5日目民生費の質問に立ちました。
72分行いました。
使用時間の記載は、今後自分の議事録を見直す場合の、分量の多さを知る参考になるためや、全体400分の使い方の配分を知るためもあり、記載しています。
質問のテーマは5つです。
* 以下、質問、質問予定原稿からつくっていますので、若干本番と異なります。**********
派遣村への早々の対応に敬意を表すると共に、支援いただきましたことを深く感謝いたします。この支援は、まさに、NPOと行政の協働であったと思います。
また、3/26の最終答申の会合を含め18回もの委員会と、パブリックコメントの募集・検討を経て、ようやく第三次保健医療福祉計画策定に至ったご努力も合わせて、高く評価すると共に感謝申し上げます。
テーマⅠ方針について
①第三次保険医療福祉計画について
先にも述べましたが、第三次保険医療福祉計画につきましては、平成20年度において、中央区保健医療福祉計画推進委員会が組織され、4つの部会が、すなわち、保健医療専門部会3回、子育て専門部会3回、障害者専門部会4回、高齢者専門部会3回開催されると共に、親部会が3/26の最終答申の会合を合わせ5回、合計18回の委員会の後、これはすべて公開で、かつきちんと議事録をつくった形でなされたわけですが、策定されようとしています。
私も、医療者として、関心があるため、なるべくすべての部会や委員会を傍聴し、フォローして参りました。
この計画は、平成26(2014)年度にむけて、保険医療福祉分野の総合計画として、今後の施策の基本的指針となるとても重要なものであります。
この保険医療福祉計画について、まず3点お伺いします。
)公募委員について、
どのように募集されたか、計画推進委員会設置要項では、区民代表2名となっているが、2名だけではなく、もっと募集すべきではなかったか?なぜなら、4つの部会にわかれると、二つの部会(保健医療部会、子育て部会)は、区民が入らず検討された。一般区民の目線も入れた検討が必要であると考える。
)報告案の段階で、議会に報告すべきと考える。パブリックコメントを受けるにあたり、区のホームページ上で、見ることができるため、それを議員自らがみると済むわけであるが、2月の福祉保健委員会で、報告いただきたかった。
)施策の方向性の中で、「前期」、「後期」と分けられ、取り組む課題が整理されているが、たとえ、「後期」と書かれた内容であったとしても、それがあるから、「後期」まで待てってもよいのだという姿勢ではなく、できることがらがあれば、「前期」から取り組むと理解してよいか?
)委員の欠席について
専門部会では、委員が欠席されるときがあった。その場合、その分野の意見が反映されなくなるが、欠席の場合は、極力代理を立てるようなことを指導はできなかったのか。または、欠席には、あとから会の流れを説明して、意見を聴くなどして、きちんとフォローがなされていたのか。
②地域自立支援協議会
平成19(2007)年7月1日に施行された要綱にそって、地域自立支援協議会が設置され、5つの部会(地域移行促進部会、居住環境整備部会、障害者サービス部会、障害児サービス部会、就労支援強化部会)に分かれ、検討がなさています。
本年6月に障害福祉サービスのあり方に関する意見書がまとめられ、福祉保健部長に提出されることになっている。また、提出された意見書に対しては、福祉保健部長は、区の今後の障害福祉サービスの方向性を明確にした回答書を協議会に提出することが定められています。
)地域自立支援協議会は、委員の任期は2年だが、再任を妨げない、となっているが、この協議会は、今後も、存続して設置していくと考えてよいか。
)地域自立支援協議会の意見書は、区の障害者福祉の方向性を知る上で、たいへん貴重な内容が含まれていると考えられるが、その意見書及び回答書は、福祉保健委員会へ報告いただきたいと考えるがいかがか。
③裁判員制度に関連して、
実施に向け、保育や介護のバックアップ体制の整備が必要と考えますがいかがでしょうか。そして、保育や介護を、無料で提供すべきと考えるがいかがか。
老若男女、子どもから大人まで、障がいや病気のありなしに係らず、共に学び、働き、自己実現できる中央区の実現に向けて、質問します。
4つのライフステージに分けて、施策を、質問します。
Ⅱ出生・乳幼児期、Ⅲ学童・思春期、Ⅳ青壮年期、Ⅴ中高年期
テーマⅡ生まれる・育つ(出生・乳幼児期)
①病児・病後児保育
)いまだに、京橋の施設の利用状況が増えないが、なぜか。どのような対策をとったのか。
)病後児とはなにか?
)病児を預かることは、できないのか?預かるためには、なにが欠けているのか?
②認証保育園の質の向上
)認可保育園では、園医の健診はどのような割合でなされているのか
)園医による健診少なくとも月に一度は、すべきではないか
)認証保育園の認定においても、園医による健診の義務付けが必要だと考えるがいかがか。
③認定子ども園
)どのように教育委員会と連携していくのか?どちらが主導をとるのか?
)保育園では実現できなかった、どのようなことを実現したいと考えるのか?
④待機児童の解消
)勝どき西保育園移転後の跡地利用
)幼稚園があったが、今は通っていない園を認定子ども園として、待機児童対策に用いることを考えるべきと考えるが
⑤特別な支援を必要とする子の早期発見・早期対応
)巡回指導員 保育園も、幼稚園も回るのか
Ⅲ学ぶ(学童期・思春期)
①幼稚園・保育園と小学校との切れ目のない連携
幼稚園から小学校へは、その子の幼稚園生活の様子に関してまとめた連絡票のようなものを小学校へ出すことに定められている。保育園から小学校の場合はどうか?
②特別な支援を必要とする子の個別指導計画(学年ごと)・個別支援計画(切れ目のない計画)の整備状況はどうか?
③学童・プレディへの障がいのある子の受け入れ
)障がいのある子の受け入れ状況は、それぞれどうか?
)学童など、障がいのある子こそ、最優先に受け入れるべきと考えるがいかがか。
④学校のバリアフリー
副籍制度もはじまり、障がいのある子が学校に通うようになっているが、バリアフリー化が遅れている。
このことに関し、福祉保健部から教育委員会への申し入れは行っているのか?
Ⅳ働く・生む・参加する(青壮年期)
①ひとり親家庭支援
)ひとり親家庭休養ホーム
この事業は、ひとり親家庭にレクリエーションと休養の機会を提供するため、宿泊なら伊豆高原荘やヴィラ本栖、日帰りならディズニーランドなどの利用料を、それぞれ2泊または、2回まで助成する制度である。
行政評価では、事業の有効性に「生活意欲の向上という面ではおおむね貢献しているものの、自立を促進するという面では、一部に見直しの余地もある。」と記入しているが、事業実績は、年間利用延べ人数が、1150~1400とほぼ安定し、利用者の声も好評を得ており、事業の有効性は、大いにありと考えられる。すなわち、「ひとり親家庭の心身の健康の増進と生活意欲の向上につながり、施策の成果向上におおむね貢献している」と評価すべきである。
「自立を促進するという面で、一部に見直しの余地もある」の理由をのべていただきたい。
)この行政評価をもとに、本年度から、宿泊は、2泊から1泊へ、日帰りは、2回から1回へ縮小される。
母子寡婦福祉連合会の意見は、どうであったのか。
)存続をもとめる声が上がっており、現状のままで行くべきであると考えるがいかがか。
縮減の財源を、ひとり親家庭ホームヘルプサービスの充実に回すということであるが、このサービスには、ファミリーサポート、病後児保育事業、ショートステイ、トワイライトステイ、一時預かり保育などの類似の事業で十分まかなえる。ひとり親家庭では、最優先にサービスをするという弾力化をすることで、充実もはかれるであろう。
よって、縮減の理由は、なりたたない。
②障がいのある方の就労に関して
)中央区役所の障がいのある職員34人の内訳
)仕事を発注を障がいのある方の就労(支援)施設に入れるべきだ
例)防災グッズ(パンの缶詰)
檜原村間伐材の加工
環境カレンダー作り
観光検定の補佐
)特に、視覚障がいの方の仕事は、見つけづらいが
)仕事をして、いくらの給料を障がいのある方の給料として目指すのか?
)区が特例子会社をもつという考え方は?
)就労継続支援A型はレインボー明石しかないが
)一般就労からもどれる場をもつべきと考えるが
)さわやかワーク中央は、交通不便地域と考えるが
③ワークライフバランスの施策
)福祉保健部として期待するもの、
)実施に当たっての総務部へのアドバイス
Ⅵ第二の人生、老いる(中高年期)
①「親亡き後」の支援体制について
)障がいのある子の親が、「親亡き後」の悩みなどを出しあえるような相談機関はあるのか?
)障がいのある子が、安心して出かけられる拠点はあるのか?
)障がいをもつ親御さんのどれだけが、成年後見制度を周知しているのか?
②認知症をケアー
)『中央区障害者サポートマニュアル』に認知症が入っていないが?
)認知症をケアーする中で大切なこと
⇒認知症介護の分野で有名な介護士大谷るみ子氏によると、「心は生きている」ということ、すなわち、心の基本的な部分は、残っているから、その心と向き合うのが仕事であるといっている。「認知症だから、しかたがない」と考えたり、安易に拘束してはならない。
以上、