北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

アイツに会えなきゃコイツに会いに行くさ

2017-02-25 23:52:56 | Weblog

 昨夜は網走のホテルに宿泊して、まちなかの居酒屋さんへと繰り出しました。

 お酒も酒の肴も良質で、さすがは網走と感心。流氷への名残が少し晴れたかな。

 
 …といいながら、最後のあがきで、今日の朝一番に網走観光センターに電話をして、「もしかして、今日の朝一番のオーロラ号なら流氷は見られませんか?」と尋ねてみました。

 答えは、「残念ながら、浮いている氷は見れますが、流氷の本体は遠ざかっちゃったんですよね」というもの。

 残念ながら、『またいらっしゃい』というサインなのだと受け止めましょう。


 それならそれで、こちらも旅の方向性を切り替えます。網走と言えば、やはり網走湖でのワカサギ釣りは欠かせません。

 単にワカサギ釣りというレジャーだけではありません。網走湖は道内一のワカサギの水揚げを誇り、ここのワカサギの卵が出荷されて全国のワカサギ漁を支えているといっても過言ではないのです。

 スーパーへ行くと、この時期にワカサギが売られていますが、たいていは網走湖産が多いはず。ぜひ今度は産地も見てみてください。


          ◆  

 

 さて、そんなワカサギのメッカともいえる網走湖へようやく来ることができました。

 晴れ上がった土曜日とあって、湖にはかなり多くのテントが張られています。親子連れや友人同士のグループが多いようで、皆さん楽しそうです。

 私の車には、ワカサギ釣りができるように、ワカサギ釣りセットをソリに積み込んであるので、これを車から降ろすとすぐに湖面へと向かいます。

 管理事務所で料金を払いますが、大人一人800円はリズナブルですね。

 ちょうど事務所の方が出てきたので、「今日はどのあたりが釣れますかね?」と訊いてみました。

 すると、「そうですねえ、集金に歩きながら聞いてみたら、ここから遠い方が釣れてるという話でした。誰もいないところへ行ってみたらいいんじゃないですか」とのこと。

 こういうちょっとした話しかけ情報が釣果に大きく影響するかもしれないので、まずは情報収集です。


 言われた通り、集団のいるところからできるだけ離れたところに陣取って、まずは5センチほど積もった雪を取り除いてテントを張るスペースを確保。

 この中に、ドリルで穴を三個開けるのが我が家流なのですが、氷が思いのほか厚くて驚き。

 30センチくらいかと思ったら、1メートルほども削らないと水に達せず、途中に固いところと柔らかいところが交互にありました。

 こういう状態だとテントのペグが効かないので、今度からはいろいろと対策を考えないといけないかもしれません。


 なんとかテントを設営してテントの中で我々なりの釣りのシステムを整えます。

 全部の用意ができたのが9時40分で、大体15時までの5時間勝負です。


 しかしさすがはワカサギのメッカ、網走湖。まずはすぐに妻の仕掛けにヒットして、幸先は良いぞ。

 水深は1.6メートルとそれほど深くはありません。糸を巻き取るのにそれほど時間はロスしないので、手返しという、餌をつけたり魚を外したりする腕勝負と言う感じです。

          ◆  


 釣りはじめは妻の方にヒットが続出しましたが、途中からは私の竿に一投一匹という状態に。

 大きさや型にはばらつきがありますが、とにかく数が釣れるという点ではさすがの網走湖です。お昼の時間帯にちょっとかかりが悪くなりましたが、あとは本当にコンスタントに釣れてくれます。

 
 結局、5時間勝負で、私が109匹で妻が75匹と言う成績。まだまだ爆釣というわけにはいきませんが、初めてのいわゆる「束(100匹)超え」です。魚がいさえすればなんとか釣れるようにはなりました。

 問題は魚がいるかどうか、ですが、これは永遠の課題ですね。しかしさすがの網走湖です。


 網走から帰ってくる途中は各所で猛吹雪で高速道路は一部通行止めで怖い思いをしました。冬道の安全安心を守ってくれている、道路の維持部隊に感謝です。

 

コメント
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