大坂での二日目。午前中に伊丹空港ターミナルビルの所在する豊中市を表敬訪問。
豊中市は人口約40万人の中核市で、第1回の夏の高校野球大会が市内にある豊中グラウンドで行われたことから「高校野球発祥の地」を標榜しています。
伊丹空港からは国内28自治体へ飛行機が飛んでいますが、長距離の航空路線は関空に集中する国内政策のために、伊丹からの路線は大幅に縮小となり、一時は利用客が大きく落ち込みました。
関空ができたことで伊丹空港は廃止という前提がありましたが、かつて飛行機による騒音による訴訟など地域社会を大きく揺るがせた空港の存続問題も、低騒音化などによって社会環境が変わり、今では存続派が大勢を占めるようになりました。
そもそも空港周辺の人口で比べると、伊丹空港の方が圧倒的に多いのです。
関西からのお客様の拠点として、豊中市を始めとする関西自治体との連携を大事にして行きたいものです。
※ ※ ※ ※
続いて向かったのは全日空運輸株式会社さん。
こちらは路線をどう貼るかを航空会社として企画立案するところなので訪問先としても重要です。
こちらでも今回のターミナルビルでの「観光&食」フェアで道東への関心を寄せたいという話をしましたが、「実は関西の人たちの関心は今非常に九州に向いている」という話題が出ました。
その理由は九州新幹線の開通が大きな関心になっているからなのだそうで、やはりテレビや新聞、マスコミの関心が影響していることもあるでしょうし、そもそも関西には西日本の人たちが集まっているということも背景にあるようです。
しかしながらそうしたブームの陰で、北海道と沖縄はやはり圧倒的な吸引力を持っているそうですから、自信を持ちつつさらに魅力を発信したいところ。
「九州の強みの一つは、県境を越えると食の名物が変わるという事があげられると思います。また観光地間の距離が短いので、短時間で多くの観光名所を訪問することもできます」とは先方の方のご意見。
「それに比べると北海道は確かに美味しい食材が魅力ですが、札幌と函館と釧路でどのように食文化や名物が変わるか、と言うことには強い印象がありませんね」とも。
北海道が一枚岩で良い部分と、道内での差別化と地域間競争をどのように勝ち抜いて行くかにはもっときめ細かく、しかもそれが中央でも取り上げられるような力強い戦略が必要だと改めて思いました。
また、豊中市との会談でも話題になりましたが、関西からの旅行需要としては観光、ビジネスの他にも道東は、自然環境や北方領土、アイヌ文化など、修学旅行の行く先としてのポテンシャルが高い地域。
しかし関空経由で修学旅行を出そうとすると、関空まで移動するためには半日の移動時間のロスがあって、それゆえ遠くまで行きにくくなると言うハンデがあるのです。
しかも羽田などとの乗り継ぎとなるとさらに集団行動では手間がかかりますし、乗り換え先の飛行機の大きさも重要になってきます。
関西方面からの修学旅行を迎え入れるためには伊丹空港からの路線を貼ってもらうことがとても有利に働きます。
ポテンシャルが高いということをインフラが活かすためにはどうしたらよいか、こうした訪問を重ねてPRを続けつつ、季節便での搭乗率向上を目指さなくてはいけません。
「いつやるの?」「今でしょ」
「やればできる子」は今やらないとダメなのです。
豊中市は人口約40万人の中核市で、第1回の夏の高校野球大会が市内にある豊中グラウンドで行われたことから「高校野球発祥の地」を標榜しています。
伊丹空港からは国内28自治体へ飛行機が飛んでいますが、長距離の航空路線は関空に集中する国内政策のために、伊丹からの路線は大幅に縮小となり、一時は利用客が大きく落ち込みました。
関空ができたことで伊丹空港は廃止という前提がありましたが、かつて飛行機による騒音による訴訟など地域社会を大きく揺るがせた空港の存続問題も、低騒音化などによって社会環境が変わり、今では存続派が大勢を占めるようになりました。
そもそも空港周辺の人口で比べると、伊丹空港の方が圧倒的に多いのです。
関西からのお客様の拠点として、豊中市を始めとする関西自治体との連携を大事にして行きたいものです。
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続いて向かったのは全日空運輸株式会社さん。
こちらは路線をどう貼るかを航空会社として企画立案するところなので訪問先としても重要です。
こちらでも今回のターミナルビルでの「観光&食」フェアで道東への関心を寄せたいという話をしましたが、「実は関西の人たちの関心は今非常に九州に向いている」という話題が出ました。
その理由は九州新幹線の開通が大きな関心になっているからなのだそうで、やはりテレビや新聞、マスコミの関心が影響していることもあるでしょうし、そもそも関西には西日本の人たちが集まっているということも背景にあるようです。
しかしながらそうしたブームの陰で、北海道と沖縄はやはり圧倒的な吸引力を持っているそうですから、自信を持ちつつさらに魅力を発信したいところ。
「九州の強みの一つは、県境を越えると食の名物が変わるという事があげられると思います。また観光地間の距離が短いので、短時間で多くの観光名所を訪問することもできます」とは先方の方のご意見。
「それに比べると北海道は確かに美味しい食材が魅力ですが、札幌と函館と釧路でどのように食文化や名物が変わるか、と言うことには強い印象がありませんね」とも。
北海道が一枚岩で良い部分と、道内での差別化と地域間競争をどのように勝ち抜いて行くかにはもっときめ細かく、しかもそれが中央でも取り上げられるような力強い戦略が必要だと改めて思いました。
また、豊中市との会談でも話題になりましたが、関西からの旅行需要としては観光、ビジネスの他にも道東は、自然環境や北方領土、アイヌ文化など、修学旅行の行く先としてのポテンシャルが高い地域。
しかし関空経由で修学旅行を出そうとすると、関空まで移動するためには半日の移動時間のロスがあって、それゆえ遠くまで行きにくくなると言うハンデがあるのです。
しかも羽田などとの乗り継ぎとなるとさらに集団行動では手間がかかりますし、乗り換え先の飛行機の大きさも重要になってきます。
関西方面からの修学旅行を迎え入れるためには伊丹空港からの路線を貼ってもらうことがとても有利に働きます。
ポテンシャルが高いということをインフラが活かすためにはどうしたらよいか、こうした訪問を重ねてPRを続けつつ、季節便での搭乗率向上を目指さなくてはいけません。
「いつやるの?」「今でしょ」
「やればできる子」は今やらないとダメなのです。