Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

可愛い ナットプライヤー HOZAN P-214

2022-10-26 20:04:41 | 自転車 工具
HOZAN ホーザンの自転車用工具 P-214 ナットプライヤーをご紹介します





自転車工具の老舗 ホーザン(株)の工具です 9年前の 2013年、同社カタログ Bicycl Tools に
新製品として紹介されています




9年前のカタログ価格 1260円(税込) 
現在の価格 1793円(税込)実勢価格は色々です






上はロブスターのプライヤー 200mm です
ナットプライヤーはとても可愛い 136mm






口の開きは 支点が 3ヶ所移動出来ます
これは一番小さな部分で 閉じた状態と開いた状態です






これが一番大きな開きが出来る部分です






実際は何に使えるのでしょう スポークのニップルです
これを掴んでみましょう






3.2mm のニップルです 上手く銜えています




3.2mm を摑まえてこれですから 自転車整備なら
インナーワイヤーを引くのに使えるかな・・




手で握るとこんな感じです 小さくて可愛いです
つい買ってしまいました






可愛いので工具箱に入れておきます そのうち
使う時が有るでしょう





工具の造りは決して綺麗とは言えない仕上がりでした 競技用自転車より
一般車の整備では使い途が有りそうですね 価格を net ショップで検索すると
1060円(税込)~ 1650円(税込)程度まで様々でした

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ロード アヘッド調整

2022-10-25 20:03:56 | 自転車整備 ヘッド
ロードレーサーの整備を続けています 今回はヘッド小物の調整を行います
アヘッドタイプです





暑かった夏も過ぎ 良く使ったロードの整備をしています ホイールの整備も
終わらせたのでヘッド調整を行います






走行中に僅かなガタを感じていましたが ハブの回転部か判断が
出来ませんでした ハブの玉当り調整を済ませたので
ヘッドに集中して調整が出来ます






少し渋く調整をします ステムのフォークコラムクランプボルトを
緩めます 工具は 4mm のアーレンキーを使います サイコン等
音が出る物は外しています






ヘッドキャップボルトを少し締め込みます そしてクランプボルトを
仮締めし ヘッドの回転具合を確認する事を繰り返します




ここだと思う一番良い状態を見付け クランプボルトを
本締めします トルクレンチを使います






ネジには焼き付け防止剤、クランプ部には摩擦増強剤を
使っています ステム指定のトルクは 5N.m です




最後にトップボルトを増し締めしておきます 緩み難い様に
ほんのわずかで結構です




作動具合が気持ちの良い状態になりました





自転車のヘッド調整 ここは走行に凄く影響を与える作動部分です 軽く動く様に
調整してやると 走りも軽くなります 意外ですがこれは本当です





小さくて可愛い花ですね 天気の良い日でした
この自転車の整備はもう少し続けます 次回は洗車からオイルアップを行いましょう
次回もお付き合い下さい

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チューブラータイヤ 貼り替え フロント

2022-10-24 20:14:58 | 自転車整備 その他 
ロードレーサーの整備を進めています ハブのグリアップは済ませました
今回はフロントホイールのチューブラータイヤを貼り替えます





ロード用のフロントホイールです 今年の夏はタイヤのバルブが頻繁に曲がり
その原因も良く解らないまま 夏が過ぎてしまいました 






このホイールのタイヤも 短期間に 2回貼り替えましたが
ご覧の様にやや曲がっています この程度なら許容範囲ですが
今回の整備の一環として貼り替えましょう






タイヤは TUFO S33 PRO 走行距離は 5~600km でしょうか
トレッドもまだ残っているので 再利用します






まず空気を抜きます






タイヤを外すのは バルブの反対側から 若い頃なら苦も無く
外せましたが 握力も無くなり今は無理です






ニップル穴など 接着の弱い部分を狙い マイナスドライバーを
差し込みます






この時、ドライバーの角やローレット加工された
部分でリムに傷を付けない様に注意します






剥がす切っ掛けが出来たら 後は手で大丈夫です
タイヤを真上に持ち上げる様にして剥がします








リムに何か残っています タイヤのフンドシに貼って有る
タイヤの情報です




整備テーブルで作業をします








少し気になる所が・・ バルブにリムセメントが付着しています
これをペイント薄め液で拭き取ります 空気を入れる際
ポンプヘッドのゴムパッキンにも良くないですから




タイヤの接着面にリムセメントを塗ります






セメントは無くなる前に購入する様にしています






セメントの刷毛で塗って行きます






塗り終わりました リムのエッジが当る部分にも塗っています
選手時代はタイヤには塗らなかったのですが 自分の走行技術も
落ちているので 今は安全の為に塗っています






ホイールの用意をします これは先日買った、廉価な
振れ取り台 3500円(税込) リムセメントを塗る為に
買いました








組み立ては簡単、一瞬で終わります






これは振れ取りにも充分使えます これからホイール組を
覚える方は買っておけば良いと思います






リムセメントを塗ります 床は悪く無いので
このまま行きます






チューブタイプのセメント 缶の刷毛は使い難いので
こちらを選んでいます






必要量リムに出し 歯ブラシで塗り拡げます




このリム ARAYA ADX-1 は リムの谷にタイヤが
やや届き難いので両サイドのエッジ部分を意識
しながら塗っています




先程のタイヤを用意しました 私は特に乾燥時間は置かず
セメント塗布後、直ぐにタイヤを入れます






タイヤのロゴ 或いはトレッドの方向に気を付け バルブは
真っ直ぐになる様に入れます 私は多少バルブが曲がる癖が
有ります 今回も意識しながら作業しましたが、曲がっています
決して良い事では有りませんが この程度は許容範囲です






タイヤ、リム共 リムのエッジまでセメントを塗ると
どうしてもリムが汚れます 付着したセメントは
拭き取っておきます




今回のタイヤの貼り替えは バルブの曲がりも我慢出来る程度でしたが
猛暑の時期も過ぎ、気持ちをスッキリさせたかったので貼り替えました 





シーズンが終わった訳では有りませんが 夏に結構乗っていたので
全体の観察も含めた整備です もう暫く続きます どうぞ最後まで
お付き合い下さい

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ハブ グリスアップ HB-7800 組み立て 玉当り調整

2022-10-23 20:06:08 | 自転車整備 ハブ
ロード用ハブ Shimano DURA-ACE HB-7800 の分解整備を行っています 新しいグリスを使い
丁寧に作業を進めて行きます 整備風景をご覧下さい





今回整備を進めている DURA-ACE HB-7800 です この状態から分解し 各パーツは
前回までに洗浄を済ませています




洗浄を済ませた構成部品です これらを丁寧に
組み付けて行きます 潤滑剤も高性能な物を
使うつもりでいます






今回選んだグリスは SPIN の初期の物です これは
凄く優れた商品です ただ同商品はもう手に入りません






添加剤として使うのは スーパーエステル G-SPEC
主剤は GRAPHEN グラフェンです 凄く摩擦係数が
低い材質らしいですが その理論が難しく 私は理解
出来ませんでした








グリスを別容器へ小分けします






グラフェンを良く攪拌します






グリスに 4滴落としました






スーパーエステル G-SPEC を手に取るとこの様な感じです
グリスを良く攪拌します






一瞬で色が変ります SPIN はフッ素系のグリスですが
今回の組み合わせは 私が信頼する所で 高い実績を残しています




ハブ本体のカップです






カップ他必要な部分にグリスを塗布しました






このハブにはリテーナーが使われています ボールは 3/16
スモールパーツの品番 Y25R98080 Bタイプと言う奴です






リテーナーから外したスチールボールを 容器の中に
入れました




グリスとボールを混ぜました イカ墨みたいです・・






ボールをケースに戻して行きます 良い感じです






組みなおしたリテーナーです








リテーナーをハブ本体のカップに入れます 方向は
ボールが良く見える方が表側です




ダストシールを入れます






これにも方向が有ります 内径部分に突起が有る
下の写真が表側です




ダストシールを本体にはめ込みます 圧入です
少し手応えを感じながら入ります ここまでの
作業は左右同じです






玉押しを使い リテーナーとダストシールの方向 等
間違いが無いか確認しています






シャフトの玉押しにグリスを塗布しました




玉押し以外のシャフトには Super Lube スーパールーべの
超耐久潤滑剤を塗布しています 腐食防止です






シャフトを奥まで差し込みます




こちら側からは 玉当りの調整が出来ない構造です




ホイールを反転させました






玉押しにグリスを塗りました これをシャフトに
ネジ込みます






シャフトを反対側で押さえ 玉押しをネジ込みます
取り合えず奥まで入れておきます 調整は最後にします






ロックナットをねじ込みます ネジ部には Super Lube の
潤滑剤を塗っています 固着防止です




玉押しとロックナットをネジ込みました これから玉当り調整を
行います




カップ&コーンの回転部では必ず必要な調整です ガタが出ない範囲で
出来るだけ抵抗無く回転する場所を見付け ロックナットで固定します
これはまず一回では決まりません 納得出来るまで何度も調整を行います







これで玉当りの調整も終わりました





DURA-ACE HB-7800 フロントハブ 回転もスムーズで良く出来たハブだと思います
今回の潤滑剤 SPIN + グラフェン 今はとても良さそうです 何年か後にどの様になって
いるか確認してみたいですね 長い記事にお付き合い頂き有り難うございました

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ハブ グリスアップ HB-7800 洗浄

2022-10-22 20:03:25 | 自転車整備 ハブ
Shimano DURA-ACE HB-7800 シマノのロード用ハブです 今回フロントハブの分解整備を行っています
基本に忠実な作業を行っています その作業風景をご覧下さい





12~3年前に組んだホイールで 今迄に 3~4回グリスアップは行っています
前回に分解は済ませていますので今回は洗浄を行います




前回分解した玉押しです グリスの状態も凄く良く
パーツも綺麗な状態を保っています





今迄に使った潤滑剤は Microlon アッセンブリールブリカント、Spin、Super Lube 多目的グリス
いずれも高性能を誇る商品です それを証明する様な玉押しの状態ですね






ステンレス容器と 茶漉しを用意しました 茶漉しの中に
洗浄するパーツを入れます






パーツクリーナーの噴射圧を利用し おおまかな油脂を
洗い流します これだけでは綺麗にはならないので
別の容器で歯ブラシを使い綺麗に洗います




パーツクリーナーの選択も大切で 乾燥の早いものは
洗浄には向かず ある程度乾燥までに時間の掛かる物が
使い易いです パーツの洗浄が終わりました






ウエスに充分クリーナーを含ませて ハブ本体の玉受けを
綺麗に拭き取ります






スチールボールに艶が有りません これは前回内部に水が周り
幾らか錆が発生した症状がありました その為に付いた傷かと
思います






ボールは交換しましょう サイズは 呼び 3/16 直径 4.7625mm
それが片方に 13個使われています






上位等級の物や Campagnolo の純正も在庫しています






3/16 が有りましたが 数が足りません しまった・・
在庫管理が出来ていませんでした
今のボールでも手応えは悪く無いので そのまま使いましょう





各パーツの洗浄が終わりました グリスアップ~玉当りの調整は次回に行います





少しトゲトゲしていますが綺麗に撮れました 花が終わってからも楽しませてくれます
次回もどうぞお付き合い下さい

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