北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

アリのフライ

2012-07-10 23:48:11 | Weblog
 最近、釣りに行っても全く釣れない日々が続いています。

 キャストが悪くて気配を感じられてしまうのか、投げ入れるフライのタイプが合わないのか、それともそもそも魚のいないところにフライを投げ入れているのか…。

 どこか一つでも狂うと釣れないのがフライフィッシングの難しさでもあり、またチャレンジングなところとも言えそうです。

 たとえ釣れなくても、川を歩いて川を見つめ、同行者との会話の中で様々なヒントをもらうことは眼力を養う上では重ねなくてはならない経験に外なりません。

 多少のやせ我慢はありますが、試練の時を重ねましょう。


    ※     ※     ※     ※     ※


 これからの時期のために、様々なフライをまだ作らなくてはなりません。

 今回は、蟻のフライを教えてもらいました。





 ちょっと小さめの丸みの着いた針に、お尻に似たふくらみを作って、くびれも意識し、遠くから見えるようにラムズウールをつけます。

 ハックルと呼ばれる鳥の羽を上部に巻きつけて、常に上を向いて水に浮くように仕掛けます。

 糸を巻く方向や順番など、慣れないと一つ一つの工程をいちいち考えながら巻くのにも時間がかかります。

 何度か繰り返しながら、ようやく蟻に似せたフライができました。


 【まだお尻の形があまい】


「蟻を食うタイミングってあるものですよ。頑張りましょう」

 そういってフライの師匠には激励されましたが、季節の魚にぴったりマッチしたフライを求める旅路は長そうです。 

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 【釧路新聞『巷論』】 鯨とクジラの違いとは

2012-07-10 23:45:21 | Weblog
 釧路新聞の今日の「巷論」欄に私の原稿が掲載されました。
 
 タイトルは、「クジラで釧路のまちづくり」として、先月山口県下関市で開かれた「鯨フォーラム」に出席したときの様子を書いたものです。

 原稿を送ったのは先週のことですが、昨日になって担当の方から電話が来ました。

「小松さん、送っていただいた原稿なんですが…」
「はい、どうしました?」

「クジラを『鯨』と漢字で書いてくださいましたけど、普通新聞では『クジラ』とカタカナで書くんです。原稿をその用に修正しても良いでしょうか?」

 そういう慣例があるとは知りませんでしたが、新聞の紙面なので、慣例に従うことに異存はありません。

 しかし問題が…。

「漢字の鯨をカタカナに置き換えるのは結構ですが、文字数が合わなくなりませんか?大丈夫?」

 巷論の原稿は、14文字×59行と指定されているのですが、ワープロで書くときは、一行の文字数を考えながら打っているので、一文字を三文字にすると行数が変わったり、点の位置などのバランスが崩れる心配があります。

「ちょっと『てにをは』が変わりますけど治まりますよ」
「それなら結構です。よろしくお願いします」

 そうやってできたのが今回の原稿。クジラという釧路の歴史的アイデンティティを知識だけではなく、味の文化としても継承してゆきたいですね。

 
コメント (2)
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