23区初で葛飾区が、区立小中学校の学校給食完全無償化に名乗りを上げました。令和5年4月から実施。
そのため学校給食の無償化の話題が、報道で時々取り上げられています。
世田谷区も検討中とのこと。
やらないという区は、千代田区、板橋区、江戸川区など。
NHKの調査では、中央区は未定となっています。
ぜひ、葛飾区に続き、中央区も、学校給食無償化へ一歩を踏み出す時ではないでしょうか。
葛飾区の予算は、29268人(小学校20459人、中学校8800人、特別支援学校9人)に対し、17億円(いままで7億円は必要だったところ、無償化で一般会計から10億円の新たな出費)とのこと。
単純計算します。中央区の小中学生の数(10146人=小学生8489人+中学生1657人)が葛飾区(29268人)の1/3として、粗々に必要な金額規模を見てみるため、上記予算額を単純に1/3でみると、予算5.6億円(いままで2.3億円は必要だったところ、無償化で3.3億円の新たな出費)の規模感というところでしょうか。
NHK調査(2022.9.13)によるやらない理由。
・区内の子どものうち一定数は私立の学校に通っており、公立の学校のみ給食費を無償化すると不公平感が出る。(千代田区)
・完全無償化にする場合、年間14億円の費用が必要になると試算をしているが、老朽化した学校の改修や改築などもっと優先度が高い事業があると考えている。(板橋区)
・公立の小中学校に通う子どもが3人以上いる場合、第3子以降の給食費を無償化。年間多額の予算が必要になり財源の捻出が困難。(江戸川区)
・学校給食法11条に学校給食費は「保護者の負担」と明記されているのでそれを守っている。(港区、練馬区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、足立区など)
******葛飾区HP******
https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/713/memomemo.pdf
******中央区の現況*****
******NHK2022.9.13*******
給食費完全無償化 東京23区「する?」「しない?」考え方は | NHK
https://www.nhk.or.jp/
*****参考条文******
●学校給食法
●政令
学校給食法施行令(昭和二十九年政令第二百十二号)
施行日: 平成二十九年四月一日
(平成二十八年政令第三百五十三号による改正)
*******葛飾区HP*******
ヤングケアラー調査の予算も同時につくようで、画期的ゆえ、あわせて、こちらにも。
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