Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

追加製作 立カラン締め 23x25mm ハンドル加工

2023-04-18 19:08:03 | 設備 水道工事
水道の蛇口を取り付ける為の工具を自作しています 立カラン締めと言う道具ですが
自分が使い易いものを作ります 作業風景をどうぞご覧下さい





今回の工具はスパナ部分とハンドルに別れます 前回にスパナ部分の加工は済ませました
今回はハンドルになる鉄板に少し手を加えます 用意している道具はボール盤です






鉄板に 8mm の穴を開けます 墨出しをしポンチも打ちました




穴あけには切削オイルを使います






慌てずにゆっくりと作業を進めます そうすれば道具が
勝手に仕事をしてくれます 綺麗に開きました






穴は両端に開けます 概ね同じ位置です






ドリルを使うと 穴の周囲に返りが出来ます ヤスリを使い
バリ取りを行いました






もう一ヶ所 6mm の穴を開けます




後で開けた穴は スパナを溶接する時に この穴から
スパナが見えます ここにも点付けをする為の穴です





今日の天気は雨模様です 湿気の多い日は何をするのも良く有りません 今日はここまでにしておきます
次回はこのハンドルにスパナを溶接しましょう どうぞ次回もお付き合い下さい

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追加製作 立カラン締め 23x25mm

2023-04-17 19:26:14 | 設備 水道工事
水道の蛇口で立カランと言う器具が有ります それに使う工具ですが 自作します
前回作った物が便利だったので 追加製作です





これは工具を自作する為に用意したソケットレンチです これを加工して行きます








今回用意したレンチは 6角の 23mm と 25mm です








前回作ったのは この2種類で サイズは 24mm です




この立カラン締めと言う工具は色々なメーカーから市販されています 
しかし狭い所で使う為に頭の小さな物が欲しくて自作しました




それがこの大きさの違いです この僅かなサイズ違いで
現場では天と地の差が有ります






実は前作を作って直ぐにその工具を試す場面が有りました
カウンターの上に置かれた手洗い器です この水栓も立型です
今回はこの水栓の取替えです






このカウンターの天板に 水栓と給水を接続する為の穴が開けられています
水栓の取替えは この穴から一番奥のナットを触る必要があります
穴が小さく市販の工具が穴に入りませんでした こんな場面で自作工具を
使う事が出来ました 凄く助かりました






そんな事が有り 自作工具が充分使える事が解ったので
サイズ違いを作ります ソケットレンチを使うのは
六角部だけで 取り付け部は必要無く ここを切断します






レンチ部分の深さを測っています




深さをレンチにマーキングします






見え易い様に細いマスキングテープを貼りました
この右側を切り落とします






もう片方もする事は同じです




レンチの切断は高速カッターを使います 刃は金属用の
チップソーが付いています






クランプがやり難い部材なので 気を付けないと
危ないですが 怪我をすること無く切断出来ました






工具のハンドル部分に使う 鉄板です サイズは
幅 22mm 厚さ 6mm を使います






切断位置を罫書きました 230mm 程度にしています






これもチップソーで切りました この形状の物はしっかり
クランプできるので 怪我に注意さえしていれば 難しい
仕事では有りません




整備テーブルに帰って来ました 切断面はどうしても荒れます
全周同じ幅にし 面出しも必要です 
要は側面と切断面を直角に仕上げたいと言う事です






切削面をマスキングテープでガイドラインを作りました






切断面の研磨はディスクグラインダーとバイスプライヤーを
使います




バイスプライヤーでレンチを銜え 砥石に当てます ここは
自分の感覚だけです






概ね全体に砥石は当っています






幅が揃っているか 再度確認します




多少揃っていない部分も有り マーキングし微調整を
します






微調整をしました 見るからに角が綺麗に出ています
大丈夫でしょう・・






再度確認すると 面出しに問題は無かったので
テープを外し 沸いた糊も拭き取ります






六角のソケットの一部を切り取り レンチに加工します
その為のマーキングです






バイスで固定しサンダーで切ります 手作業です






2個共切り落としました




切断面はバリが残り 角も刃物みたいになっています
ここは研磨が必要です






サンダーで面取りをしました 良い感じで進んでいます




目の細かなヤスリで 少し擦っておきました
これでスパナ部分の加工は出来ました






ハンドル部分です これも一部面取りをしたいので
前作を参考にしながら 少し削りました






スパナを取り付ける部分の墨出しをします
ハンドルの端に スパナ部分はこの様に取り付けます








ただ付ければ良いと言う物では無く 工具ですから少なくとも
矩(かね)=直角 は出しておきたいですね スパナを装着する
位置をマーキングしました 片方は単に寸法間違いです・・





今回の自作工具で 時間と手間の掛かる所は概ね済ませました まだハンドルに少し
手を掛けたいですが 続きは次回にさせて頂きます 次もどうぞお付き合い下さい

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無振動用 コンクリートビット VESSEL

2023-04-15 20:02:56 | 色々な道具
コンクリートに穴を開ける時には コンクリート用のビットを使い 回転と打撃を併用して
作業を行いますが 打撃を与えず回転だけで 穴を開けられる VESSEL のビットです





今回紹介させて頂くのは VESSEL ヴェッセルの商品で 商品名 クッションドリル(コンクリート用)
品番 No.ACD-5.0 通常コンクリートの穴あけでは振動と回転を与えますが この商品は回転だけで
使う事を推奨しています






ビットの先端には チップが付いています 見た感じでは
従来のビットとそう変らないと思うのですが・・




今回は軸径 5.0mm を選びました それの品番は ACD-5.0で
末尾の数字が太さを表しています
モルタル・ブロック・レンガ・ALC・石膏ボードなどの穴あけ
上記は問題なく使え コンクリートは使用可能と言う事です




一度使ってみます これはインパクトドライバーですが
負荷が掛らなければ 通常のドリルドライバーと同様に
回転だけで使えます






これはコンクリートです 砂とセメントを水で練った物は
モルタル そこへ砂利を加えた物がコンクリートです
流石に固さを感じて ビットが中々入って行きません




それでも ここへカールを打つ位の深さまでの穴あけは可能です
モルタルでも試してみましたが そちらは驚く程軽くビットが
入って行きました




普通はこの様な回転と打撃を与える ロータリーハンマードリル
と言う道具を使いますが 5~6mm 程度なら 今回のビットでも
行けそうです これは現場で用意する道具が少なくて済むので
我々には有り難い事です





最近このインパクトドライバーは無くては仕事が進まないくらい 重要な道具になっています
木工事をする大工さんですら 釘を使う処を見なくなったくらいです この道具で使える今回の
ビットは便利ですね 価格は 720円(税込)程度で購入しました DIY をされる方ならこれでも
良いと思います

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自作 立カラン締め 溶接~完成

2023-04-14 20:14:41 | 設備 水道工事
衛生器具の取り付けに使う 立カラン締めと言う工具を自作しています
市販もされていますが自分自身がより使い易い物を考えています





前回までに用意した部材の加工は済ませています 今回はこれらをセットし
溶接機を使い完成させます




部材はハンドル部分と ナットを銜えるスパナ部分の
二つです これを溶接が出来る様に仮固定します






ちょっと磁石に助けてもらいます




ハンドルには既に取り付け位置の隅出しはしています
それに合せて磁石を貼り付けました






その磁石に合せ スパナ部分をくっつけてみました
丁度良い程度に取り付いています




小さなシャコ万で固定し 磁石は外します 以前磁石を
使った部分に溶接をしようとすると、溶接棒が磁石に
引っ付き仕事になりませんでした






小さな曲尺を使い ハンドルに対して直角になる様に
微調整します






溶接は屋外で行います
使うのは 100V用のアーク溶接機です






流石に溶接の場面は写真に撮れませんが 終わらせました
上手く出来るか 何時もドキドキです






以前より幾らか上手くアークを発生させる事が出来る様に
なりましたが 何処を溶接しているのか良く解っていません・・
少しサンダーで研磨しました




一度整備テーブルに帰って来ました






溶接の具合を見ています 何とか付いています
大丈夫でしょう






立カランの取り付けナットです ここに使います






殆ど遊びが有りませんが その分、銜えてしまえば
しっかりしています これは OK です






さて もう一つの違うタイプに掛かります こちらは 25A の
SGP ガス管の管末にボックスレンチを取り付けます




この様に仕上げますが これの仮固定の方法が思い浮かびません
開いてる方の手で押えながらやりましょう






パイプとソケットの芯出しはしっかりやりたい処です
この後、何度か仮付けを繰り返し なんとか芯を食いました






この状態に出来れば 及第点をもらっても良いかな




こちらは 立カランの取り付けネジを ここに差し込みます






実際に装着してみます ナットには上手くはまりました




こちらの方は ナットを銜えてしまえばパイプを
簡単に回せるでしょう






力を加える時は パイプの下に開けた穴に 7mm の
アーレンキーを差し込みハンドルとして使います




ペイント薄め液で 全体の汚れを良く拭き取りました






これが市販の工具です




スパナ部分の形状は同じです ただ、使う場所に依っては
このサイズの物を差し込む事が出来ない事が有ります
そんな時の為に出来るだけ、頭の小さな工具が欲しくて
今回、自作する事にしました






比べるとこの様な感じです この何ミリかの違いで
助かる場面がきっと有ると思います






丸パイプの方です こちらは用途が限られますが
ツボに嵌れば良いでしょうね




これで今回の 金物の工作は完成です でもこのままでは
直ぐに錆が発生します その対策は必要です




ミッチャクロンを使い クリアの錆止め塗料をスプレーします






何度かに分けて 塗装をしています






塗装も乾燥しました これで全ての予定は終了です
一応思っていた物は出来ています




それぞれを見てみます








ハンドルが鉄板の方です 文字は塗装をする前に リューターで
刻みました スパナ部分、溶接 私にすれば上出来です






丸パイプの方 これは実際に使ってみるのが楽しみです





今回の自作工具 市販されていないなら作っちゃえで始めています
選んだ部材も簡単に用意出来る物です 今回も素人工作にお付き合い頂き
有難うございました

前回の作業 【 自作 立カラン締め ハンドル加工 - Kinoの自転車日記 】

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自作 立カラン締め ハンドル加工

2023-04-13 19:42:19 | 設備 水道工事
縦型自在水洗に使う為の工具 立カラン締めを自作しています 今回は操作部のハンドルを
加工します





今回は 2種類の工具を作るつもりで工作を進めています その為、ハンドルに使う材料も
2種類用意しました




これは市販されている 立カラン締めです




ここが工具のナットを銜えるスパナ部分ですが 狭い所で
使えない事も有り この頭が小さな物を作ろうとしています






これは前回までに加工した スパナ部分です この様に
縦カランの取り付けナットに使います






ハンドルの為に用意した部材です 必要な長さに
切断する為の墨を入れました 22mmx6t の鉄板です






こちらもハンドルに使います 配管用炭素鋼鋼管 SGP
呼び径 25A 外径34.0mm 内径 27.6mm です どちらも
長さは 230mm にします






切断は金属用チップソーが付いた高速カッターを
使います






このチップソーは切断用砥石と比べると火花も少なく
切断面も綺麗に切れます






予定の長さに切断しました まだ加工は続きます






切断面のバリ取りをし 穴を開ける為のマーキングと
ポンチを打ちます






鉄板には 両端に 6mm.8mm の穴を開けます




SGP には 8mm の穴を貫通させ それと直角に交わる所にも
穴を貫通させます 合計 4つの穴を開ける事になります




穴あけにはボール盤を用意しました






鉄キリをセットします こちらは 6mm です




刃物には切削オイルを使います これは絶対に使った方が
良いです






6mm が開きました






こちらは 8mm です それ程硬い金属では無いので
怪我に注意すれば 誰にでも出来る作業です






SGP ですが 私の所の環境ではこれを固定する道具が
無いので 手で保持しながらの作業です ドリルの刃が
引っ掛かるとパイプが回転するので そんな時に逃げる事も
考えながらの作業です 結構危ないです・・








作業テーブルに帰って来ました それぞれ狙った所に
穴は開いています




丸ヤスリでバリと面を取ります




今回開けた穴は ハンドルを回す時に金属棒を差し込む為に
使います






フラットなハンドルは この様な使い方が出来ます






SGP の方は 棒を貫通させて使います 4ヶ所に穴を
開けたので 90度間隔で位置が選べます
これに使っている 金属棒は・・






買い置きの アーレンキーの中から 7.0mm を選びました
適度な長さと硬度が有りますから 今回の用途には丁度良いと
思います





これで工具を作る為の 各部材の用意が出来ました 次はこれらを形にして行きますが
一向に上手にならない 電機溶接で作業をすすめます 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の作業 【 自作 立カラン締め ナット部の工作 - Kinoの自転車日記 】

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