「8050問題」「老障介護」「ダブルケア」「ヤングケアラー」…と複合的な課題が主となっている中、今、社会が求めている形は、介護だけではない、障がい者福祉だけではない、うまく、他分野と連携がとりながら、ワンストップで相談ができる仕組みだと考えます。
「和光市総合型地域包括支援センター」は、高齢者、障がい、子ども、困窮をすべてワンストップに取り組む夢のような取り組みです。
取組の詳細が、オープンな形の論文でご紹介されていました。
➝ https://www.yasuda-u.ac.jp/.../2021YasudaCBS_Vol10.pdf.pdf (63-74頁)
「 統合型地域包括支援センター~複合的な課題を抱える家庭を支える多職種協働型ケア拠点 」
松本武洋 Matsumoto Takehiro 安田女子大学現代ビジネス学部公共経営学科
キーワード 地域共生社会、重層的支援体制、地域包括支援センター、多職種協働
今後も「総合型地域包括支援センター」なる取り組みの広がりに向け、学術的視点及び実際にされている実践面からの視点から、アドバイスがいただけることを期待しています。
まさに、この形こそ、広がるべき福祉の形である心から思っています。
************同論文での図表*********************
●和光市総合型地域包括支援センターにおけるサービスの概念図
●同センターにおけるスタッフの配置
同論文での参考文献:
厚生労働省「地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律(令和2年法律第
52 号)の概要」
株式会社 NTT データ経営研究所 「育児と介護のダブルケアの実態に関する調査」(内閣府委託調
査:)、平成 28 年
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 「2040 年:多元的社会における地域包括ケアシ
ステム―「参加」と「協働」でつくる包摂的な社会―」、平成 31 年
厚生労働省「重層的支援体制整備事業における具体的な支援フローについて」
和光市共生型福祉施設ひかりのさとウェブサイト
押領司賢二、大澤絵里「地域共生社会の実現に向けた『和光市統合型地域包括支援センター』の
実践」(第 80 回公衆衛生学会口頭発表説明資料)、令和 3 年
厚生労働省「これからの介護予防」
WHO.,ICF Beginner's Guide: Towards a Common Language for Functioning, Disability and
Health.
大川弥生「第 1 回社会保障審議会統計分科会 生活機能分類専門委員会 資料」
公益財団法人母子衛生研究会ウェブサイト
厚生労働省「地域共生社会に向けた包括的支援と多様な参加・協働の推進に関する検討会(地域
共生社会推進検討会)最終とりまとめ」、令和元年
埼玉県和光市「第 8 期和光市長寿あんしんプラン」、令和 3 年
三宅康成・井関崇博「農村地域における『ふれあいサロン』の実態と課題―姫路市郊外のサロン
を事例として―」『兵庫県立大学環境人間学部 研究報告』、平成 26 年
医療介護情報局ウェブサイト
社会福祉法人章佑会ウェブサイト
東京商工リサーチ「介護事業の倒産 最多から一転、支援策や報酬改定の効果で 3 割減 【令和 4
年 老人福祉・介護事業の倒産状況】」、令和 4 年
「小学校教員採用試験の倍率、2.6 倍で最低更新、20 年度」『日本経済新聞(令和 4 年 1 月 31 日)』