Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

丸タイヤの 貼り方 情報盛り沢山

2020-05-02 20:04:46 | ピスト
自転車に乗っていると必ず必要なタイヤの入れ替え作業 今回は丸タイヤをリムに貼ります
その様子を是非ご覧下さい





前回の作業で古いタイヤを外し事前準備は済ませています 丸タイヤとは
チューブラータイヤの事で 以前は 27×1-1/8 丸タイヤと表記されました
メーカーの完成車のカタログにも書かれていたのを思い出します
さて今回はリムセメントでタイヤを貼りましょう






前回タイヤを外してリムセメントの状態を確認すると
やや乾燥気味だったので それの調整を行いました
それを指で確かめていますが 良い感じになっています





タイヤは剥がした物を再利用しますが これらの接着面も接着強度が確保出来る様に
処理をしています




接着面も古いリムセメントが柔らかくなり 良い状態です




では新たにリムセメントを塗布しタイヤを貼って行きます






今回はパナレーサーのチューブ入りのリムセメントを使います
それと、リムにセメントを塗り拡げる為の歯ブラシです






昨日作った床の上に新しいリムセメントを塗布します






適量出したリムセメントをブラシでリムに塗り拡げています






タイヤを用意します 空気を少し入れています
タイヤがペタンコにならない程度で結構です
空気の入れ過ぎは作業を難しくします




私の自転車小屋には 消毒用の繊維タオルや除菌スプレーも
用意しています この後、タイヤを入れる様子ではマスクも
していませんが 普段はコロナ対策をしていますのでご心配には
及びません・・・




タイヤを入れる様子です

リムのバルブ穴にタイヤのバルブを入れます 曲がらない様に注意




バルブの両方向へタイヤを伸ばしながらリムに乗せて行きます




充分タイヤを伸ばしながらリムに嵌めて行きますが伸ばしが足りないと
この後でまず失敗します バルブから左右にしっかり押し下げる これ大切です




タイヤを押し下げる限界まで来たら リムを持ち上げ
最後の部分をリムに入れます 服を汚すのはほとんど
この場面です




タイヤが入りました ただチューブラータイヤはこれで
終わりではありません




空気を 2~3 キロ入れます




リムにタイヤを馴染ませながら センターも同時に出して行きます




ホイールを回転させ タイヤの左右の振れを取って行きます






今までの作業を終わらせ 使用空気圧を張って完了です
このホイールはセメントの接着強度が出るまで 1晩寝かせて
使う事が出来ます



チェック

バルブは曲がっていてはいけません



センター出し

タイヤのふんどしが見えます これを左右揃えるのも
一つの目安になります




方向

タイヤの装着方向は トレッドが作る ハの字の先端を
進行方向へ向けます これは濡れた路面の水捌けを考えての事です

これについては 自転車の速度では関係が無いただの模様だ と仰る方もいらっしゃいますが
これを唱えているタイヤメーカーも有るので 私はそちらを信じています
トレッドの大切さは 雨の日に競輪場や自転車競技場を走れば充分、感じる事が出来ます




リアホイールも同じ手順で 進めて行きます






使ったリムセメントはしっかりキャップをして保管
歯ブラシは使い捨てです セメントが固まると使い物になりません・・



MAVIC GP4



今回のホイールにはマビック GP4 と言うリムを使っています
これは何回かマイナーチェンジされていますが この後期タイプは
タイヤを貼る時に少し注意が必要です




改良後、弁当箱とも呼ばれましたが リムの両サイドのエッジが高く
谷が深い形状をしています その為にタイヤがリムの底に届きません
その対策として、リムのエッジにリムセメントを充分に塗らないと駄目ですね
それでないとタイヤの接着力が確保し難いリムです





随分と講釈が長くなりました すみません その様な事を確認しながら作業を進めましたが
前後のタイヤ貼りが完了しました
今回はここまでにさせて頂きます この後ホイールを自転車に装着しますが それは次の記事で
お付き合い下さい

タイヤ貼りの事前準備 こちらもご覧頂ければ幸いです
前回の作業 【 丸タイヤを貼り換える ピストバイク 】
コメント (3)
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