北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

根室で釧路港をセールスする

2012-07-11 23:45:46 | Weblog
 今日は根室市まで出かけて、ポートセールスつまり、港をもっと利用してください、という営業を行いました。

 事前に根室市の長谷川市長を表敬訪問したところ、最近はベトナムへサンマを売り込みに行って、百数十トンのサンマを供給したそう。

 しかも今年はさらに売り先をフィリピンやシンガポールなど7カ国へと増やす予定で、今年サンマを送る量は千トンを超しそうだ、とのこと。

 かねがね、どうして根室市がベトナムの売り先へのコネクションを作ることができたのか、不思議だったのですが、次に商工会議所をお訪ねしてその謎が解けました。

 商工会議所では菊地専務理事さんとお話ができて、先ほどの疑問をぶつけてみました。

「根室市さんではどうやってベトナムの売り先を探せたのですか?」

 すると答えは、「根室市の課題である北方領土問題でお付き合いのある東京の組織に、商社出身でベトナムにも在住した経験のある方がいらっしゃったんです。その方を通じて、現地でビジネスをしている方を紹介してもらって、現地での売り先が開拓できました」というもの。

 人との出会いはある種の偶然なのですが、それをうまく生かせばビジネスでも成功することができます。

 またその偶然の出会いを活かさずにチャンスを逃すということもあるでしょう。

 ビジネスも元は人ですね。





    ※     ※     ※     ※     ※



 根室のサンマは釧路の港から海外に輸出されています。

 しかしサンマを新鮮な状態で国内移出するのには苫小牧港を使うことが多いのだと。

 そうした流通の流れを簡単に変えることは難しいかもしれませんが、釧路港の弱みは改善し、強みを生かすような工夫が必要でしょう。

 小さな改善を繰り返さなくてはいけません。

 
コメント
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