明日は久しぶりに長野県の安曇野へ行ってきます。
安曇野は、松本市を南端とする松本盆地一帯を指す地域のこと。
歴史的には海神である福岡当たりの綿津見命を祖とする氏族で、大体が海沿いに北上してきたと思われるのですが、川を遡ったのか、標高800mほどの松本盆地にもその名を残しています。
今は安曇野市となった旧穂高町にある穂高神社にはお船祭りという、船同士をぶつけ合う勇壮な祭りが伝わっていて、高原の土地柄ながら、海とのかかわりが随所に見られ、摩訶不思議な歴史があるんでしょうね。
そんな安曇野地域ですが、平成9年から11年までの約3年間を国営アルプスあづみの公園事務所長として過ごし、初期の公園づくりに携わったのはよい思い出。
明日はその当時に一緒に苦労した人たちが集まるというので、声がかかって同窓会をしてこようというのです。
安曇野を離れて十数年が過ぎていますが、いまだに声がかかるのがうれしいところですね。
それにしても安曇野は本当に素敵な土地でした。
北アルプスの山並みはきれいだし、自然は豊富で蕎麦がうまい。
ただ一つ大変だったのは、住民の人柄のクセがすごいこと(笑)。
権威には反発し、自分自身の目で人品骨柄が試されます。しかし日常の態度や行動でひとたび受け入れてもらえると、もうなんでもOKのような、はっきりしたところもあります。
逆に受け入れられないとなると、人付き合いは相当難しいだろうな、と思う地域でもあります。
さて、どんな風に変わったでしょうか。
僕の思い出にある安曇野は、17年前のもの。冒頭の写真は、10年前の松本駅です。変わったのでしょうか。