北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

芝のプロ

2007-05-25 23:23:47 | Weblog
 大学の後輩達と一杯。

 三ヶ月ぶりの後輩と、二年ぶりの後輩と、25年振りの後輩の三人です。みんな髪が白くなっていて、苦労の後が伺えます。

 その中の一人は、大学を卒業後芝生一筋にやってきて、いまや首都圏はもちろん、日本中で芝で困ったことの相談を受けているとのこと。

 東京ミッドタウンの芝も手がけて、開園直前に最後の芝工事として入り、施工開始からたったの13日目にオープンを迎えたにも関わらず、立派な芝生として仕上がったのだとか。

 普通は土の上で育てた芝生を、厚さ3センチほどの根ごと切って薄い芝ロールにして移植をするのです。しかしそれでは根を切るために活着が悪かったり、土の上に芝生があるために透水性が悪くなったりするという難点がありました。

 この点を彼の会社では、100%生分解するマット上で芝を育成し、それをロールにして移植をして芝生を作るという技術開発を行い、短期間での芝生施行というニーズに応えることができるようになったのだそうです。

 終いには、サッカースタジアムの構想にアドバイスを求められて、札幌ドームのようにホバリングで芝を入れ替えるように計画を変更させたりもしたのだとか。芝に関する絶対の自信が彼を支えているようです。

    ※    ※    ※    ※

 彼の今のテーマはパークゴルフ。北海道が発祥で、芝生の上でゴルフのように玉をホールに入れる運動は、北海道では高齢者を中心に絶大な人気があります。芝生の上を歩くスポーツとして、健康づくりにも大いに貢献しています。

 この北海道から東日本にかけて盛んなパークゴルフを、少しずつ西日本、そして日本中に広めたいのだそうです。芝生のプロを極めると、健康のプロに近づいてゆくようです。
 何事も一芸は極めたいものですね。

 元気な後輩の姿を見て先輩としてさらに頑張ろうという気になりました。

 今日も思い出横町での一杯なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする