェーンの動きが
重くなると説明されています

それであると一度このオイルを塗布した後は違うオイルを
追加塗布する必要が出て来ます






その様な理由で 普段比較的良く使っているオイルと エクストリームを
混ぜてみて オイルが凝固するなどの不具合が起こらないかを試してみます




最初は Spin スピンオイルと混ぜてみます 全てのオイルは
容器を良く振って中身を撹拌してから使います






スピンオイルを 2滴落とし エクストリームも 2滴落します






両方のオイルをステンレスのパレットに滴下し 時間を置かずに
指先で混ぜてしまいます






2 種類のオイルを混ぜました 粘度が変るなどの変化を感じる事も
有りません






次は Shimano PTFE LUBE シマノのフッ素系のオイルです
見た目より粘度が強いオイルですね






ワコーズのエクストリームも 2滴落しやはり指先で混ぜます






こちらも混ぜている間に変化は感じません






同じワコーズの CHAIN LUB チェーンルブで洗車後には
一番良く使っています これもフッ素系です






他のオイルと同様に エクストリームを 2滴落しています






これも指先で混ぜ合わせました 特に変化を感じる事は有りません




これで 3種類のオイルと混ぜ終わりました エクストリームは
添加された揮発成分が蒸発すると共に粘度を増すオイルですが
滴下直後は結構柔らかいオイルなので この後時間を置いて
改めて観察してみます






この様にして自転車小屋で一晩放置します






各オイルの注油口を見てみます やや口の穴が大きいかなと
感じましたが 粘度の低さも有り 1滴が少し多目に出ます






Spin スピンは容器をやや押す事でノズルからオイルが出ます
少な目の 1滴です






シマノの容器は穴が小さく先の尖った物で穴を拡げた記憶が有ります

これらの容器はオイルの塗布量を調整出来るので全て OK ですね
沢山出る物は少し困る事が有ります




さて一晩置いたのでオイルも落ち着いているでしょう エクストリームは
塗布後走行するまでに 6 時間必要だと説明されています








昨日 2つのオイルを混ぜてから 21 時間経っています
オイルに異物らしい物が有るのは自転車小屋の埃ですね
オイルの変質では有りません




見た目では特に変化していませんが指先でもう一度擦ってみます
スピンに大きな変化は有りません






シマノの PTFE オイルです 三つを比べるとこれが一番
柔らかくて滑らかな気がします






ワコーズのチェーンルブですが凝固するなどの変化は有りません
少し意外でしたが やや重く感じます




再度混ぜた後の状態です








それぞれのオイルで不具合が起こっている物は有りませんでした





Wako's チェーンルブ リキッド エクストリーム 強い皮膜を作り雨やマッドコンデションに
適しているとアピールされています 競技後に泥で汚れたチェーンの洗浄を行う MTB や CX では
重ね塗りをする事は無いかも分りませんが ロードレーサーや街乗りではそう言う訳には行きません
このオイルを使う以上 他のオイルの用意も必要だと言う事になります、その為の考察でした

雨に強いと言う事で雨天時のロードレースに使えれば良いのですが 1本のチェーンで済ませる場合
塗布後オイルが定着するのに6時間掛るのが少しネックです

関連記事 【 Wako's チェーンルブ エクストリーム リキッドを使う 準備 】

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Wako's のチェーンオイル エクストリーム で走ってみる

2018-07-20 20:33:31 | 自転車整備 チェーン
先日 Wako's ワコーズのチェーンルブ エクストリーム リキッドでチェーンを仕上げました
今回はその自転車で走ってみます さてどんな乗り心地のオイルなんでしょう





今回はロードレーサーでは無く私が街乗りに使っている 固定ギアの自転車にオイルを
使ってみました、これでも今迄のオイルとの比較は出来るでしょう




Wako's CHAIN LUB Liquid Extreme
雨天やマッドコンデションで威力を発揮すると謳われているオイルです






商品に添付された注油手順に従い しっかりとオイルアップをしています






1 つのローラーに 2滴程度の注油をしています、程好い量かと思います




フランスの NERVEX ナベックスのラグを使ったピストフレームです
オイルの塗布直後に自転車小屋の前を少し乗って見ましたが
想像していたより柔らかな乗り心地でした






オイルに添加された揮発剤が蒸発し 徐々に粘度が高くなり
オイルがチェーンに定着するまで 6 時間掛るそうです
塗布後 17時間 一晩置いたので試走してみましょう





気温の高い快晴の日です 乗って直ぐに感じたのは 重い チェーンにオイルがまとわり付く様な
もっちりした乗り心地です これは想像以上で初めての感触です






このオイルを使うに当り チェーンの洗浄に併せ水分の除去
オイルを注油後 6 時間置いてからの走行 走行後同じオイルの
重ね塗りはしない方が良い、と言う制約が有ります





確かにオイル自体の持ちは良いとの信頼出来る人からの評価は伺っています
一度試合で使うと必ずチェーンの洗浄が必要な MTB や CX(シクロクロス)なら
とても良いオイルだと思います ではこれをロードで使えるのか・・

追加塗布が出来ないオイルであれば オイル切れを起こす度に洗浄~水分除去と言う
一連の作業が必要で それは決して使い勝手が良い商品とは言えないですね
多少オイル持ちが良いと言う事ではこの重いオイルを使う意味が見い出せません
 
それでもあえて雨天時のレース用オイルとして使うなら、雨天用のチェーンを別に
用意しておくのが良いですね、これは他のオイルでもそうするのが確実だと思っています
随分辛口の記事になりましたが、かなり使用場面が限られたオイルだと感じました

この後引き続きこの自転車で使ってみます注油無しでどの位の期間持つのか、今迄のオイルと
比較してみましょう

関連記事 【 Wako's チェーンルブ エクストリーム リキッドを使う 準備 】

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Wako's チェーンルブ エクストリーム リキッドを使う 仕上げ

2018-07-18 20:46:55 | 自転車整備 チェーン
Wako's ワコーズの極限コンデション向きのチェーンオイル CHAIN LUB Liquid Extreme
チェーンルブ リキッド エクストリームを使ってみます チェーンの事前処理を済ませオイルを
塗布し完成させます





今回使うオイルは使用前にチェーンの汚れを落し 水分を除去する必要が有ります
その為にチェーンを洗浄し事前処理を済ませました






強い雨やマッドコンデションで使える強い皮膜が形成されると
説明がされているオイルです




その為には汚れを落し 水分は完全に除去してから使わないと
チェーン内部に浸透しないと説明書で注意書きがされています






前回の作業で洗車用ブラシでチェーンリンク内部まで洗い
汚れは出来るだけ落しています




その後エアブロワとドライヤーを使いローラーリンク内部の
水分を乾燥させています






ここからオイルを塗布出来る状態にしています ここまでが前回の作業です
作業手順は記事の最後に URL リンクを貼りますので、どうぞそちらをご覧下さい






ではここからチェーンオイルをチェーンに塗布して行きます
説明書には容器を 30秒以上振ってから使いなさいと有ります

これは添加剤の入ったオイルでは他の商品でも行う事です




まずプレートとローラーの間を狙って一滴注油します
説明書では 1コマに 2滴が目安と書かれていますが
1コマにはローラーが 3個有りますから 
1個のローラーに対して 2滴と解釈した方が良いと思います




各ローラーに 1滴注した後にクランクを回転させてオイルを
チェーンに馴染ませます
この容器は想像していたより 1滴の量がやや多く感じます




2滴目も同じ様に各ローラーに滴下します オイルは最初は粘度が低く
揮発成分が蒸発すると粘度を増して行きます




指先でローラーが回転する様にチェーンを掴みクランクを回転させて
オイルを確実に回します






ローラー部分だけでは無く指先に付いたオイルでアウタープレートにも
オイルを塗り拡げています ロードで有ればフロントディレーラーの
プレートと接触する部分です





この段階でかなり手触りの良いチェーンに仕上がっています このチェーンは添加された
揮発成分が蒸発し徐々に粘度を増し、この後オイルが定着するまで 6時間掛ります






ホイールの用意をします 小ギアにも指先に取ったオイルを
塗り込んでおきます






整備の為に装着していたチェーンレストを外し
ホイールを取付けました






ホイールのセンターとチェーンの張り調整を行います






ホイールのセンター出しはチェーンステーの内側とタイヤの
隙間を左右揃える事で行います




チェーンの張りは好みが有りますが 少し緩めに調整しました
この方が固定ギアでは脚の緊張感が少なく楽ですね






チェーン以外のパーツの駆動部にもオイルを注し はみ出した
オイルはウエスで拭き取ります




これで前輪も取り付けましょう






前後の車輪を固定するハブナットには 15mm のレンチを使います




メンテスタンドから自転車を降ろしました




ここで

極限コンデション向け ヘビーレインやマッドコンデションに耐える
強靭な皮膜を形成するオイルと謳われたオイルですが
商品に添付された注油手順と注意事項をまとめておきます

1. 汚れを洗浄する
2. 水分の除去
※ 1. 2. を行わないと注油時に弾かれチェーン内部に浸透しません
3. 容器を 30秒以上良く振り プレートとローラーの間に浸透する様に注油する
  1コマ 2滴を目安にする (ここは少し変ですね 1コマにローラーは 3個有ります
  1個のローラーに対して 2滴と解釈した方が良いでしょう)
4. クランクを数回ゆっくり回しオイルをチェーンに馴染ませる
5. 余分なオイルは塗布後 6時間以上経過してから拭き取る ※ 拭き取らない場合も
  6時間以上経ってから走行する
※ 洗浄を行わずにこのオイルを重ね塗りした場合チェーンの動きが重くなる事が有る







もう随分長く使っているチェーンです 伸びを見てみるとまだ
大丈夫な様です フロントギアのこの部分でチェックすると
大体解ります 
チェーンゲージの無い時代から自転車に親しんで来ていますから
この辺は自分の感覚が身に付いています




かと言ってチェーンゲージも有るので一度測ってみましょう
VAR バールの工具です






VAR の工具は伸び率では無く寸法表示ですが 0.075mm 以下です
まだ充分使えるチェーンです





悪コンデションに強いオイルとの謳い文句であり もう少し粘度の高いオイルだと思っていましたが
塗布直後はそれを感じさせません

私が想定している使い方は、試合前に晴天用に仕上げたチェーンを 試合当日の天候の変化により
スタート前にこのオイルを追加塗布して使えるかと言うのが有ります 
オイルの定着に 6時間必要だと、こう言う使い方は難しいかも分りませんね




洗車前の備品も装着し洗車とオイルアップは完了しました ここまで 3時間の作業です
今回のオイルを買ったのは、懇意にして頂いている MTB の選手でも有り優秀なメカニックの人が
このオイルは良いですよ、通常のオイルだと 1日しか持たないのがこれだと3日 試合で走れます
と勧めてくれたので試してみる気になりました オイルが落ち着いたら一度走ってみましょう

前回の作業 【 Wako's チェーンルブ エクストリーム キッドを使う 準備 】

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Wako's チェーンルブ エクストリーム リキッドを使う 準備

2018-07-17 20:18:21 | 自転車整備 チェーン
最近は自転車のケミカル品も多く出している Wako's ワコーズのチェン用オイル
Chain Lub Liquid Extreme チェーンルブ エクストリームと言う極限コンディション向けの
オイルを試してみます





極限コンディション 強い雨や悪路を走る時に威力を発揮すると言う事ですが
懇意にして貰っている MTB のメカニックがこれは良いですよと勧めてくれたので買ってみました
使う人に依りオイルに対して求める物は色々だと思いますが 今回私が想定する
使い方は雨天時のロードレース 雨に流され難いオイルを求めています
他にも色々と条件は有りますがこれは又書き進めて行きましょう







価格は 50mL 1728円と少し買うのを躊躇します
しかし良い物なら最近はこの位のお値段はしますね






これは容器から直接チェーンに注油するタイプです




商品にはこの使用手順書が添付されます
水置換性が無いのでチェーンの水分は完全に除去してから
注油する事と特に大きく書かれています その辺を念頭に置いて
これから施工して行きましょう




今回はこの自転車で試してみます 手持ちのロードレーサーは
両方チェーンのオイルアップをしたばかりです




まずメンテスタンドに乗せる為に前輪を外します






ここで使う工具は 15mm のボックスレンチ






左右のハブナットを緩め前輪を外しました








メンテスタンドに乗せましたが 整備性を良くする為に
後輪も外します ここも 15mm レンチを使います






チェーンにはチェーンレストを使いチェーンを張ります






チェーンの洗浄に併せ自転車も洗います シートポストの部分から
どうしても水が入るのでビニールテープを巻いておきましょう





スペアタイヤ等の備品も取り外して洗車の用意が出来ました 今回のオイルを注す時に
水の除去が条件ですが、パーツクリーナーを使わずに敢えて普段通りの整備方法を選びました








現在のフロントギアとチェーンの状態です オイルは切らす事なく
塗布しています 追加塗布を何度かしているので結構汚れています
この辺りを丁寧に洗浄して行きましょう






ブレーキ周りも良く汚れているので丁度洗車の時期でも有りました






油脂汚れを落とす為の Wako's フィルタークリーナーを小分けします
30cc も有れば充分でしょう






今回は何時もの刷毛に加え毛足の長いブラシも使います






チェーンにフィルタークリーナーを塗布します
フロントギアの裏表にも刷毛で塗っています




前後のブレーキやヘッドパーツ回りの油で汚れた所にも塗布します






今回はチェーンプレートの内側を ツンツンと突く様に毛先の長い
ブラシを使っています チェーンやギア板の汚れはこの様に
クリーナーを塗った瞬間に取れて行きます




クリーナーを塗り終わったので 次の行程に進みます






噴射ポンプを使いクリーナーを洗い流します 水道が使える環境なら
水道の蛇口で充分です








前後のブレーキやチェーンホイールに水を噴射しています
チェーンのローラーリンク内にクリーナーを残さない様に
特に注意が必要です








油汚れが酷かったブレーキとフロントギア周り ここまでの作業で
随分と綺麗になっています






次はフレーム等自転車全体を洗う為の洗剤を用意します
中性洗剤で結構ですがなるべく泡切れの良い物が良いですね
私は Simple Green シンプルグリーンと言う洗剤を希釈して使います






今回はフレームやホイールと共にチェーンも洗剤で洗います
日常的な洗車でチェーンについてはしなくて良いですが
やはり洗剤を使うとチェーンも綺麗になります 




自転車全体を洗剤で洗いました 






先程のフィルタークリーナーと同じ様に洗剤を洗い流します
チェーン内部に洗剤を残さないのも同じです

※ 水を掛ける時は回転部分やパイプ内部に水が入り難い方向を
考えながら放水しています






今回の洗車の目的で有ったチェーンの洗浄は、良く汚れが落ちています




何時もの整備場所に自転車を移しました








ここからは濡れたチェーンを良く乾燥させます 水置換の性質が無いオイルを
使う時はどの様なオイルでも大切な行程です






まずエアブロワを使い水分を吹き飛ばします




ウエスで拭いても汚れは付いて来ません 洗浄は上手く出来ている様です
ただリンク内の水分の除去はもう少し念を入れます






ドライヤーの温風でチェーンを温めています あまり触れない程
加熱する必要は有りません、時間を掛けて送風しました




チェーンに触れると水分の乾燥は出来ている様です 水が残っていると
回転部分もそうですが独特の手応えが残ります





新しいオイルを試す為に随分と手間を掛けていますが、これは仕方が無い事です
今回の Wako's CHAIN LUB Liquid Extreme と言うオイルは 走行後洗浄せずに
重ね塗りを繰り返すとチェーンの動きが重くなる事が有ります と書かれています
オイルを注す度に同じ事が必要なのは 少し考えさせられる処では有ります

オイルの塗布で有りながら準備段階だけで長い記事になりました オイルの仕上げは
次回にさせて頂きます 次回もどうぞお付き合い下さい

次の作業 【 Wako's チェーンルブ エクストリーム リキッドを使う 仕上げ 】

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御婦人用自転車 パンク 出張修理

2018-07-13 20:22:21 | 自転車整備 その他 
自転車がパンクした様なので見て貰えませんかとの連絡が有り車に修理道具を積んで
先方の自宅まで修理に出掛けました





実は前日の夜に連絡が有ったのですが自宅でビールを飲んだ後だったので
次の日の朝にして頂きました






何時も自分の仕事に使う車に自転車小屋から修理道具を積んで
出発です






ここには以前にも来ているので勝手は解っています
取りあえず自宅を訪問し自転車の鍵を預かってきました
確かに前輪の空気が抜けています






パンクと言われて調べると半分以上の確率でバルブの虫ゴムが
悪いのでまずこれを調べます スーパーバルブが使われています
これの良し悪しは見た目では解りません




タイヤの外周を点検しても何か刺さっている物は無さそうです






タイヤを外してチューブの水調べを行いましょう








チューブを出して空気を入れます ホースにトンボを付けて
反対側はヒラメのヘッドが使える様に、フレンチバルブの
筒を取り付けてあります これでトラック用の競輪バルブにも
空気を入れる事が出来ますよ




水に空気を入れたチューブを浸けると小さな気泡が出ています






この穴の開き方は異物が刺さったのでは無く 空気の少ない状態で乗っていると
タイヤのサイドで擦れてチューブに穴が開きます 軽石で修理をする部分を良く
擦りました






今回は丸いパッチを使わずに板ゴムを必要な大きさに切ります
穴は一ヶ所ですが、その周りもチューブに傷が付いているので
大きくパッチを貼ります






ゴム糊をチューブに塗ります 少し多いですが足らなくて
追加で塗るくらいなら多目の物を確実に塗り拡げる方が
間違いが有りません




ゴム糊自体に接着力は有りません チューブとパッチを同化させる為の
加硫促進剤です なるべく薄く塗って良く乾燥させます






糊が乾いたのでパッチゴムの裏布を剥しチューブに貼ります
慌てなくて良いですよ






チューブに傷を付けない様にプラハンマーで殴ったり
ローラーでパッチゴムを強く圧着します 特にパッチの
周囲が剥がれない様に気を配ると良いでしょう






修理が出来ているか空気を入れて水調べを行います






チューブの穴はもう大丈夫の様ですが、バルブから空気が
漏れています




バルブを交換します






今度は従来の虫ゴムを使うタイプにします スーパーバルブは
当り外れが有り 良い物は驚く程空気が抜けません、今回の物は
外れと言う訳では有りません結構長く使っていました




交換した虫ゴムも OK です






タイヤの裏側も良くチェックします リムフラップの点検も
忘れてはいけません




ではチューブを戻します バルブをリム穴に差し込みました






チューブに空気が入っていないと捻れたりして作業がやり難いので
軽く膨らむ程度に空気を入れます






チューブをタイヤの中に入れタイヤのビートをリムに嵌めて行きます
この時にチューブを挟まない様に注意し 後で点検も必ず行います




タイヤのトレッド部に亀裂が入っています 今回はこのまま
使いますが次にパンクした時は交換しましょう








バルブ部分は良くタイヤとリムの間に挟みます バルブを奥まで押し込み
それを回避します そして使用圧まで空気を入れます 手応えでは 4キロ
くらいの圧が良さそうです






これでパンク修理が終わりました 26 × 1 3/8 と言う規格の
タイヤです 26 のハチサンと呼ばれる一番オーソドックスな
タイヤですね








回転部分や駆動部をチェックしてオイルを注しておきます
普段手入れをしていない自転車は こんな些細な事で生き返ります
さてこれで完了です





これは量販店の自転車で高級な物では有りませんが 私が見た時に少し手を加える事で
なんとか持ち堪えています 余りお金を掛ける自転車では有りませんが、次はタイヤと
ブレーキゴムを替えてやりましょう





暑さが厳しいですね 夏らしい色の花がマンションの花壇に咲いていました

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