築地市場移転候補地の横の区画の土壌汚染。地下で、地層はつながり、地下水で汚染は動くわけだから、その区画も土壌汚染対策をせねば、移転候補地の部分だけ土壌汚染対策をしても再汚染があることになります。
何度もいってきて、これからも言っていきますが、豊洲6丁目東京ガス工場跡地は、卸売市場に適した場所ではありません。
今は、土壌汚染対策法上の「土壌汚染指定区域」となっており、卸売市場建設は、法律で禁止された場所です。
その「土壌汚染指定区域」を解除するためには、土壌汚染対策工事後、二年間のモニタリング期間をおき、その二年後の調査で、汚染が検出されないことを確認することが求められれています。
東京都は、二年間のモニタリング期間の必要なことを、都民になんら説明をしていません。
築地市場移転は、無期延期し、築地現在地での再整備を実現させましょう。
東京ガス発表資料
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******東京新聞(2013/02/22)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013022202000124.html
築地市場移転予定地近く ヒ素 基準の52倍検出
築地市場(東京都中央区)の移転予定地に近い江東区豊洲六の土壌から有害物質のヒ素が最大で国の基準値(一リットル中〇・〇一ミリグラム)の五十二倍の濃度で検出されたと土地を所有する東京ガス子会社が二十一日発表した。検出場所は三メートルの盛り土をしており、今後予定する工事でもヒ素が飛散しない工法をとるため同社は生活環境への影響はないとみている。
この土地は新市場予定地の北東約二百メートルにある。同社が所有していた新市場予定地を都と昨年二月までに交換して得た。交換前の二〇〇二、〇三年に都が行った調査では六・一倍の濃度で、過去にヒ素を使ったことがなく自然由来とみられていた。同社が住宅展示場として貸すため、再調査したところ、都の結果を大幅に超えた。
国の示している目安では、基準の十倍を超える場合は自然由来とは考えにくいとされている。予定地では、これまでにもベンゼンやヒ素が検出され、都が対策工事を進めている。
豊洲地区への移転に反対している日本環境学会の畑明郎前会長は「五十倍を超える濃度は自然由来とは考えにくい。地下水は動くので、市場予定地に影響を及ぼしかねない」と問題視。築地市場の関係者は「驚くというより、やっぱりという感じ。予定地を含む埋め立て地は汚染の懸念があり、市場を移転する計画自体に無理があった」と切って捨てた。
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