「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

昨日、外来でうれしかったこと

2007-10-03 06:48:53 | 小児医療
昨日、外来でうれしかったこと。

一学期、学校が行けなくて、
話しても、声に元気がなくて、
沈み込んでいる中学生がいました。
不登校の状態になっていました。

その子が、二学期になって、
風邪・咳の病気で受診するのだけど、
見違えるほど、元気なのです。
フリースクールに、
ほぼ毎日、楽しく通っているといいます。

昨日、お母さんもこられていたのですが、
「うちの子は、寿司は、ダメなようです。
本人は、今でも、寿司食べると言い張っていますが。。。」

私も、答えました。
「寿司じゃなくて、フランス料理にでもしたんですか?」

非常に内輪なネタ(ブログ:2007-09-22 03:18:22)で、
その子の妹は、なんの会話かわからず、目を白黒。


学校に絶対に往かなくてはならないという概念から、
親は抜け出すのは大変である。
時間がかかり、多くの葛藤がある。
その母親も、時間がかかり、葛藤があった。
その概念を乗り越えた時に、
一つの解決にたどりつけることもある。


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1 コメント

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でもね・・・ (T母)
2007-10-04 02:21:27
先日はお世話になりました。

ところで、ちょっと補足させてくださいね。
すし屋じゃなくてもいいか。と、思えるまでに1年以上かかったのですよ。

腹は括ったものの、フランス料理(民間フリースクール)は高いのです。ラーメン屋くらいだといいのですが。

無料で通える区の適応教室もありますが、
連れて行った時期が息子にとって早すぎたのか、
少し通ったものの、結局続きませんでした。
不登校対策ということで、自習時間があったり、復学をめざしている感じも合わなかったようです。

もちろん適応教室が合っているお子さんもいると思いますから、それが悪いというつもりはないのです。
ただ、不登校はケース バイ ケース。学校に戻すことがベストではない子どもも居る事が、広く社会に理解されることを今は願っています。

学校に行かないことを親が許容しても、進学先は・・・
その先、自立し生活していく方法は・・・
心配は尽きません。
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