「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

オリンピック・パラリンピック対策特別委R1.6.12質疑メモ:築地市場跡地の駐車場バス1日1850台車1800台、荷捌施設確保、水素パイプライン、子どものボランティア参加、医学面からの健康教育など

2019-06-12 18:08:05 | 公約2019

 本日、所属するオリンピック・パラリンピック対策特別委員会が開催されました。

 質疑の内容を、簡単にメモします。詳細は、後日の議事録をご確認ください。

 今までの本委員会の議論や、オリンピック・パラリンピック区民協議会、同協議会作成資料を見てきて、東京までになさねばならいないことは、

 1、感染症対策の構築

 2、テロ対策の構築

 3、ヘイトスピーチをなくす

 4、受動喫煙をなくす

 5、バリアをなくす

 など少なくとも5項目の課題があると考えています。

 また、選手村を抱える中央区における五輪のレガシーとしては、

 1、中央区が健康福祉都市となること

 2、国際交流の発展

 を私は、願っています。

 本番まで、オリンピックは408日、パラリンピックは440日となり、検討課題が多く、
 本委員会を毎月開催をしても追いつかないのではないかと思うほどです。


 さて、質疑メモ。

第1、築地デポ(築地市場跡地の駐車場計画)(資料6関連)

 小坂:①築地魚河岸や築地場外市場に欠かせない荷捌場が、使用できない図になっているが。

 吉田副区長:都と交渉し、別の場所を用意していく。

 小坂:②一日にバス1850台/日、自動車(モヒート)1800台/日と出入りをするため、東京都は、二酸化窒素など自動車廃棄ガスの大会時の予測をしていると思われるが、その予測結果を資料要求する。

 区回答:そのような資料は都は作成をしていない。

 課題と考えることがら:自動車動線、排ガス問題など、食と食文化の町である築地魚河岸や築地場外市場の営業に支障を絶対に来さない対策を講じるべきである。



第2、晴海選手村の水素ステーションと水素パイプライン(資料7関連)

 小坂:A街区である晴海ふ頭公園内及び5-5街区に選手村宿泊施設の電源の一部にする水素ステーションができる。
    晴海ふ頭公園内の水素ステーションは、『選手村地区エネルギー事業』H30.2月東京都都市整備局/選手村地区エネルギー事業予定者資料には、なかった。

    ①A街区施設は、仮設ということであるが、それにしても、「高圧ガス保安法」などの法律の基準に則ったものであるか。

    ②A街区それら水素ステーションから宿泊施設までのパイプラインの図面を資料要求する。

 区回答:①則っている。

     ②A街区それら施設は、プレゼンテーション用であり、発電はしない。図面はない。






第3、大会時における交通計画等の地元説明について(資料4関連)

 小坂:銀座、築地、勝どき・豊海、晴海地区まちづくり協議会から、
    4地区のまちづくり協議会の合同協議会(4地区まちづくり合同協議会(仮))を設置し、対応するとあるが、
    交通で影響を受けるのは、清澄通り、有楽町線などもあるから、
    佃・月島のまちづくり協議会も合同協議会のメンバーにいれて、6地区合同協議会とすべきである。

 区回答:選手村があるところと、築地デポのあるとことからの直接の影響を受ける範囲とした。
 
 課題と考えることがら:やはり、選手村がある同じ月島地域の交通問題と広く考えるべきであるから、佃・月島のまちづくり協議会も落としてはならないと考える。






第4、中央区オリンピック・パラリンピック教育の推進について(資料8関連)

 小坂:国際的なスポーツ大会を契機とした体力向上事業の都の「指定地区」とあるが、中央区の全域の学校が対象ということか。

 区回答:全小中学校対象ということである。

 課題と考えることがら:この指定を有効に活用し、体力向上の機会とする取り組みの活性化を。

第5、子ども達の五輪大会時のボランティア参加について

 小坂:豊海小学校や晴海中学校以外でも、大会に子ども達が(希望する子どもが)ボランティアとして参加する機会は作っていけないか。

 区回答:大人には都市ボランティアができているところ。子どもも検討。

 課題と考えることがら:区独自で大会に関係した子ども達がボランティアとして参加する機会はつくれないか、検討の余地があると考える。
            例えば、折鶴ウェーブで作成した折鶴を、応援メッセージを添えて世界中の国々から参加してきた選手に贈呈する場をつくるなど…

第6、健康教育の取組について

 小坂:体力向上、スポーツ教育があるが、例えば、「女性アスリートの無月経」などの医学的な視点から教育をしているか。
    「女性アスリートの無月経」は、女性アスリートだけではなく、クラブ活動におけるスポーツでもおこり、骨粗しょう症や骨折の原因にもなり、
    小児・思春期医療からも問題が指摘されている。

 区回答:いれていない。

 課題として考えることがら:医学的な視点からの健康教育も取り入れていき、スポーツでより健康になるように導く必要があり、医学と教育の連携の必要性がある。
              せっかくのスポーツ教育、健康教育の盛り上がりの時期であり、うまく取り入れていけないか検討していく必要性がある。







******朝日新聞2019.05.31*****



以上

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