「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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本日、中央区議会福祉保健委員会:幼児教育・保育の無償化関連条例改正に関して等。スポーツ系/インターナショナル系幼稚園など特色ある幼児教育類似施設に通う子へも保育の必要性がなくとも無償化の対象拡大を。

2019-09-26 17:34:29 | 子育て・子育ち

 10月から全国的に始まります幼児教育・保育の無償化に関連して、中央区でも関連条例の改正について、本日2019.09.26、中央区議会福祉保健委員会で審議されました。

 私の発言部分について、メモ。詳細は、後日議事録が出ます。

 ⇒は、区の回答を受け、考えている内容です。

1、幼児教育・保育の無償化の今回の法律改正・条例改正の目的は何か?

区回答:総合的な支援を行うことによる子育ての負担軽減


2、直前まで制度改正が国においてもなされてきたところであるが、
 本制度についての最終の関係閣僚合意は、①『幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針』(平成30年12月28日)http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/20/1414592_001_1.pdfとみなしてよいか?

 〇文科省HP: http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youchien/1414595.htm


区回答:そのとおり。


3、本制度についての国が作るQ&Aは、②『幼児教育・保育の無償化に関する自治体向けFAQ』(2019年7月31日版)であるか?

区回答:その後も出されているようである。

4、本制度についての国の基本方針は、③内閣府告示『教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども・子育て支援給付並びに地域子ども・子育て支援事業及び仕事・子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針の一部を改正する告示(内閣府八五)』(令和元年9月3日)と考えてよいか?

区回答:基本指針は出されている。


5、基本指針にあるように、市区町村の『子ども・子育て支援事業計画』へ位置づけていくべきものであるが、中央区主催の『子ども・子育て会議』においても、今回の幼児教育・保育について議論しているか。

区回答:議論している。

⇒幼児教育・保育の無償化について、中央区らしい施策に生かしていくために、『子ども・子育て会議』でもさらに活発に議論されることを期待しています。


6、所管は、公立幼稚園のみ教育委員会部局で、それ以外は、福祉保健部局と考えてよいか。

区回答:その通り。


7、中央区には、英語で幼児教育を行う幼稚園であったり、スポーツを主体とする幼稚園であったり幼児教育類似施設がある。今回の制度改正でそれら幼稚園に通う子で、「保育の必要性」がある場合、無償化の対象になるが、1の目的で見たように「保護者の負担軽減」というのであれば、「保育の必要性」がなくとも、幼稚園に通う相当部分においては、無償化の恩恵を受けることができるようにすることについての考え方は?

区回答:公立、私立の「幼稚園」であれば、無償化の対象となる。幼児教育類似施設には、「保育の必要性」の要件はいる。

⇒地域の幼児教育を支える施設でもあり、そのような施設を利用されているかたがたにも、広く無償化の恩恵が受けられるように中央区は特色ある幼児教育・無償化を進めていくことを見守っていきたいと考えます。


以上



 

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