北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌市内のすぐそこでワカサギを釣る

2017-02-05 23:35:03 | Weblog

 今日は札幌近郊のワカサギ釣りポイントとして、茨戸川河畔の「とれた小屋ふじい農園」さんに行きました。

 夏は自転車ガイドのIさんが、冬はワカサギ釣りガイドとして活動しているのですが、今日はこちらで観光客の皆さんをガイドしていると聞いて、ワカサギ釣りガイドの現状や釣りポイントを知りたくてやってきたのです。

 ところがこの「とれた小屋ふじい農園」さん、スマホのナビを使って行ってみたら、川のないところへ案内されました。

 どうやら市民農園も経営しているようなので、そちらへ案内してしまったよう。

 実際のワカサギ釣りポイントは、ペケレット湖の東側に位置する場所で、ふじい農園さんが、農園の土地を駐車場やトイレとして管理しながわワカサギ釣りのための道具などを用意しているというわけ。

 茨戸川では、ずっと下流で国道231号線沿いの「川の博物館」やサーモンファクトリーがあるあたりの裏手の川でワカサギ釣りをしている人を見かけたことがありましたが、こんなに上流部にも釣りポイントがあるとは知りませんでした。

 しかもこの道路は私自身が旭川方面へ移動するときによく使う裏道で、実は何度も目の前を行き来していたのです。関心がないと、目に映っていても見えないものなんですね。


          ◆ 

 
 ふじい農園さんの受付で駐車料金500円を払って車を止めると、川へ降りて釣りをするのは無料。

 凍った茨戸川の上にはふじい農園さんが用意したビニールハウス小屋が何棟も建てられていて、レンタル料金を払えばこの中で釣りをすることができます。ちょっとだけワカサギ釣りを体験したい、という向きにはお勧めですね。

 今日こちらで観光ガイドをしていたIさんによると、「半日でワカサギ釣りを体験したいという観光ニーズがものすごく増えていて、そういう人たちにはとにかく札幌近郊の距離範囲にあって、体一つ持って行けば道具やテントが簡単に借りられて、そのうえある程度の釣果も期待できるという場所がこれまでほとんどなかったので、こちらができて大いに利用させてもらっています」とのこと。

 ガイドには知人のM君もサポートで来ていて、こちらは自前のテントの中で天ぷらの用意中。

 釣れたワカサギはこちらで食べることができるとのことで、自分で釣ったワカサギをその場で食べられたら思い出がさらに深くなることでしょう。

 
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 ワカサギ観光のニーズはうなぎのぼりに増えているそうで、そのわけを尋ねるとIさんは、「テレビのおかげじゃないでしょうか。今はどのテレビ局を見ていてもワカサギ釣りの話題を流していますから、『やってみたい』という人が増えるんだと思います」という返事。

 私も何カ所も釣り場を見て歩いていても、本格的に「釣るぞ!」というコアな釣り客もいますが、家族連れや若いグループなども同じくらいの比率でいて、レンタル釣り道具を片手に釣り場へやってきては、笑い声や歓声を上げて釣りのひと時を楽しんでいるようです。

 簡易テントの数が増えたり、レンタル道具の充実、管理棟やトイレ、駐車場などの釣り場周辺のインフラの充実によって、コアな釣り需要というよりも、手軽に自然と遊べるシーンを上手に作れているという印象です。


 しかし昨年北海道を襲った大雨台風被害によって、河川環境は各所で大きく変化していると聞きます。去年までは釣れていた場所でも土砂の影響で釣れなくなったというところも多いようです。

 早く元の環境を取り戻すよう、自然の懐の深さに期待したいところです。


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 さて、私たち夫婦の釣りの方は、二人でようやく50匹といったところ。もちろん妻の方が多く釣っております(笑)。

 今日で三週連続週末はワカサギ釣りという暴挙が続いていましたが、おかげで、多少はワカサギ釣りと言うものがどういうことかおぼろげに分かってきました。

 ガイドブックを何度読み返すよりも、現場で実際にやってみることで初めていろいろなことが分かってくるものですね。

 あとは釣れた魚の味比べをしてみようと思います。

コメント
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