こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

いつかふたりは二匹

2005-08-04 00:00:00 | 未分類
西澤保彦さん『いつかふたりは二匹』を読み終えました。

主人公の僕、智己は、小学六年生。
眠っている時に、なぜか猫に憑依することができるという特技を持っている。
猫のジェニィであるときの僕は、実藤さん家の犬ピーターと友達だ。
僕の住む柚森町では、昨年、児童の誘拐未遂事件が起こり、最近まで、集団登下校が義務づけられていた。
五月の大型連休も平穏無事にすみ、町は平和を取り戻していた。
そこに、新たなる殺人未遂事件が発生。目撃者によると、昨年と同じ犯人の仕業と思われる。
僕は、猫として行動することで、真相究明にいどむことになる。

とまぁ、こういう話なのですが、猫として犯人をつけているうちに殺されかけたり、
今回の事件の意外な真相が見えてきたりと、子供向けでありながら、人の暗黒面を見せられたり、
ハラハラさせられて、でも、読後感としては、しんみりさせられる、いい物語だったと思います。

コメント
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