北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

都会を支えるシステム

2007-05-17 23:31:39 | Weblog
 今日は朝、横浜に向かうべく電車に乗り込んだのですが、途中で、JR川崎駅での人身事故に関する放送がしきりに車内に流れていました。

 放送の内容は、その事故のためにJRの横浜~東京間の各線が運転を見合わせているというものでした。

 私は同じJRでも、南部線という別な線に乗っていたのでなんとか電車は動いていて、(そうか、JRは大変だな)などとぼんやりと考えていました。

 私はこの先、東急東横線に乗り換えて横浜に向かうつもりだったのですが、まったく他人事ではありませんでした。

 JRが運転を見合わせているために、私鉄各線が振り替え輸送を行い、本来はJRで移動すべき人達がこぞって私の乗ろうとする電車の方にも回ってきたのでした。

 そのため乗り換える駅では、乗降客があふれかえり全く身動きができない状態となりました。

 先頭が一体どうなっているのかも分からず、十分ほど人混みの中で揉まれ続けていましたが、最後にはあきらめて遠回りをして、乗換駅に向かうことに。

 外は雨。傘は差していても前後左右の人の傘からしたたり落ちる雫でみんなびしょ濡れです。こんなことなら人混みの中にいた方がマシだったかも知れません。

    ※    ※    ※    ※

 遠回りをしてやっとのことで乗り換えましたが、途中の乗り換えは改札機を通らずにもうてんやわんやの状態。

 やがて自分の降りる駅へ到着して、一応「PASMO」を改札機にかざしたところ、ピッという音がして、一瞬1300円ほどかかったことが示されて通過ができました。

 「せんさんびゃく…、1300円!?」普段なら650円の区間のはず。

 PASMOは支払い履歴を機械で印字できますから、それをもって駅員さんに問いただしてみると、ちょっと奥へ入って調べた後に出てきて、「これはですねえ、途中駅を通過した記録が残っていないものですから、ずっと遠回りをして乗ったという計算を自動的にしているのだと思います」という説明でした。

 カードの中の残額で修正してもらおうと思ったところ、機械がうまく働かないようで、現金で返してもらいました。

 見逃していたら危ないところでした。PASMOも便利ですが、こうした記録の残らない不測の事態にはなかなか対処しきれないのでしょう。

 それにしても恐るべき大混乱。都会のシステムが一度狂うと、被害は甚大ですね。 
コメント
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