3年に一度開催している、中学校3年生の時のクラス会が旭川でありました。
今年還暦という歳回りの我々ですが、今日も17名と当時の担任の先生(79歳)も参加してくれました。
この歳ともなると、話題は孫か親の介護か定年か体の痛みばかり(笑)。でも楽しいことには変わりはありません。
友人たちはいろいろな職業についているので、それぞれの世界には興味深いことばかり。
認定こども園を経営している女子友達がいます。
その人に「最近の子供たちと昔の子供たちの違いなんて感じる?」と訊いてみると、「感じるねー」と、言いたいことがたくさんありそう。
「一番大きな変化は何?」
すると彼女は「体幹が弱くなっていると思う」とのこと。
「体幹って体の中心の筋力ってこと?」
「そう体幹が弱いから、すぐに机に突っ伏したり、背もたれにぐたっと体を預けちゃう。つまりは忍耐力が弱くなるんだと思うのよ。これってそのまま小学校にあがると、45分とかの授業を受け続けられないから、こども園のうちにできるだけ体力をつけさせようと思うんだけど…」
「どうしてそうなるの?」
「やっぱり遊ぶことが少ないからかなあ。あとは日常の家庭生活の中で、背筋を伸ばしていることが大事だと薄れているこという価値観が少なくなっているとかね」
「それを改善させるにはどうしたらいい?」
「業者さんが最近持ち込んでくるのは、『背もたれのない椅子を使ったらどうか』という話。背もたれがあるからすぐにぐたっとそれに頼ってしまうので、それをなくせば、少しは我慢して背筋を伸ばさざるを得ないのかもしれない」
数が少なくなっている子供たちを健全に育てるのは大変ですが、そろそろ我々も、次世代を育てることに貢献する必要があるかもしれません。
子供が弱くなっているなんて、残念なことですね。できることは何でしょうか。