早いもので、2021年最初の一月が終わろうとしています。
たとえ、緊急事態宣言下であったとしても、子ども達の元気な登校の声が街に響いています。
私たちは、第一波、第二波で多くを学びました。恐れることは、ありません。
要は、だ液・飛沫を浴びない、浴びた部分を手で触って口にもっていかない、浴びさせない、各自の自覚だと思っています。
難しいところは、発病2日前から感染力がある点。健康と思っているそのひとが、感染させること。でも、感染制御は可能だと考えます。
私の信頼する感染症ご専門の小児科医師 岡部信彦先生の分析もご参考になります。
⇒ https://news.yahoo.co.jp/articles/dc78c15565c466d929e3008b031838c4bda87b47?page=1
なんとか、かかりつけの皆様のコロナへのご不安を払しょくできますように、
安心・安全の医療、そして、病児保育をスタッフ一同全力で提供して参る所存です。コロナのこと含め、お気軽にご相談下さい。
「マスクして 見えぬがわかる 君の笑顔」小坂クリニックの2021年の健康標語、是非、生かしていきましょう!
【1】1月の日曜日の診療体制、休まず急病対応致します。
1月24日(日)9:00-13:00
31日(日)9:00-13:00
【2】新型コロナウイルス感染症の感染・発病時の相談先
1、感染したかも?
⇒中央区保健所コールセンター☎03-3541-5254
東京都新型コロナコールセンター☎0570-550571
2、発熱で受診したい
⇒東京都発熱相談センター☎03-5320-4592又はかかりつけ医
もちろん、かかりつけ医として当然、当院は、応じます。
小坂クリニック☎03-5547-1191
3、コロナウイルスにり患した場合
(1)子どもの養育は?:
その子どもの陰性が未確認⇒保健所・児童相談所が連携し医療機関で一時保護
陰性を確認済⇒一時保護所や乳児院などでお預かり
(2)高齢者・障がいのある方の介護・介助は?:担当のケアマネージャー、お年寄り相談センター、障害者福祉課等にご相談を
その方の自立が可能⇒ホームヘルプや配食サービスなど区が紹介
自立が困難⇒地域の施設のショートステイなどを利用
(3)ペットの世話は?:
預かる知人やペットホテルがない⇒東京都専用ダイヤル☎03-5320-4392
ある⇒知人やペットホテルへ
(4)り患したご本人が今まで通り在宅療養を継続したい⇒在宅療養医に相談し継続
【3】自費のだ液PCRのご案内(検査日当日の結果)
帰省やご高齢のかたにお会いする前に調べておきたいという自費のだ液PCR検査にも当院も応じています。
⇒ だ液PCR検査、自費(1万円税込み)での実施について https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/aa8162215cbecc319043cedcdf81d9eb
申込:03-5547-1191 小坂クリニック
検査の流れ:検査日の当日9時半までにご来院いただき、だ液を採取。当日の午後18時以降に、お電話をいただき、結果をご報告します。
なお、診療においては、適切にコロナのPCR検査(保険適用の場合は2000円程度・子どもは無料)へとつなげております。
【4】重要な4つのパブリックコメント、提出致しました。
私も、皆様から日々頂いているご意見をまとめ、パブリックコメントとして、中央区へ届けました。
●中央区地域防災計画(令和3年修正)に対するパブリックコメント2021.01.08
中央区障害者計画・第6期中央区障害福祉計画・第2期中央区障害児福祉計画に対するパブリックコメント2021.01.08
中央区高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画に対するパブリックコメント2021.01.08
第2期中央区地域福祉活動計画 素案に対するパブリックコメント
【5】2021年健康標語、総合発表、
今年も、選ぶのに悩みました。
悩みすぎて、優秀賞が、当初5の選定の予定が、9の選定になりました。
【6】中央区のコロナ対応の充実に向け、意見書を1月12日に所属会派から中央区長に提出致しました。
今後とも、現場において、対策・対応で、お気づきのことがございましたら、お声がけ下さい。
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令和3年1月12日
中央区長 山本泰人 殿
新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書
新型コロナウイルス感染症の感染者・重症者・死亡者の全国的な急拡大に伴い、令和3年1月7日に一都三県に緊急事態宣言が発令されました。
中央区でも感染者が急増しています。
変異株の広がりが懸念されますが、ワクチン接種に向けた厚労省による自治体説明会も開催され、速やかな接種体制の構築が求められています。
緊急事態宣言下、感染を予防・制御しつつ、区民生活・福祉そして経済活動を維持・継続する中央区の支援を期待し、ここに緊急要望書を提出いたします。
よろしくご検討をいただけますように、お願い申し上げます。
記
〈小学校・中学校〉
○今後、国の方針で再度一斉休校となった場合でも、授業のオンライン中継等で学びの継続ができるよう、至急整備すること。
○選択的不登校を選択した場合にも学びを継続できるよう、休校しても授業に参加出来るリモート授業の仕組みを確立し、そのために自己の端末または各学校に支給済の学習用タブレット端末を活用出来るようにすること。
必要に応じて通信環境の改善にも取り組むこと。
○小学6年生の移動教室、中学3年生の修学旅行をはじめ、学校側が主催するイベントについては、子どもたちの機会損失に代替する機会を緊急事態宣言の解除後、速やかに提供すること。
〈幼稚園〉
○昨年、長期にわたり一斉休園となったことで、集団学習の「学び」が十分ではなく、その影響を不安視する声が保護者から届いている。
小学校入学前に、十分なフォローアップを行うこと。
〈新成人のつどい〉
○新成人のつどいについては、今回の中止措置に伴い不利益を被る方々に区として最大限配慮すること。
また、代替の機会の開催に向け、対象者を中心に新たな集まりの在り方を検討した上で、区としてもサポートすること。
〈区の各種審議会・協議会・委員会等〉
○都市計画審議会等の審議会や協議会、懇談会、委員会などは、感染制御策を講じながら、できる限り開催をすること。不必要な傍聴制限はかけないこと。
やむを得ない場合には、オンラインでの開催を行うこと。
書面開催をする場合にも、質問とそれへの回答の部分を記録に残し、今後、検証できるようにすること。
〈医療〉
○ホテル療養者数・自宅療養者数を明らかにするとともに、かかりつけ医らと連携して、安全な見守り体制をとること。
必要なかたには、パルスオキシメーターを貸し出すこと。
○必要なかたには、時期を逸せずPCR検査ができる体制を継続すること。場合によっては、医療機関と連携し、PCR検査の枠を拡大すること。
○自宅療養者の体調管理などは、ハーシスを用いてかかりつけ医らに分担させることなどして、保健所の業務の負担を軽減させること。
○ワクチンの接種体制を速やかに構築し、区民に説明を行うこと。
〈経済支援〉
○区内中小企業の経営状況を注視し、今回協力金の支給を得られない事業者を中心に区としての支援を強化すること。
以上
【7】補足、今こそ、哲学者 西田幾多郎を学ぶ
西田幾多郎氏 1870(明治3)-1945(昭和20)、生誕150年が経ちました。
西田氏曰く、「非常時なればなるほど、我々は一面において落ちついて深く遠く考えねばならぬと思う」
コロナ禍という「非常時」だからこそ、学ぶべき存在であると考えています。
西田氏は、政策の支柱を与えて下さっています。さらには、学問、子育ての本質を語って下さっています。
私も、学んでいる最中ですが、学問について、子育てについて、西田氏の考えはこういうことではないかと書いてみます。
●学問について
子ども「なんで、べんきょうなんかするの?」
西田「べんきょうは、いのちのためにします。いのちがもっともたいせつです。いのちをわすれたおべんきょうは、いりません。」
子ども「いのちをわすれたら、どうなるの?」
西田「そのようなおべんきょうでえた、お金、立場、体、技術、知能は、かんたんにわるいこととむすびつき、わるいよのなかになってしまいます。」
「たとえ、あなたのやれることが小さくても、愛情にみちていれば、大きないみがあります。」
子ども「自分にもそんな愛情の種あるかな?」
西田「土に埋まっていてみえないかもしれないけど、きっときみの心の種がみつかるよ。」
(西田幾太郎全集 17巻 岩波書店)
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●子育てについて
親「子育てで、なにが大切なのですか?」
西田「お互いの喜怒哀楽を、「わがこと」のように、いっしょに感じることです。
親と子が、心では、それぞれに入れ替われるほど、お互いを「わがこと」として感じることができること、
お互いの心を感じ合えること。
別の言い方をすると、それは、「無私」。
「無私」、私が全身を投げ出せるような状態、私たちが「私」をなくすことのできる状態。
親と子が、ともに「私」が主語ではなくなる状態。」
(第四編 宗教 第五章 知と愛)
*原著『善の研究』では、読み切れず、NHKテキスト『100分de名著』の助けを借りています。
以上
文責:小坂こども元気クリニック・病児保育室 院長 小坂和輝
東京都中央区月島3-30-3ベルウッドビル2~4F 電話03-5547-1191
クリニックホームページ:http://kosaka.clinic/
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