教科書採択がなされ来年4月から採用となる多くの教科書のうちでは、性の多様性の記述が新たに加えられています。
例えば、
●保健 大日本図書 3、4年:
「生まれたときの体の性と、今、自分が思っている性がちがうこともあります。また、気になったり、好きになったりする相手が異性の場合もあれば、同性の場合もあって、『好き』の形もさまざまです」と説明。
さまざまな性を表す言葉の一つとして、「LGBT」を紹介した。
●保健 東京書籍 3、4年:「性と自分らしさ」
「異性が気になる」➨「ほかの人が気になる」
「異性と話したいけれど、はずかしい」➨「異性や好きな人と話したいけれど、はずかしい」
という表現に変えた。
気になったり好きになったりするのは異性とは限らないという観点からだ。
「性と自分らしさ」というコーナーを新設。「体の性」「心の性」「好きになる性」「表現したい性」の四つの要素から自分らしさが作られていると説明。
一方、学習指導要領では、「思春期になると、異性への関心が芽生える」などと記載されている。同性を好きになることや、生まれた時にあてがわれた性と自認する性とが違うトランスジェンダーを含めた「性の多様性」についての記述はありません。
文科省では、教科書会社の判断で入れることはできるというスタンスですが、ならば、学習指導要領も改定が可能なのであって、もう一歩、進めるときが、来ているのではないでしょうか。
*******朝日新聞2023.6.27*********
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15672174.html
こども家庭庁の審議状況。
各部会をそれぞれ、フォローして参ります。
取り入れるべきところは、早々に区政に活かして行きましょう。
********こども家庭庁********
https://www.cfa.go.jp/councils/meetings/