北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夢の国は否定しない ~ ディズニーシーで気づいたこと

2018-01-16 23:52:31 | Weblog

 

 ディズニーリゾートの旅の二日目。今日はディズニーシーで一日を過ごしました。

 昨日も、ディズニーのおもてなしの心遣いについて気が付いたことを書きましたが、今日もいろいろと興味深い場面に出会いました。

 朝の開門の前に、キャストの方から「門が開いても、安全のために走らないでください」と言われていました。

 実際に門が開くと、キャストが「走らないで」というプレートを持ってゲストを誘導していますが、その表現が英語では「Please walk」となっています。

 面白いと思ったのは、"Don't run"と書かずに"Walk"と書いてあること。夢の国では「~をするな」という否定の命令を避けて、「歩いてね」と肯定文でのお願いにしているところに気遣いを感じました。


       ◆ 


 それともう一つ。ディズニーのアトラクションには、「ファストパス」という、順番を飛び越えて早くライドに乗れるサービスシステムがあります。

 これは、あらかじめファストパス発行所へ行って、一時間の幅で予約ができるものです。

 たとえば、10時にあるアトラクションのファストパスとして「12時40分~13時40分」という時間が記載された券が手に入ります。

 これを指定された時間内に持ってゆくと、ファストパス専用入り口からライドの近くまで待たずに移動することができ、短時間で乗り物に乗ることができます。

 で、今回の我々のように、四人で孫二人の面倒を見ているという場合などは、二人が乗って二人が待っているという状態になります。

 このときに、ファストパス入り口にいるキャストに相談すると、「アトラクション交代カード」というカードをくれて、これを提示すると、ファストパスよりもさらに早く前に進めるという特典があります。

 グループが少しでも早く次のアトラクションに行けるように、という配慮でしょうけれど、こうした気遣いとそれを実現するシステムを実現しているのが立派です。

 理念や理想を唱えるだけではなく、実行に移す強い覚悟が立派だと思います。
 
 景観づくりやゲストにとっての風景の感じ方など、もっと面白いことも思ったのですが、それはまた別な機会にいたしましょう。

 二日間にわたってのディズニーリゾートの旅。楽しいし勉強になる時間でした。
 

 

 

 

コメント
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