北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

東京での要望活動

2012-07-27 23:18:57 | Weblog
 一日掛けた東京での地元要望活動が終了。

 私は午前中を市長達とは別行動で回り、午後に市長の班と合流。

 訪ねた省庁の部課等は一日で約30箇所以上に及びました。
 これらの予定は、全て若手の職員がお膳立て。先方へのアポ取りから各省の建物中では何階のどちらの棟に目的地があるかを詳細に調べ上げて、案内までしてくれます。

 各省庁の建物に入るだけでもそれぞれ警備と入館システムが異なるので、その用意も手間がかかるもの。

 おまけに、相手先での消費時間や移動時間も細かくスケジュール管理されていて、次のところへ行く予定は分単位。

 大事なことは、この要望活動をきっかけとして先方との関係性をメンテナンスすること。一定の時期に会っておかないと覚えてもらうことなど覚束ないものですしこちらも忘れてしまいます。

 しっかりと企画立てしてくれて、なおかつスマートに事を運んでくれた担当職員の努力に感謝します。


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 さて、そんな要望活動の会話の中で、「僕は先日釧路へ行ったんですよ」などという情報が入るとしめたもの。こちらに一定のシンパシーを持ってくれて、なおかつ土地勘もあるというわけ。

 なかには「私の叔母がついに釧路へ移住してしまいましたよ」などという特別な出来事がある課長さんまでいました。

「そうですか、釧路は最近涼しいことが評判になっていて、夏期の長期滞在が北海道の中でも群を抜いて多いと言うことが話題になりつつあるんですよ」
「まさにそれですよ! 十年くらい夏の間釧路で長期滞在をしていたんですが、ついに釧路駅近くのマンションを購入して移り住んでしまいましたよ」

 こういう方は大事にしたいものです。


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 また、今釧路が取り組もうとしている課題を扱っている課の課長に、私の大の仲良しの方が着任していることも分かりました。

 これはとってもありがたいことで、ありがたいというのはお願いを聞いてくれるなどという直接的なものではなくて、いろいろな判断のための情報が入りやすくなるという意味です。

 ほんのささいな情報を得るために、札幌の出先の方に伝え、それを本省の担当者に伝え、それが上司に上がっていって、考え方がその逆ルートで降りてくるというわけで、それだけのために実は情けないほど時間がかかるもの。

 おまけに伝言ゲームが繰り返される中で、途中に介在する仲介者の考え方や思惑が加えられたりすると、本当の真実から次第に遠ざかってしまうと言うことが良くあるのです。

 こういう情報の中枢に直接接触ができるということがどれだけ助かるのかは、この世界に身を置く者なら誰しもが感じること。

 本当に持つべき者は友達で、友達でいるためにも関係性の維持管理が大切になるのです。

 熱波の東京を走り回った甲斐がありました。関係の皆さん、お疲れ様でした。 



 【打ち上げはこいち祭が繰り広げられている新橋駅前でした】
 
コメント (2)
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