ルースキー・テーレムというサハリンの舞踊団は、年二回稚内市役所の事業で招かれて、副港市場を舞台にして「稚内サハリン館」という名称の無料コンサートを開いています。
稚内観光をしたのだったら、ぜひとも夕刻に副港市場を訪ねて彼女たちのパフォーマンスをご覧になってほしいものです。
今日はそんな彼女たちが、稚内観光協会の方とともに、稚内の宣伝と道庁の表敬訪問のために、札幌を訪れてくれました。
ロシア語の通訳をしながらこのプロジェクトを支えているN君から「明日札幌へ行きます。大通ビッセで道行く人にパンフレットを配って歩きます」と連絡があったので、時間に合わせて出かけてきました。
いつも見かける安定のメンバーのほかに、今回からは踊りを担当する子が新人の女性二人になったそうで、新しい顔ぶれでのパフォーマンスを見てみたいところで、とても懐かしく思いました。
「今日の札幌の宣伝では歌や踊りはないのですか?」と訊いてみるとN君は「ええ、ちょっと音が出せない場所での宣伝なので、今回は歌はないんです」とのこと。
「歌の一曲も聞いてもらえると、実力のほどがすぐにわかるんだけど、残念ですね」
彼女たちは、お約束のロシア民謡はもちろん、ちゃんと日本の名曲を美しい日本語で歌ってもくれたりもするプロの実力は、飽きさせないステージを披露してくれます。
この冬の公演は2月15日から3月15日までの一か月間だそうですから、流氷観光もできそうですし、ぜひ稚内へお出かけいただきたいと思います。
ライブでそれも無料で本格的ロシア舞踊が楽しめるなんて、稚内にはすごい観光素材があるんだ、と感心しているのは私だけかなあ。
稚内赴任中に一度だけサハリンへ旅行してきましたが、「一番近いヨーロッパ」というキャッチフレーズがいいですね。
いつかサハリンのワイルドなサケ・マスの釣りに行くぞ!