12/12、所属する中央区議会 福祉保健委員会が開催されました。
質疑のメモ。
正式な議事録は、後ほど、公開されます。
私の質疑ではありませんが、「がん治療後のワクチン再接種助成」に関連して福祉行政の前進を感じさせるうれしい朗報も一つありました。
*******メモ*******
1、『中央区保健医療福祉計画2020』への『成育基本法』の反映について
改定作業中の『中央区保健医療福祉計画2020』(この先7年間の計画)において、小児医療で重要な『成育基本法(成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策の総合的な推進に関する法律)』の反映はなされているか。
区回答:理念を盛り込んだ計画であり、具体的な個々の施策を実施する中で、反映させていく。
2、『中央区保健医療福祉計画2020』中間報告へのパブリックコメントの周知について
改定作業中の同計画でパブリックコメントが、12/16-1/7でなされていく。幅広い声、当事者の声を反映させるためにも、各種団体の構成員の一人一人に、パブリックコメントの募集をしていることの周知を、区が行っていく考えはあるか。
区回答:個別に知らせていく考えはない。
3、『中央区保健医療福祉計画2020』の基本概念である包括的相談支援体制の構築に向けた予算要望について
同計画は、厚労省が12/10に最終報告を出したその内容に沿ったものとしてできている点でたいへんすばらしい。平成30年4月に社会福祉法を改正され、厚労省もその改正内容にそって施策のあり方を検討してきたが、厚労省の検討に同期するように本区も、検討を進めて来られた。国は、包括的な相談窓口を一本化した自治体へ予算付けを行っていく考えであるが、本区も、積極的に、国へ予算要望していくか。
区回答:国の方策へ、本区の施策が合致するなら、予算要望していく。
4、がん罹患のかたの就労に重要な『両立支援コーディネーター』(独立行政法人労働者健康安全機構)の養成・配置について
同計画(40頁)に、「がん患者とその家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげるための取組…」とある。
仕事と治療の両立も大切な観点であるが、そのためには、『両立支援コーディネーター』などの要請をし配置をする考えはあるか。
区回答:考えはない。相談数の多い病院などの相談窓口を紹介していく。
質疑を終えて:ご家族の包括的な支援で、病院窓口では対応できないこともあり、連携体制の強化が必要であると考える。
5、「お年寄り相談センター(地域包括支援センター)」の役割の拡大について
同計画(13頁)に「お年寄り相談センター(地域包括支援センター)」の記載がある。
身体障害者手帳をお持ちの方が、65歳以上が約6割となってきている現況、「お年寄り相談センター(地域包括支援センター)」において、介護サービスの観点だけではなく、障害者サービスについても、相談をお受けしていくように、相談体制を拡大していく必要性を、同計画に合わせて考えていくべきではないか。
区回答:同計画が、それぞれの地域で相談をお受けしていくことを謳っており、同センターの役割拡大は主旨に沿っており、これからの考え方である。
6、『第二期中央区子ども・子育て支援事業計画』における病児・病後児保育事業のサービス量の見込みについて
改定作業中の『第二期中央区子ども・子育て支援事業計画』(この先5年間の計画)において、病児・病後児保育事業のサービス量の見込みが、「1日あたりの利用延べ人数(量の見込み)は、1日あたり定員と比べても概ね対応できる規模となっています。」と病児・病後児保育事業のサービスが足りているような記載であるが、明らかに誤りではないか。
区回答:一日平均でみると足りているという考え方である。
小坂要望:現実的な量の見込みの評価をお願いします。
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補足、他会派の議員2名から、「がん治療後のワクチン再接種助成」について質疑がなされ、保健所長が前向きに検討する回答あり。