北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路と関西を結べ

2012-07-03 23:37:28 | Weblog
 今日から一泊二日で大坂の伊丹空港に来ています。

 午前の飛行機で羽田へ向かい、そこで伊丹空港行きへ乗り換えて午後3時過ぎに空港に到着。伊丹空港と釧路空港は7月13日から8月末までの一ヶ月半だけANAによる臨時の直行便が飛ぶのですが、まだこの時期は飛んでいないのです。

 この時期に伊丹空港へ来た訳は二つ。

 一つは、今週の日曜日から週末まで伊丹空港ターミナルビルでの一角で行われる観光・物産キャンペーンにいろいろとご協力頂いた事へのお礼。

 数多ある避暑地や観光地の地域間競争の中で、関西の人たちの目はつい西に傾きがちで、北へは足が遠のきがち。

 一度でも来てもらえれば、良いモノはよいと口コミが広がる関西人にはまず道東や釧路の魅力を改めて何度でもPRする必要があるのです。


 【パンフレットは人気ですぐなくなるのだ】


 そしてもう一つは、路線の運行期間の延長やさらには臨時便から定期便へステップアップという輸送人員の大幅な増強のお願いです。

 実はこの7月1日から、伊丹空港と関西国際空港(関空)とは経営統合がなされ、この両空港を一体的に考えることができるようになりました。

 現在北海道と関西圏との間にはANAが、関空から新千歳、函館、旭川、女満別、稚内という五都市を結び、伊丹空港から新千歳と釧路という二路線が運行しています。

 伊丹と関空のどちらがよいか、となると悩ましいところで、関西の国内需要を拾うには伊丹の方が便利ですし、海外からのインバウンド客ならば関空で入国してそこで乗り換えて一気に来るということも可能でしょう。

 ただここでチャンスなのが、伊丹空港には発着枠拡大の可能性が広がっていること。

 伊丹空港にはジェット機の200便とプロペラ機の170便という枠があるのですが、ジェット機枠はフルに埋まっている一方、プロペラ機枠はプロペラ機材が少ないこともあって余っているのが現状です。

 それを最近国土交通省が、「プロペラ機並みの低騒音ジェット機であればプロペラ機枠を使っても良い」という新しい方針を出したために、新しい航空路線枠を創設する気運が盛り上がっているのです。

 伊丹と関空の経営統合がなされた直後というのは、そういう意味でも真っ先に来た積極性をアピールするチャンスというわけ。

 釧路の涼しい夏や日本の中でも格別に豊かな自然、そして美味しい食材など、どれを取っても自慢なのですが、来られないことには始まりません。

 修学旅行や大学の合宿などもターゲットですが、これもまた輸送力次第です。

 手をこまねいているだけではなく、積極的なアピールで路線の新規開拓を進めなくては。




    ※    ※    ※    ※


 仕事を終えて、空港の最上階にあるレストランで食事をしていたら、噂には聞いていた金のしゃちほこをイメージして金色に塗られたANAのボーイング737が着陸してきました。

 別に名古屋便だけではなく、今では全国各地に飛んでいるようですが、実際に見たのは初めて。

 眼福眼福(笑)


 【すぐ後ろでANA機が離陸。すごいタイミングだ!】
コメント
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