運転士の証言が分れている。
現役運転士は、あの場所に恐怖や不安を感じることはないという。
しかし、OB運転士は「強い風が吹く怖い区間だった」という。
ところが風力計は、風速10mくらいと低かったらしい。
OBは70代。現役は50代。※
20年前までは、「強い風が吹く怖い区間だった」のだろうか。
テレビを観ていると、強風の吹く区間のように思える。
今年の状況がここ十数年と違っていたのだろうか。
現 . . . 本文を読む
12月25日、あのJR福知山線脱線転覆事故から8ヶ月目の日に
ふたたび、JRは脱線転覆事故を起こしてしまった。
なくなられた方やご遺族の方々に心からお悔やみ申し上げます。
また怪我をされた方々の一日でも早い回復をお祈りいたします。
またしても起った脱線転覆事故の現場は、JR福知山線脱線転覆事故と
あまりにも似ていて、JR福知山線脱線転覆事故の被害者の方々が
辛い思いをされておらっしゃるとお察しし . . . 本文を読む
支援弁護士グループがJR西日本に対し声明文を提出しました。
4・25ネットワークが、JR西日本に求めている説明責任
「愛する家族がなぜ死ななければならなかったのか」について
遺族主催による説明会を開き真実を知りたい、という要望は
いまだに実現していません。
11月24日(木)、支援してをしている弁護士グループが
JR西日本に対して声明文を提出しました。
4・25ネットワークのHPからの引用です。
. . . 本文を読む
11月6日号に掲載した「ATS設定ミス」について、
今日は組織面から考えていこうと思います。
資料はやはり毎日新聞「追跡 新型ATS設定ミス」から引用します。
ではまず、「新型ATS設定」の手順を文章化しますが、簡単には
頭に入らないのではないでしょうか。
まず、データ入力の流れ。
1.各ATS毎にデータが違うので、1台1台設定をする必要がある。
2.必要なデータは「a.カーブの制限速度や長さ」 . . . 本文を読む
まとまった記事を待っていたJR西日本の「新型ATS設定ミス」
関係だが、今朝の毎日新聞で「追跡 新型ATS設定ミス」という
記事が本田健記者の著名記事として掲載された。
この記事で組織体制としてのJR西日本の問題点が、浮き彫りに
なっている。
しかし記事を読んで少々「追跡」がたりないとも思った。
問題点をあげておこう。
・設定ミスに気がついたのが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会
であったこ . . . 本文を読む
4.25ネットワークHPに、10月16日TASK主催の
シンポジウムの報告が掲載されました。
(岩清水日記BOOKMARKあり)
柳田邦男さんやその他の方のコメントが掲載されています。
柳田邦男さんの主張は、岩清水日記7月3日号と7月9日号にも、
転載させてもらってます。
また、日本ヒューマンファクター研究所の黒田所長の話も
注目されます。
昨夜のNHK「クローズアップ現代」では、JR西の山崎 . . . 本文を読む
昨日、伊丹市でTASKと4.25ネットによる集会が
ありました。
毎日新聞によると250名の方々が参加されたとのこと。
私は残念ながら参加できなかった。
新聞では細かな内容を知ることができないので、
4.25ネットのHPか、、TASKのHPに掲載していただくと
ありがたいと思います。
ぜひ、お願いいたします。
※この2つのHPは、岩清水日記のBOOKMARKから
アクセスできます。 . . . 本文を読む
4.25ネットワーク世話人の方々から、
北側国土交通相への要請書(10月4日付)が
出されています。
4.25ネットワークのHP(岩清水日記BOOKMARK)の
発信文書→要請書をクリックしてください。
一読していただければ、と思います。
お気持ちが深く心に入ってきます。
要請内容を読ませていただくと何が問題なのか。課題は何か。
まっすぐに頭に入ります。
特に印象的だった文章は、
「私たち4. . . . 本文を読む
最近の新聞紙面では、「尼崎脱線事故」という表記に
なっているケースが多いが、これは事故名として適切ではない。
4・25ネットワークが、9月25日にホームページを立ち上げ、
http://www.4-25.net/index.shtml
「JR西日本福知山線脱線転覆事故」と命名されている。
私も、この事故名が適切と考え、カテゴリー名も変更させて
いただいた。
事実は脱線事故というレベルではなく、転覆 . . . 本文を読む
共同通信から
「兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、尼崎東署捜査本部は
24日までに、JR西日本が過去数年間に開催した取締役会の
議事録を押収。安全管理に関する同社の意思決定過程などを
分析している。
新型列車自動停止装置(ATS-P)の整備が遅れるなど、
同社の安全管理態勢の問題点が指摘されており、捜査本部は
垣内剛社長ら幹部の発言などを精査、刑事責任追及が可能か
どうか検討する」
このニ . . . 本文を読む
9月2日 ネット版中日新聞記事です。
「4年ごとの義務無視
JR福知山線脱線事故で、実際のスピードより低く表示されて
いた運転台の速度計について、JR西日本が車両メーカーから
引き渡しを受けた後、一度も精度をチェックしていなかった
ことが一日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会などの調べで
分かった。速度計の点検は四年ごとに義務付けられているが、
同社は怠っていたという」
国土交通省航空・鉄 . . . 本文を読む
毎日新聞より(私自身の資料つくりのため全文掲載します)
JR西は、8月22日、尼崎脱線転覆事故を踏まえた安全対策の
一環として、社内基準の見直しを発表した。
「事故に至らない小さなミスは『事故の芽』と分類し、
人事評価の対象外とするのが柱。
ミスやトラブルの報告を現場から収集しやすくし、
その分析結果を重大事故の防止に役立てる狙いだという。
9月1日から実施する。
同社はこれまで、ミスの重い . . . 本文を読む
毎日新聞に小さな記事が載っていた。尼崎脱線転覆事故の
その後の活動です。短い記事なので全文掲載します。
「兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故の遺族らでつくる
「4.25ネットワーク」は21日、3回目の会合を開き、
事故原因やJR西日本の責任を追及するため、弁護士や学識
経験者を交えたグループをつくることを決めた。
遺族が原因究明の姿勢を明確にしたのは初めて。
遺族や負傷者ら69人が出席し、信楽 . . . 本文を読む
朝日新聞が、JR西アーバンネットワーク内の運転士と車掌に
アンケートを実施しており7月25日に紙面に掲載された。
「安全向上計画」に関するアンケートである。
この「安全向上計画」を指揮している新副社長の山崎正夫氏は、
かって「SA計画」を指揮していた。
※「SA計画」は5月27日号に掲載しています。
この「SA計画」に関する現時点での山崎氏の評価はどうか。
紙面にインタビューが載っている。
. . . 本文を読む
7月3日掲載の続きです。
「組織事故」の多くは「組織犯罪」へと落ちていく。
・雪印、三菱自動車、東京電力、三井物産の事件は、
間違いなく犯罪である。
この犯罪の共通する要因はなにか。柳田邦男さんは9項目を
上げている。
1.危機意識が希薄
2.目の前で起きたコトの重大性に咄嗟に気づかない
3.面子や責任を恐れて、対応が遅れる
4.過去の教訓や他企業、他業種の事故情報・危険情報を
生かさな . . . 本文を読む